vio脱毛は痛いという話を聞いたことはありませんか?
確かに腕や脚に比べるとvioは痛みを感じやすい部分です。
でも、カミソリや毛抜きによる肌トラブルを考えると、vio脱毛はとてもメリットがあります。
vioをカミソリで処理したらチクチクしてしまって・・・。脱毛器でvio脱毛をした方がいいかなと考えているんだけど痛いのは怖いわ。
痛みの原因を知ってコツをつかめば、痛みを軽くして施術が受けられるわよ。
vio脱毛の痛みの理由から、痛みを軽くするコツ、医療脱毛と脱毛サロンの痛みの差などを解説します。
どうしてvioは痛いのか
どうしてvio脱毛はほかの部位より痛いといわれるのでしょうか。
それは、
- 肌が薄い
- 痛みを敏感に感じやすい
- 黒ずみがある
- 毛が太く密集している
この4つが大きな理由です。
痛みを敏感に感じやすいのは神経や血管が集まっているからなのですが、それに加えて肌が薄いという状況。
外からの刺激に弱い条件がそろっているんです。
また、肌が黒ずみやすいということや毛が密集しているということは、体の性質上どうしても避けられない理由でもあります。
その他にも、脱毛の施術による性質上、痛みを感じやすくなってしまうのです。
vio脱毛が痛い理由は脱毛の処理方法にあった
脱毛は、毛根の黒色メラニンに光を反応させて熱によるダメージを加える脱毛方法です。
これは出力のパワーや方式が違ってもほとんど同じ方式をとっています。
つまり、この熱による毛根のダメージでvio脱毛をしている以上は、多少の痛みが伴ってしまうのは仕方がないことなのです。
毛抜きやカミソリといった方法とは違うから、どんな痛みか想像が付きにくいけど、痛みってどんな感じなのかしら?
サロンや医療脱毛の痛みはよく「パチンと輪ゴムで肌をはじかれたような感じ」と例えられるけど、vioの場合は「バチン」といった例えが合っているかもしれないわね。
バチンという痛みのあとにジワジワ肌が熱くなるような感覚があるから、とっさに手で押さえたくなってしまうわ。
痛みを感じやすい人には理由がある
痛みが出る理由はお話ししましたが、痛みの強さには個人差があります。
それは、肌質や毛の量に差があるためです。
では、具体的にどのような人が痛みを感じやすいのでしょうか。
敏感肌の人
敏感肌の人は、外からの刺激に弱い体質の人が多いため痛みを感じやすいです。
肌には、刺激から保護する役割の「バリア機能」という機能が働いています。
しかし、敏感肌の人はこのバリア機能が弱まっていることが多いため、外からの刺激にも弱く痛みを感じやすいのです。
黒ずみが濃い
脱毛は黒色メラニンに反応させて、毛根に熱ダメージを与える方式をとっています。
しかし、肌が黒いと毛根と肌の境目が分かりづらく毛根以外の部分にも反応してしまいます。
黒ずみのあるvioは痛みを感じやすい部分ですが、とくに黒ずみが濃い人は強い反応がでて痛みを感じやすくなるのです。
毛深い
vioは腕や脚よりも毛が太く密集している場所です。
毛が太いことで1カ所の毛根への熱ダメージを強く出て、さらに、密集していることで1度に数カ所の毛根に熱ダメージが加えられます。
毛深い人は毛が太く密度が高いため、より強く何カ所も反応してしまい、痛みを感じやすくなってしまいます。
痛いのは最初だけの人が多い
では、vio脱毛の痛みは脱毛終了の期間もずっと続くのでしょうか。
実はそうでもないことが多いです。
脱毛を進めていくと、次に生えてくる毛は細く柔らかくなってきます。
毛が細くなると同時に毛根も小さくなることから、太い毛の時よりも痛みを感じにくくなるのです。
また、脱毛を続けていくと痛みに慣れるということもあるので、1番痛いのは最初の2~3回ほどともいわれます。
ただし、脱毛期間が空いてしまうと痛みが出ることもあるので、コンスタントに処理を進めていくことが大切です。
医療脱毛とサロンはどちらが痛い?
医療脱毛はサロンよりも痛いといわれることもありますが本当でしょうか?
まずは医療脱毛とサロンの脱毛の特徴を比べてみましょう。
医療脱毛 | 脱毛サロン | |
---|---|---|
主な脱毛方式 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛 |
施術者 | 看護師や医師 | エステティシャン |
脱毛機のパワー | 高い | 医療脱毛より弱い |
痛み | 痛い | やや痛い |
永久脱毛 | できる | できない |
麻酔 | ある | なし |
大きな違いがいくつもあるけど、vioの痛みに関してならこの表を見る限り医療脱毛の方が痛そうね。
確かに医療脱毛は脱毛サロンよりもハイパワーの機械を使うからその分痛みも強いけど、麻酔が使えるというメリットもあるのよ。
お医者さんがいるというメリットが生かされているわけね。
機械のパワーの差を見ると脱毛サロンの方が痛みは弱そうですが、医療脱毛は麻酔が使えるというメリットがあります。
痛いと効果が高いって本当?
