大柴あまね先生と探る、占いが示す人生の作戦会議

タロットカードで、あの人の気持ちや人間関係を視ることを得意とする、大柴あまね先生。

また「分かりやすい」と評判の、占いアイテムのネット販売も行っています。

このページでは、先生のこれまでのご経験や、最近のご活躍についてお尋ねいたしました。

では先生、自己紹介をお願いします。
大柴あまねと申します。
アラフォーの女性です。
現在住んでいる山梨県甲府市を中心に、県内で対面鑑定、オンライン鑑定、イベント出店で占いをしています。

またLINE公式アカウントでの運勢配信や
「超ビギナー向けタロット教室」も主催しています。

こうした活動を通してタロット好きのお客様や仲間が増えていくのはとても嬉しいことですね。

他にも「占いを広めたい」という思いから、占いの冊子を書いたり、web記事を専門に執筆するフリーのライターをしております。
文章を書くことが好きなのでそんな得意を活かして執筆しています。

同じくらいにハンドメイドの雑貨作りも大好きなので、ネットショップで占い道具やアクセサリーも販売しています。

このお仕事をはじめたきっかけは何ですか?
私は12歳でタロットを始め、当時感じていた
「将来占い師になるだろう」
という予感を信じて、占い師になる予定で生きてきました。

10代のうちに占いができるようになってはいたのですが、頭がかたい子(笑)だったのか
「人生経験がない人には誰も相談したくないはずだ」
と思い込んでいたために、20代は別の仕事をしようと決意しておりました。

そのまま20代が進み、仕事をしながら途中結婚などもしたのですが、30歳になる年の3月、東日本大震災があり被災しました。

当時は宮城県に住んでおり、震源地だったこともあって家族が「関東に引っ越したい」とのことで私もついて行き、現在の山梨県に移住しました。
これがきっかけでフリーランスに転身し、占い師としてお金をもらうようになりました。

大きな環境変化がきっかけとなったわけですが、それだけでなく、
「何でもやってみればできるんじゃない?」
「とりあえず始めてみればいいんじゃない?」
という持ち前の行動力と、震災といういつ来るか分からない災害で人生を後悔したくないという思いが根底にあったと思います。

現在は12歳の頃の夢が叶って毎日とても満足しています。

得意な相談内容は何ですか?
対面鑑定では仕事の人間関係、仕事そのもの、家庭の人間関係、恋愛関連が多いですね。
その中でも就職や転職などの「仕事関連」や「あの人の気持ち」が得意分野です。

占いの場では一言では言えないような複雑な質問も多いですが、やはり多くの悩みの種は「他人との関係」ですよね。
どんな関係の相手であっても、問題のない関係に持っていく方法は大事ですから、そのあたりをメインにお伝えしています。

その他、私のお客様には転職先探しの方が多く、持って生まれた適職と現在相性の良いお仕事の両方をみてアドバイスをしています。
たとえば求人票を数枚持ってこられ、どれがいいのかな?と比較して占うこともあります。
また面接や就職試験を受けに行く日の運気なども拝見し、どの日がベストかを一緒に選んでいきます。

仕事も対人関係も毎日の充実度を左右するものですし、ひいては人生をも左右しますから、とても大事に考えています。

鑑定中のあまね先生
得意な占術を教えてください。
ウェイト版と呼ばれるタロットカードと、ルノルマンカードを一緒に使っています。
他にも九星気学を使ってお客様の運気や吉方位を出しています。
この3つがメインなのですが、これには理由があります。

私はお客様と一緒にカードを眺めて、その絵を読み解いて言葉にしていきます。
ですので、お客様が見て分からない絵のものは選びませんし、見ても分からない道具は極力使わないようにしています。

たとえばルーンやジオマンシーも好きですが、こちらはお客様には使いません。
あくまでもお客様が分かるものを使いたい、そう思って占いをおこなっています。

またお客様はいつでも具体的なアドバイスを望んでいます。
ですので良い方位や良い日時が分かる九星気学も重宝しています。
自分が得意かどうかというよりも、今ではお客様にとって分かりやすい占術を得意にして使っていく、という意識になっています。

ルーンやジオマンシーはどんな時に使いますか?
ルーンもジオマンシーもカードをめくるように出して結果をみるものなので、カードがあれば要らないように見えます。
ですがやはり特徴がありますね。
ルーンもズバリと的中する、心をはっきりさせるためのツールとしてとても優秀です。

