除霊は人に対してだけではなく物などにも行われます。
また、祓うだけではなくその後にその道具をどのように使えるようにするのか、憑いていたものをどうするのかなども大事になります。
今回は複数人での除霊の現場で体験レポートさせていただきました。
除霊のための空間を作るお手伝いをしながら、石に何となく視線を移しました。
30センチほどの石はよく見ればシミのようなものがあり、そのシミが先ほどの説明からするに血液や体液であることは察することができました。
集団といっても普段は単独でやっている除霊を今回は三人でやる部分が集団になります。
今回はまずこの石に張り付いているらしい虫などの念を剥がし、それに絡まっている小さな子供を成仏させることが除霊の流れになります。
恵子さんはじめイタコの皆さんはのんびりと準備をしているのでこれが除霊だと思えないほどです。
除霊に参加しないイタコさんたちもその光景を眺めています。
Bさんがこたつの上に出したのは星をいくつか重ねたような形の木細工に見えました。
木目や樹の流れが見えるものであり、表面もでこぼこしたところはなく一枚の板に彫刻刀で溝を掘ったようにすら見えました。
除霊は淡々と終わり、塩や榊は腐ったような状態になっていました。
これは虫などが一時的に食べた痕跡であり、食という部分で生きてることを感じることができれば迷うことなく成仏できるからのようです。
虫であっても丁寧に導くのもイタコの方法の一つらしいです。
恵子さんをはじめイタコの皆さんは命は均等に扱われている印象があります。
イタコをはじめ霊能者や霊媒者は様々な考えがあるので一様には言えませんが、人に寄り添うのはもちろんですが霊的な存在や自然に存在するものにも寄り添い敬うという考えがあると思いました。
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