脱毛サロンによる介護脱毛の一般的な料金と脱毛箇所の費用を解説

にわかに介護脱毛が注目され始めた近年。介護脱毛初心者向けにその料金と費用相場を中心に、サロンとクリニックの違いなどにも触れています。
脱毛サロンによる介護脱毛の一般的な料金と脱毛部位の費用を解説

サロンでの介護脱毛で掛かる料金

サロンでの介護脱毛は、サロンによって設定されている料金は異なります。
また、脱毛部位別に料金も設定されていますが、これもサロンによって料金は同じではありません。
ここでは一般的なサロンの料金相場と、脱毛部位による費用相場を紹介します。

一般的な料金相場

サロンでの脱毛は、サロンごとに料金設定は異なりますが、大きく3つのプランに分かれています。
全身脱毛の場合での料金相場を見ていきます。
一般的に、全身脱毛には「VIO脱毛」と「顔脱毛」が含まれています。
そして、この2つを含んだ全身脱毛での料金には、大きく3つのプラン設定があります。

主にこの3つのプランになります。
どのプランがお得かは、脱毛したい部位が多いか少ないかによっても変わってきますが、まず3つのプランの相場を紹介します。

プラン	脱毛部位	料金相場
回数制プラン(必要回数のみ)	全身・VIO・顔	6回・146,084円
月額制プラン(月々定額)	全身・VIO・顔	全身1回あたり23,697円
通い放題プラン(無制限)	全身・VIO・顔	415,655円

次に、今脱毛サロンでおすすめの人気サロン3社で比較してみます。

サロン名	回数制プラン	月額制プラン	通い放題プラン
キレイモ	10回・217,800円	月々13,612円	396,000円
ストラッシュ	/	月々4,400円	(半年)198,000円 通い放題EP(半年)227,000円
銀座カラー	6回・102,300円	/	449,900円

すべて、税込の価格です。
この3社の料金で言いますと、「銀座カラー」の6回コースが一番安いプランになっています。
「キレイモ」は通い放題で39万～なので、10回コースよりはお得だと思います。
回数制は、10回以上になった場合に通い放題の価格より高くなる可能性がありますね。
また月額料金だけを見ると、「こっちの方がお得じゃない？」と思いますが、一番大事なことは「月々」ではなく、「総額」で考えることです。
総額で計算すると、相場より高くなる可能性もあるので注意が必要です。

《〇ヶ月無料！》の落とし穴

よく「5ヶ月無料」とか「12ヶ月無料」と打ち出しているサロンもあります。
これは例えば「12ヶ月無料」の場合だと、13ヶ月目からは料金が発生することになります。
しかし、これは最初の12ヶ月分を次の13ヶ月目から支払うことになるのです。

サロンの場合、クリニックに比べて通う回数が多くなります。
期間にすると1年以上になることもあります。
※個人差がありますし、脱毛する部位の数にもよりますので全員が1年以上になるということではありません。
しかし、クリニックに比べると若干回数が多くなるので、通い始めから料金を払ていると、「ちょっと来月ピンチかも！」という心配も出てくるでしょう。
その点、最初の12ヶ月間の支払いを1年後に先延ばしにすることで、安心して通えるということになります。

脱毛部位による費用相場

部位別の費用は、サロンではVIO脱毛が他の部位に比べて安い傾向にあります。
ざっくりとですが、VIO脱毛の6回コースと12回コースでの相場を見てみましょう。

複数サロンの料金から算出しています。
VIO脱毛以外でも、腕やワキといった各部位の相場も参考までに紹介します。

サロンごとに設定されたプランがありますが、それ以外にも「学割」や「乗り換え割」などのキャンペーンを利用すると、同じコースを選んでもお得になります。
ただ、この「学割」や「乗り換え割」はそれが使える対象者が限られますね。

サロンによっては、対象者は誰でもOKなキャンペーンをやっているサロンもあるので、事前にしっかり確認しておくと安心ですね。

サロンの介護脱毛は回数多めなワケ

サロンはクリニックに比べて、回数は多いです。
クリニックとサロンで、脱毛が完了するまでの回数は個人差もありますが、大体以下のような回数になります。

あくまで一般的な回数の場合です。

一般的には出力の問題で回数に差が出る訳ですが、サロンでもプランの中に1回で全身脱毛できるプランがあるサロンもあります。
しかし、クリニックの場合はいわゆる「永久脱毛」なので1回でも済みますが、サロンの場合は永久ではありませんので、どうしても複数回通う必要が出てきます。