そしてカードとは違い、キャスティングという方法が使えます。
放り投げて落ちた位置で占うという面白さがあるので、たま使ってみると訴えてくるものが変わります。

ジオマンシーは現実的な決断をする時にとても重宝します。
それほどはっきりと意見を言ってきます。

たとえば「この書類もう出してもいい?」と質問すると、内容に間違いがある時は「NO」が出ます。
このように、現実の問題をズバッと占う時に役立ちます。
どちらも面白いのですが、得意を活かした使い方をすると最大限によさを引き出せて面白いですね。

鑑定のときに心がけていることや、気を付けていることはありますか?
占いは知識量よりも理解力だと思っています。
勉強はとても大事ですし、いつも頭の中を更新していかないといけないので学び続けていますが、それよりなによりお客様の話を理解できなければ相談になりません。
お話をよく聞き、色眼鏡でお相手を見ないようにしています。

占いの場では、多くの人が悩むいわゆる「定番の悩み」というものがあります。

ですが人生は千差万別。

パターン化して考えてしまうと、お客様の悩みの本質に気付かず的確なアドバイスができないこともありますから、そのためにもフィルターをかけてしまわないように注意しなければ、と日々気を付けていますね。

印象に残っている鑑定エピソードは何ですか?
若い女性のお客様で、世間ではあまり推奨されないような生き方を希望している方がいらっしゃいました。
親や親戚、先輩のような立場であれば
「そんな生き方良くないよ」
「考え方を改めたほうがいい」
と説教されてしまうような内容なのですが、私はすべて肯定し全力で背中を押しました。

どんな風に生きても自由なのは誰もが知っていることです。
ですがどこかで「こうじゃないといけない」という縛りの中で生きていると思います。
しかしその縛りは本来特に必要ないものです。

周りの
「楽な生き方は悪」
「苦労は良いこと」
という無意識の差別に負けてほしくなかったので、振り切った生き方を応援し、先日強力な理解者を得て、無事その方と結婚されたそうです。

この報告をいただいて本当に嬉しかったですね。

結婚のお相手もお客様にとって都合の良い方でした。
他人の都合ではなくお互いの都合を中心に考えて相手を選ぶ、それこそが納得のいく結婚だと思います。

ですので上手く相手選びができて今後の道を切り開いたお客様を心から祝福しましたし、少しでも一緒に考える時間を持てて、お力になれたのではと思います。
印象深いお客様でした。

ネットショップORANGE SPINのBOOTH店やminne店をはじめるに至った経緯を教えて頂けますか?
私はとにかく占いが好きです。
だから占い師として鑑定をしているのですが、それ以上に同じ占い好きの仲間を増やしたいという思いもあります。

なので、占いをよく知らない人が
「占いって楽しい!」
「自分で占ってみたい」
と一歩踏みだすきっかけを作りたいなと思い、占い方を紹介する本や道具を作って販売しています。

その販売しているネットショップがこの2つです。
本はハウツーものですが、12歳の子でも読めるような内容にしてあります。
これは自分も12歳から占いを始めたからで、当時の自分が読んで楽しいと思える分かりやすい内容を目指して書きました。

またすぐにその場で占えるよう、道具もセットにして販売しています。
たとえばジオマンシーの本ならさざれ石を、ルーン占いなら自分で作れるルーンチップを付録にしています。

親子や友達同士で楽しく毎日占ってほしい、毎日手軽に占いに触れてほしい、そういう思いで作ったものが集まったお店です。

アイテムを買ってくれたお客さんから、なにか喜びの言葉などはありましたか?
たくさんいただきました!
占い自体が初めてという方からは
「分かりやすい」
「すぐに占えるのがいい」
「毎日飽きない」
という言葉をいただき、とても嬉しかったです。

占い師の方からも
「簡潔にまとめられているので良い」
「占い愛が感じられる」
というプロならではの感想もいただきましたので、大変励みになりますね。

これから書き続けたいと思います!

最後に読者にメッセージをお願いします。
最近は占いがお好きな方が多くて、私はイチ占い師としてとても嬉しく思っています。
なのですが「占いはよく知らないので好きでも嫌いでもない」という方もまだまだたくさんおられます。

そんな方に伝えたいのが、占いは「作戦会議」ということ。
明日の仕事の、あるいは一世一代の愛の告白の、そして人生の「作戦会議」をするのが占いであり、あなたと一緒に臨むのが占い師です。

なのでいつでも気軽に声をかけて欲しいなと思っています。

占い師になってから掲げているのは「カードは時に、あなたの羅針盤に」という言葉です。
どっちに行こうかなと思った時にお役に立つよう、占いをぜひ使ってみてくださいね。

先生、今日はどうもありがとうございました!