産毛の見た目や化粧ノリのことを考えるときれいにしたいわ。でも家庭用脱毛器を使って家で脱毛ってできるのかしら。
自分でやる顔の脱毛は、脱毛器をきちんと選んで正しい方法で行うのがポイントよ。
脱毛する前に知っておきたい脱毛器の基礎知識
家庭用脱毛器は、電気シェーバーや毛を引き抜くタイプの脱毛器と何が違うのでしょうか。 家庭用脱毛器の脱毛方法や、ほかの脱毛との違いを説明します。家庭用脱毛器の脱毛方法とは?
家庭用脱毛器の脱毛方法は、主にフラッシュ脱毛や光脱毛と呼ばれるものと、レーザー脱毛に分けられます。 フラッシュ脱毛や光脱毛・レーザー脱毛は、毛根の黒い部分に光を当てて熱ダメージを与える脱毛方法です。 これらの脱毛方法は、ダメージを与える部分や熱でダメージを加えることは同じですが、照射の波長が異なります。 照射して毛根にダメージを与えると数日でホロホロと毛が抜けてきますが、しばらくするとまた生えてきます。 このサイクルを繰り返すことで毛の生え方がスピードダウンするのです。 回数を重ねると毛がない期間が長くなり、数カ月経てば肌に毛がない状態にまでケアすることが可能です。医療脱毛クリニックや脱毛サロンの機械と家庭用脱毛器の違い
医療脱毛クリニックや脱毛サロンの機械と、家庭用脱毛器の大きな違いは出力の大きさです。 フラッシュ脱毛は脱毛サロンと同じような方式、レーザー脱毛は医療脱毛と同じような方式で毛根にダメージを与えますが、照射のパワーが異なります。 家庭用脱毛器は、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで使われる機械よりも低出力で設計されていて誰でも簡単に使えるように設計されています。医療脱毛は、医師や看護師が常駐していないと施術ができないような強いパワーの機械を使用しているのよ。
プロしか使えない機械は、それなりにパワーがあるってことね。
顔脱毛に合った家庭用脱毛器の選び方のポイント
家庭用脱毛器であればすべて顔に使えるとは限りません。 顔への使用が推奨されていない機種も存在しますし、顔の脱毛には向いていない形をしているものもあります。 顔脱毛に合った家庭用脱毛器を選ぶ際のポイントを説明します。顔への使用が可能かどうか
まず顔に使える脱毛器であることが明記されていることがポイントです。 さらに、顔の中でも使用できる範囲が異なるため、自分が脱毛したい範囲が含まれているかどうかのチェックも大切ですよ。 家庭用脱毛器には顔全体の脱毛が可能なものもありますが、「〇〇部を除く」といった表記がされていることもあります。 自分が脱毛したい部分が脱毛器の適応外だとしたら、脱毛できませんよね。 そのためにも、顔の脱毛が可能か、可能であれば顔脱毛ができる範囲を確かめるのは重要なポイントです。照射レベルが変えられるなど肌にやさしいか
照射レベルが変えられるものであれば、顔に負担の少ない弱いレベルから使用できます。 もし照射レベルが変えられない脱毛器だとすると、顔にとって強いレベルの照射をしてしまう可能性があり、肌荒れなどを起こすことがあります。 照射レベルが変えられない脱毛器は肌への負担が大きいため「赤みがひかない」「顔のヒリヒリが収まらない」といったことも。 家庭用脱毛器には肌の色を自動で判別して照射レベルを変えてくれるものもあるので、顔の脱毛には「照射レベルが変えられる」もしくは「自動判別機能」がついた脱毛器を使いましょう。照射部分が小さいか
脱毛器によっては、照射部分が大きく細かい部分の処理が難しいものもあります。 顔は、鼻の下や口の周りなど細かい部分が多いので、照射部分が小さい方がやりやすいです。 脱毛器によっては、照射部分が肌に密着していないと処理ができないということもあるので注意してください。 顔以外のパーツも脱毛したい!という人は、照射部分が小さいのは非効率になるので、ほどよい大きさの脱毛器を選びましょう。 照射部分を付け替えられるものを選ぶのもおすすめですよ。どれくらいのコストがかかるのか