サロンとクリニックの介護脱毛の違い

サロンとクリニックでの介護脱毛の違いでは、先にお話ししたように「回数」「出力の強さ」などの他にも歴然な違いがあります。

クリニックは医療脱毛

クリニックは、医師が常に常駐していて施術自体も医師が行います。
それにより、施術による痛みが気になる方には希望により「麻酔」を使うことができます。

サロンは美容脱毛

一方、サロンの場合は医師監修のサロンもありますが、それは万が一のトラブルがあった場合に、医師のサポートを仰ぎながらの施術になります。
あくまでサロンなので、痛みが気になる場合でも「麻酔」を使うことは医療行為になってしまうためサロンでは使いません。

介護脱毛初心者にはサロンがおすすめ

介護脱毛を初めてやってみようと思っている人にとって、いきなり医療脱毛はハードルが高いと思います。
それは料金的な意味もそうですが、まずはサロンでできる介護脱毛がどういうものか？から知っておくと、グンと選びやすくなりますよ。

サロンでできる介護脱毛とは

サロンでできる介護脱毛とは、『美容脱毛』といいます。
これは脱毛サロンだけではなく、エステサロンでも行っている脱毛です。
一般的にサロンが行っている脱毛の特徴を紹介します。

サロンの介護脱毛は《光脱毛》

基本は光脱毛ですが、サロンによってはレーザー脱毛を取り入れているところもあります。
例として「銀座カラー」では、レーザーと光の2つの脱毛を取り入れています。

レーザーと光の使い方(銀座カラー)

銀座カラーは、医療とコラボしています。
そのため効率的に脱毛をすることができます。
1.はじめにレーザー脱毛を2回照射し、濃い毛を一気に減らします。
2.次にIPLの光脱毛で脱毛することによって、痛みの少ない脱毛ができます。

エレクトロポレーションの効果(ストラッシュ)

「ストラッシュ」では、先進機器であるエレクトロポレーション機器を使っています。
エレクトロポレーションとは、電気の力を利用して美容液を角層の深くまで浸透します。
「浸透美容」とも言われていて、イオンの20倍の美容成分が浸透します。

脱毛と美肌を同時に得る(キレイモ)

キレイモでは光脱毛を導入していますが、美肌効果が期待できる光なので、脱毛と同時に美肌も得られます。
美容効果の高い化粧水を使い、引き締め効果もあります。
毛がなくなると肌も引き締まりますので、化粧水の浸透力も高くなるのです。

サロンもクリニックも介護脱毛はVIO脱毛が基本

一般的に「介護脱毛」というのは、「VIO脱毛」と呼ばれる脱毛のことです。
VIOというのは、「デリケートゾーン」や「ビキニライン」「アンダーヘア」とも言われる女性器全体のことですね。
綺麗に脱毛しておくことで、将来的に介護が必要になった時も介護する側にとってもオムツ交換時の負担が軽減されるのです。
また、介護脱毛はオムツ交換時だけでなく、生理時のムレや匂いも軽減できます。
ヘアがあると、生理時はどうしてもムレてそれに伴い匂いもきつくなるため、自己処理でも結構手間がかかります。
これ以外では、単に「自分でのムダ毛処理が面倒」という理由で脱毛を受け、その後の自己処理が楽になったというケースもあります。

VIO脱毛の基本的な部位

VIOそれぞれの部位を説明します。
【Vライン】
脚の付け根から腰骨を結ぶラインのことです。
形でいうと「逆三角形」になっている部位のことをいいます。
【Iライン】
脚の付け根の部分で、股の部分になります。
【Oライン】
肛門周りの部位です。

家庭用脱毛機では限界がある

最近では、家庭用脱毛機もサロンに負けず劣らず高性能な機器があります。
「キレイモ」では、家庭用脱毛機やスキンケア、ボディケア用品を紹介してくれます。
一部商品は「会員限定」になっているものもあるのですが、それらを使ったホームケアのアドバイスもしてくれます。
※当然のことですが、患者さんが希望した場合のみ商品紹介をしてくれます。
強引に勧めてくるようなことは絶対ないので、ご安心くださいね。

家庭用脱毛機で人気なのは「ケノン」というのがあります。
公式サイトでも「Iライン」と「Oライン」の脱毛は利用できると記載があります。
しかし、粘膜部位への利用は控えるようにと書かれています。

(ケノン公式HP)
実際は、IラインやOラインでも脱毛している人は多いです。
注意書きにもありますが、初めは刺激の少ない「レベル1」から初めて、様子を見ながら進めていく方が良いですね。
しかし、初心者がいきなりやると肌トラブルの原因になりますので、サロンなどでアドバイスを得ながら使用するようにしましょう。

脱毛サロンは介護脱毛のお試し版

今回は、サロンでの介護脱毛の料金相場について解説してきました。
実際のサロンの料金と比較もしましたが、一般的には料金は安いが回数が多いというのがイメージだったと思います。
しかし、割引キャンペーンなど各社さまざまに打ち出していますので、うまく利用するととてもお得に利用もできますので、この機会に検討してみてくださいね！