痛いから効果が高いというわけではありません。
痛いということはハイパワーで処理をしているということにもなりますが、先ほども説明したように、痛みにはパワー以外にも原因があります。
もちろん、ハイパワーで処理をすれば脱毛効率は上がりますが、痛みのあまり次の脱毛ができなくなってしまっては意味がありません。
まずは痛みの原因が何かを探って、取り除くことが大切です。
vioのなかでも痛い場所は?
vioは3カ所の部位の総称ですが、その中でも痛みを強く感じる場所があります。
vioは複雑に入り組んだ肌であるため、痛みの強さも差が出てしまうのです。
痛い場所が分かれば、ぴったりの対処ができますよ。
iとoラインは痛みを強く感じる
vioの中でも、iラインとoラインは痛みを強く感じる場所です。
iラインは粘膜に近くて女性器の中で最も肌が薄く敏感で、さらに黒ずみもあることから処理の際に痛みを感じやすい部分です。
oラインは黒ずみが濃いことから痛みを感じやすい部分です。
vio脱毛で痛みを軽くする方法はコレ
痛みが出てしまうのは仕方がない、ということは分かったけれど、同じ効果なら痛みが少ない方がいいわ。
そうね。痛みを軽くする方法を上手に使うと、vio脱毛が苦痛でなくなって脱毛の効率もあがるのよ。いくつか紹介するから参考にしてみてね。
脱毛サロンでできる痛みの軽減方法を紹介
- SHR方式やSSC方式を選ぶ
- 照射パワーをおさえてもらう
脱毛サロンの機械は、主にIPL方式というものをとっています。
IPL方式とは、毛根に直接光を反応させて熱によるダメージを加えて脱毛する方式です。
上でも載せたように「バチッ」という痛みが出やすい方式でもあります。
しかし、脱毛サロンによっては、SHR方式やSSC方式といった違う機械を備えているお店もあります。
SHR方式とは、毛根の周りを熱でじわじわとダメージを与える方式です。
毛根に直接ダメージを与えるのではなく、毛根へ栄養を与える部分にダメージを加えることで毛根の成長を止めてしまうというやり方です。
毛根の黒色メラニンに反応させるのではないため、白髪や金髪といった毛にも反応できる方式です。
毛根に直接ダメージを与えるわけではないので、IPLよりも脱毛期間が延びるというデメリットはありますが、施術中は温かさを感じる程度で痛みはほとんどありません。
SSC方式とは、抑毛効果のあるジェルを光で反応させて毛の成長を遅らせる方式の脱毛方法です。
IPL方式より痛みもないため、サロンでの脱毛に不安がある人も問題ないと言えるでしょう。
これらの機械は導入されているサロンが限られているため、機械を選べない場合には照射パワーを抑えてもらうというやり方があります。
医療脱毛クリニックでできる痛みの軽減方法を紹介
- 蓄熱式レーザーの機械を選ぶ
- 麻酔をかける
- 照射パワーをおさえてもらう
医療脱毛のクリニックではレーザー脱毛が主流です。
IPL方式のように毛根に直接作用して熱ダメージを与えるものですが、脱毛サロンよりパワーが強いため、医師が常駐している医療クリニックでしか使用できません。
ハイパワーなので早い期間での脱毛や永久脱毛が可能ですが、痛みも強めです。
そのため、医療レーザー脱毛には蓄熱式の脱毛器というものもあります。
脱毛サロンにあるSHR方式と同様に、毛根ではなく毛を包んでいる部分に熱ダメージを与えて毛の成長を止めてしまうというものです。
同じ蓄熱式とはいえ医療用であるため、サロンのSHR方式の機械よりパワーは強く効果が出やすいのも特徴です。
もし蓄熱式の機械がなくても、医療脱毛のクリニックであれば麻酔をかけることができます。
麻酔の種類には、塗るタイプや口から吸うタイプのものがあるので相談してみるといいですね。
自分でできる痛みの軽減方法3つ紹介
前準備の自己処理はやさしく
脱毛施術の前日には毛を短くする必要がありますが、その際に肌にやさしい道具を使いましょう。
肌に負担がかかるものだと、肌の表面に傷がついたり黒ずみの原因になったりと良いことは何もありません。
肌が荒れた状態で脱毛を行うと痛みを感じやすくなってしまうので、なるべく肌にやさしいものを使えるといいですね。
vio専用のシェーバーなどを使えば、vioの入り組んだ肌でもきれいに剃れる形状をしていて、肌への負担も少ないです。
保湿を心がける
痛みを感じやすい肌はバリア機能が低下していることが多いです。
バリア機能が低下する主な原因は乾燥なので、保湿をすることが大切ですよ。
脱毛をしている期間は、お風呂あがりに顔へ化粧水を塗るのと同じように、vioの保湿も忘れないようにしましょう。