照射部分のランプは、決まった回数を打ち終わったら効果がなくなる消耗品です。 照射可能回数はランプによって違いがあるので、いろいろな商品を見比べてくださいね。 照射回数が多ければ長持ちしますが、少ないと早く使い切ってしまいます。 また、脱毛器によって照射部分のランプをカートリッジで交換できるか、本体と一体になっているのかが異なります。 本体一体型だと、その度に購入する必要があるので、コストもかかり処分の手間も増えてしまいます。脱毛以外も!家庭用脱毛器を顔に使うとこんなメリットがある
家庭用脱毛器で脱毛すると、毛がなくなることによって得られるメリットがいくつかあります。 毛がなくなること以外のメリットとはどのようなものか、具体的に紹介します。毛がなくなって化粧ノリがよくなる可能性も
顔の毛は目立たなくても凸凹があるため、ファンデーションが顔に密着しにくい状態です。だから顔のシェービングをした後は化粧ノリがいいのね。
化粧くずれの予防にもなります。
肌が明るくなることで気持ちも上向きに
顔の産毛とはいえ、毛の色は淡い黒色がほとんどなので、脱毛によって毛がなくなれば顔全体が明るくなります。 また、毛がなくなると毛穴部分に汚れが溜まりにくくなることから、毛穴の黒ずみが目立たなくなることも期待できますよ。肌の色が明るく見えると気分がよくなるわよね。自分に自信が持てると気持ちが前向きになるし、いいことずくめだわ!
シミが見えにくくなるかも
家庭用脱毛器によっては、カートリッジの付け替えで美顔効果を期待できるものもあります。ほとんどの商品の公式サイトには美顔とだけ銘打って、何に効果があるのかははっきり明記されていません。口コミの情報が手がかりになりそうです。
中にはシミが薄くなったという人もいるわ。光の作用で肌の代謝が上がることも考えられるわね。
根気よく続けられる人は試してみる価値があると思います。
顔脱毛の効果を上げる家庭用脱毛器の正しい使い方
実際に顔の脱毛を家庭用脱毛器で行うには、どのように使えばよいのでしょうか。脱毛器を用意していきなり照射するのはNGです。具体的な方法を説明しますので、まずはしっかり準備から始めましょう。
照射する前の準備
まずは顔の脱毛をする前日に顔の産毛をシェーバーで剃って、毛根に効率よくダメージを与えられるように処理をしておきます。 前日に行う理由は、肌の負担を短時間で多くかけないため。 脱毛器を使う直前にシェーバーを使うと、肌がこすれて多少なりとも刺激を与えてしまいます。 脱毛器の使用も肌に負担がかかるため、肌へのダメージを分散させてトラブルを回避させたいという理由です。 脱毛する当日は、脱毛の妨げとなるメイクや日焼け止めなどを落とします。 化粧水や乳液も脱毛の妨げになるので、何も塗っていない状態にしましょう。 サングラスは脱毛器に付属されていいないものもあるので、ない場合は照射のときに目をつむるだけでも大丈夫です。脱毛器の使い方
- 冷却パッドや保冷剤などで照射箇所を10秒ほど冷やす
- 初めて顔に照射する際は一番低いレベルで照射を始める
- 照射箇所を冷却パッドなどで冷やす
- 2~3を繰り返す
- 照射が終わったら保湿をする
効果を上げる使い方のコツ
家庭用脱毛器で顔の脱毛の効率を上げるコツは、肌のケアとスケジュール管理です。 自分自身で行う脱毛は、サロンやクリニックとは違い自分でスケジュールを管理する必要があります。 いくら時間の都合がつくからといって、毎日脱毛するのはよくありません。 肌への負担や毛が生えるサイクルから見ても、脱毛は最低でも1~2週間はあけるようにしましょう。 取扱説明書に脱毛のスケジュールの例が載っていれば、まずはそれに沿って行いましょう。 脱毛の効率をあげるもう1つのコツは、ケアを怠らないことです。 脱毛後の保湿や冷却はもちろん、普段の生活でも日焼けをしないようにする、ニキビを作らないような食生活や睡眠に気をつけるといったことも大切です。顔脱毛を家庭用脱毛器でやるときの頻度はどうすればよい?
顔脱毛に限らず、家庭用脱毛器は自分で脱毛スケジュールを管理する必要があります。 脱毛器の取扱説明書に詳しく載っていれば、それに従うのがベストです。 では、詳しく載っていない場合や、事前に知っておきたい場合はどうしたらよいでしょう。 家庭用脱毛器を使う頻度について解説します。1カ月にどれくらいの頻度で行うのがベスト?
上でもお伝えしましたが、最初の1~2カ月は2週間に1回行うのがいいでしょう。 特に、顔は洋服などで隠すことができない部分であるため、脱毛以外でも外からの刺激を受けやすい場所です。 脱毛の頻度が高いと次の脱毛までに肌が受けたダメージを回復させるまでの時間が足りません。炎症がおさまらないうちに脱毛すると炎症が続いたままになってしまうのね。
生理中の期間はどうすればよい?
生理期間中は肌が敏感になっているためできれば避けたい時期です。 生理中はニキビができやすいという人も多いのではないでしょうか。 肌が敏感になっていることから痛みも感じやすいため、生理が終わってから脱毛を再開した方がストレスもたまりにくいですよ。家庭用脱毛器で顔の脱毛をした場合は効果が出るまでにどれくらいかかる?
では、上の章の通りに家庭用脱毛器で脱毛を進めた場合は、どれくらいで効果が出始めるのでしょうか。回数の目途が立てば、大事な用事に合わせて数カ月前から準備できるわよね。
家庭用脱毛器で効果が出るまでの回数と期間
家庭用脱毛器で顔脱毛を上の章のスケジュール通りに行った場合は、6~8回ぐらいで毛が減ってきたと実感できることが多いです。 2週間に1度のペースだと3~4ヶ月くらい経ったあたりですね。 すぐになくなると思っている人は効果が出るまでに時間がかかるため、不安になってしまうかもしれませんが、これくらいが通常の期間と考えましょう。家庭用脱毛器での脱毛は、トラブルに気をつけながら根気強く行うのがポイントです。
家庭用脱毛器で永久脱毛は可能?
家庭用脱毛器での脱毛は顔だけにかかわらず、永久脱毛はできません。 永久脱毛ができるのは、医療脱毛のようなパワーが強いものに限られます。 また、顔に生えている産毛は毛が細いため、家庭用脱毛器だと毛根のメラニンに反応しにくいという特徴があります。 そのため、光に透かさないとわからないような白っぽい毛や、極細の毛には効果が表れにくいのです。 とはいえ、家庭用脱毛器も回数を重ねれば毛が生えるペースが格段に遅くなるため、数カ月は毛の生えない状態が望めます。脱毛器を顔に使用した際に気をつけるべきこと
家庭用脱毛器はサロンやクリニックの機械に比べて、照射パワーが弱いことはお伝えしましたが、肌への負担は少なからずあります。 家庭用脱毛器を使ったあとに、肌のトラブルを引き起こさないためにも気をつけることがありますので、しっかり守ってくださいね。日焼けやこするといった肌への負担はかけないこと
肌への刺激を極力減らすために、日焼けや強くこするようなことはやめましょう。 日焼けは日光による刺激で肌を炎症させます。 脱毛も同様に肌を炎症させているので、肌には負担がかかり過ぎてしまいます。 こするのも同じように肌への刺激がとても大きいので、洗顔の時にブラシを使ってこするなどといったことはやめましょう。乾燥を防ぐための保湿はマスト
脱毛後の肌は日焼けをしたときと同じように熱を持った状態です。 熱を持った肌は水分が蒸発しやすいため、乾燥しやすくなっています。 肌が乾燥すると外からの雑菌などを防ぐバリア機能が衰えてしまうため、保湿は必ず必要です。 健やかな肌の状態を保つために、脱毛期間中は常に保湿を心がけるようにしましょう。顔の脱毛におすすめの家庭用脱毛器3選
ケノン
ケノンは家庭用脱毛器の代表的な商品といるほど、よく知られた商品です。 ケノンは体以外にも顔の脱毛も可能で、効果を実感できている人も多い人気商品。 たくさんの人に支持されている理由は、やはり脱毛効果が高いからといえるでしょう。 ケノンの特徴はカートリッジ交換タイプで、照射レベルが10段階と幅が広いこと。 1つのカートリッジで300万発の照射ができるので、自分だけならカートリッジ1つでも十分足りますが、家族や友達と本体をシェアしたい人は、カートリッジを別で購入することで照射部分を気にせずに数名で使えます。 美顔機能がついたカートリッジも別売りで購入できるので、汎用性が高い商品です。 付属品にサングラスや保冷剤がついてくるので別で購入する手間も必要ありません。 取扱説明書はイラスト付きで分かりやすく、使い方が丁寧に載っているのも安心ですね。価格 | 69,800円 |