生理前や生理中は避ける
生理前や生理中は、小さな痛みでも敏感に感じてしまうことがあるので避けましょう。
生理前の敏感な肌状態で脱毛処理をすると、
膿ができやすい
赤みが引かない
などのトラブルにつながることもあります。
vioの脱毛は、生理前から生理中を避けて施術を受けましょう。
傷みを強くしてしまうNG習慣3つ
カミソリ負けなどの肌トラブルを放置
カミソリ負けだけに関わらず、肌トラブルを放置したまま施術をすると痛みが強くなってしまいます。
肌トラブルがひどいときは施術ができないこともあるので、肌トラブルが起きたらすぐに対処することが大切です。
保湿をしない
顔の保湿はしていても、vioの保湿はなかなか習慣がつかないかもしれません。
しかし、痛みを感じる原因の1つは乾燥による肌のバリア機能が落ちていることが挙げられます。
刺激の少ないベビーオイルやローションなどを、お風呂あがりに塗る習慣をつけるようにしましょう。
体調不良や寝不足
寝不足やちょっとした体調不良でも痛みを感じやすくなります。
常に体調の管理には気をつけて、脱毛の前日はしっかり睡眠をとることが大切です。
寝不足は肌の状態も悪化させるので、夜更かしは避けましょう。
vio脱毛をして後悔することはない?
vio脱毛は「やって良かった!」と思う人が圧倒的に多いようですが、中には後悔している人もいるみたいです。
「ちょっと失敗したな」と思う人もいるみたいだから慎重になっちゃうわ。
実際に後悔したケースと、後悔しないコツを紹介するわね。
vio脱毛で後悔してしまうケース
vio脱毛を後悔してしまうケースで最も多いのは、
デザインに失敗してしまった
というようなケースです。
vioで全て脱毛して手入れが楽になったのはよかったけれど、パートナーにドン引きされたという経験を持っている人もいました。
なるべく毛を残さないように縦長の長方形だけ残して脱毛したら、海苔が貼りついたように見えて恥ずかしいとの意見もありましたよ。
vio脱毛で後悔しないためのコツ
vio脱毛で後悔しないコツは勢いでやらないことです。
「友達がやっていたから」というきっかけの際も慎重になる必要があります。
まずは自分でどの程度の範囲を脱毛したいのか、自己処理でイメージして脱毛の施術を受けることが大切です。
場合によっては、パートナーと話し合って決める必要も出てきます。
永久脱毛をしてしまうと後から毛が生えてくることはありませんし、脱毛サロンの施術でも人によっては数年以上も毛が生えないといったことも考えられます。
不安であれば、無難な形に毛を残して脱毛すると後悔しませんよ。
vio脱毛ができないケースを教えて!
vio脱毛のことがわかったら、不安もなくなってきたわ。でもできない人っているの?
場合によってはvio脱毛ができない人もいるわよ。それぞれ説明していくわね。
白髪ばかりが生えている
脱毛機械のほとんどは、毛根の黒色メラニンに反応させてダメージを与えます。
そのため、白髪には反応できません。
もともとvioに生えている毛が金髪の人も同様です。
そのような人は、白髪や金髪でも脱毛可能な機械を備えたサロンやクリニックへ相談に行く必要があります。
カミソリ負けなどの肌荒れがひどい
肌荒れがひどいと脱毛によるダメージでさらに悪化させる危険があるため、施術ができないこともあります。
「毛穴に膿がたくさんあって照射を避けられない」といったケースも施術は断られる可能性が高いです。
しかし、これらはお手入れをすることで改善することがあるため、肌を整えれば施術できます。
程度によっては施術が受けられる場合もあるので、まずは施術者と肌を見ながら相談してみましょう。
普段から肌のトラブルを起こさないように、お手入れすることが大切なのね。
麻酔をかけられないなどの理由で痛みに耐えられない
人によってはアレルギーが原因で麻酔を受けられない人もいます。
麻酔がなくても痛みに耐えられるようであれば問題はありませんが、照射パワーを落としても痛みに耐えられないという人は、vio脱毛は難しいかもしれません。
まとめ:vio脱毛の痛みを軽くする方法はある!自分に合った方法を見つけよう
vio脱毛の痛みについて解説しました。
vio脱毛は痛いとよく聞きますが、コツをつかめば痛みを軽くできることが分かったと思います。
痛みを軽くするコツを使うことも大切ですが、普段から体調を整えるといった生活習慣も痛みを軽くする重要な要因です。
痛いのは怖いけど、vio脱毛は衛生的にもメリットが高いから、コツをうまくつかんでチャレンジしてくださいね。