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脱毛方式 | フラッシュ方式 |
主な機能や特徴 | カートリッジは交換型 照射レベル10段階 電源アダプター使用 |
射可能回数 | カートリッジ1つで300万発※ |
1カ月の使用頻度 | 4回(1週間に1回の使用を推奨) |
顔の脱毛範囲 | 鼻から下を推奨 |
※レベル10で50万発
トリア
トリアの主な特徴は、家庭用脱毛器唯一のレーザー方式を採用していること。 レーザーはフラッシュと異なり、光が拡散されないためピンポイントに光を当てられます。 光が拡散しないため、サングラスが不要というのもフラッシュ脱毛とは違います。 見た目も特徴的で、照射部分が小さいのもポイント。 顔の脱毛のような細かい部分にはピッタリで、細かい部分も逃さず処理ができますよ。 小鼻の周りや口の周りなど照射しにくいところに当てやすいため、顔の脱毛にはピッタリの商品です。価格 | 48,000円 |
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脱毛方式 | レーザー方式 |
主な機能や特徴 | 照射レベル5段階 家庭用脱毛器唯一のレーザー方式 充電式 |
照射可能回数 | 照射上限なし |
1カ月の使用回数 | 2回(2週間に1度の使用を推奨) |
顔の脱毛範囲 | 鼻から下を推奨 |
LAVIE 家庭用エステ脱毛器 LVA600
LAVIEは顔の照射範囲が限られていない点が大きなポイントです。 鼻の下の脱毛を推奨する商品が多い中で、特に推奨範囲がないのはメリットともいえますね。 髪の生え際からおでこにかけての産毛が気になるときも、LAVIEであれば脱毛が可能ですよ。 また、LAVIEは照射する部分のハンドピースが軽くて小さいサイズのため照射部分を肌に当てやすのも特徴です。 カートリッジ1個当たりの照射回数はケノンに比べるとかなり劣りますが、回数はそれほど必要ない、数名で使いまわししたいという人にはおすすめです。 美顔用のカートリッジも別売りで販売されています。価格 | 54,780円(脱毛基本セット) |
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脱毛方式 | フラッシュ方式 |
主な機能や特徴 | 照射レベル7段階 ハンドピースが110gと軽量 カートリッジ交換型 電源アダプター使用 |
照射可能回数 | レベル1で10.5万回※ |
1カ月の使用回数 | 2回(2週間に1度の使用を推奨) |
顔の脱毛範囲 | 特に推奨範囲はなし |
※レベル7で5,000回
顔に使えない脱毛器を顔に使ったらどうなるの?
顔への使用がすすめられていない脱毛器でも、仕組みが同じなら顔に使っても大丈夫かなって思っちゃうけど…。
肌へのダメージが大きい
体専用の脱毛器の場合は、照射パワーが強めに設定されていたりパワーの調整ができなかったりします。 そのような脱毛器で顔の脱毛を行うと肌が耐えられないくらいのパワーを受けてしまい、「肌の赤みが引かない」「ヒリヒリした感触が取れない」といったことも。 脱毛はパワーが強ければいいというわけではなく、脱毛の部位に合ったパワーで照射することが大切ですよ。照射範囲が合わないこともある
顔への使用がすすめられていない脱毛器は照射部分が広いものが多いです。 足や腕といった凹凸が少なく、照射範囲が広いことで脱毛効率が上がるような場所であれば問題ありませんが、顔は細かい部分が多い場所です。 照射部分が大きいのに脱毛したい部分が小さいと照射範囲が合いません。 また、肌に密着できないと安全センサーが働いて照射ができないといったこともあります。光が出れば照射できるってわけじゃないのね。
脱毛部位に合わせた機械を使うからこそ、脱毛の効率を上げられてトラブルを減らせるということも覚えておいてね。
家庭用脱毛器を使った顔脱毛できれいな肌をゲットしよう
脱毛器を使った顔の脱毛について解説しました。 家庭用脱毛器を使った顔脱毛は、照射パワーやアフターケアが大切であることが分っていただけたと思います。顔の毛は細くて太い毛よりも効果が見えにくいこともあるけれど、肌のことを考えながら根気よく続けるのが成功へのコツですよ。