ウォーターサーバー利用者の口コミの中でも意外と多いのが水漏れについてのトラブル。外出から帰ったら床がビショビショになっていた…。なんていう大変な事例も中にはあるようです。
そこで今回は、水漏れが起こる原因とその対策について詳しく見ていきましょう。
故障かな?と思う前に知っておきたいウォーターサーバーが水漏れしてしまう原因
ウォーターサーバーを使っていると水漏れが起きてしまう、このようなトラブルを経験される人も多いのではないでしょうか。
ウォーターサーバーの水漏れ原因は、大きく分けて3つが考えられます。
水漏れの原因により対処法も変わりますので、まずはどのような個所から水が漏れているのか確認することをおすすめします。
ここでは、水漏れが起きる原因についてご紹介しますので参考にされることをおすすめします。
①ボトルのセット確認
最初に確認して欲しい箇所は、ウォーターボトルのセット状態です。
ウォーターボトルがしっかり装着されていないと隙間が生じてしまい、その結果隙間から水が漏れるといったトラブルを引き起こします。
新しいボトルに交換する時、ボトルは重量があるので力があまりない女性など勢いをつけてセットするケースも多いといえましょう。
このとき、ボトルが斜めに傾いていたり奥までしっかり装着されていないと僅かな隙間が生じて、そこから水漏れが生じます。
それと、ボトルとウォーターサーバー本体の差込口付近に異物があると、これも水漏れの原因になりますので、ボトルを装着する前に差込口の異物確認とボトルをしっかり装着するようにしましょう。
水が漏れたときには、一旦ウォーターサーバーからボトルを取り外して差込口付近をきれいに掃除します。
その上でボトルを再装着、ウォーターサーバーのボトル差込口にボトルキャップがしっかり挿入されていることを確認します。
②ボトルやボトルキャップの破損
新品のボトルは破損することはないけれども、絶対に破損していないとは言い切れません。
ボトル本体が破損しているときにはウォーターサーバーのボトルを新しいものに交換してから、カスタマーサービスセンターに連絡しましょう。
ただ、予備がないときは速やかにカスタマーセンターに連絡して新しいボトルを届けて貰う手配を行う必要があります。
ウォーターサーバーのボトルに使用する素材は、硬質プラスチックボトル(ワンウェイボトル)・厚手ビニールパック・ガロンボトル(リターナブルボトル)、3種類がありますが、ガロンボトルはとても頑丈ですが、他の素材は柔らかい材質になるので、高い場所から落としてしまったり鋭利なもので傷をつけてしまうと、そこから水が漏れることもあるので注意が必要です。
小さなお子さんがいる家庭や自宅の中で猫や犬などのペットを飼育されている場合は、保管場所の選定やストックしているボトルの状態も確認してから装着するようにしましょう。
③ウォーターサーバー本体の破損
ウォーターサーバーは100%動作品とは限らない、初期不良などが原因でボトルを挿入する給水口・蛇口・ウォーターサーバー内部の水タンク、これらが破損していることもゼロではありません。
ボトルが正常に装着してある、ボトルの破損もないけれども水が漏れるのはウォーターサーバー本体の破損も考えられます。
この場合、ボトルを取り外してからウォーターサーバーのタンク内に溜まっている水を給水口からすべて抜き取っておきます。
タンク内に水がなければ水漏れが起こりことはありませんので、お灸処置として対応されることをおすすめします。
その上で、カスタマーセンターに連絡してウォーターサーバーの交換を相談されると良いでしょう。
なお、ウォーターサーバーの給水口などに使用しているゴム製パッキンの劣化などで水が漏れることもあります。
これは定期的なメンテナンスを受けることで消耗部品などの交換を行って貰えますので、メンテナンスは怠らないようにすることも大切です。
製品によってはメンテナンスといったことがなく、定期的に新しいウォーターサーバー本体を交換する仕組みになっているメーカーもありますが、不具合が生じたときには交換時期を待たずに速やかに交換の相談をされることをおすすめします。
ウォーターサーバーの水漏れトラブル時のメーカー側の対応
水漏れが起きた原因がボトルの装着ミスの場合、ボトルを正しく設置し直せば水漏れトラブルは解決できますし、水漏れが起きる原因を把握できている場合は水が漏れてしまった時、その原因を究明して慌てることなく対処は可能です。
しかし、把握しているつもりでも、水が漏れている個所が特定できない、その対処法が分からないなどのケースもあるかと思われますが、このようなケースでは速やかにカスタマーセンターへの電話連絡をおすすめします。
ちなみに、ウォーターサーバーを選ぶ際には、価格などを中心に考える人が多いかと思われますが、トラブルが起きた時の対応の良さは使用している人への安心に繋がるものですから、必ずレビューなどを参考にしてアフターフォローがしっかり行っている宅配水おすすめメーカーを選択しましょう。
対応が良いメーカーのコメント例
「当日中に交換用のウォーターサーバー本体を発送してくれた、翌日には設置を完了して貰えた。」
「水漏れで無駄になってしまったボトルを保証して貰うことができた。」
「カスタマーセンターに連絡したところ、対処方法を分かりすく説明して貰えた。」
ここでは、公式サイトに水漏れに関する対処法が詳細レベルで記載が行われている「クリティア」、メーカー対応に関しての区込み評判が多い「コスモウォーター」、この2社の対応についてご紹介します。
①クリティア
クリティアの公式サイトでは、「よくあるご質問」の中で、ボトル装着付近・本体背面・コック(給水口)、これら水が漏れる可能性がある場所や状態などから考えることができる5つの原因やそれぞれの対処法について初心者の方でも分かりやすい説明で記載が行われています。
そのため、この部分を読めば大半の水漏れの原因は分かるので安心です。
水漏れなどトラブルが発生した場合でも、日曜祝日も利用可能なウォーターダイレクトお客様サービスセンターへ相談できます。
ちなみに、ネットの口コミの中でもクリティアの製品で水漏れが生じたといった情報がほとんどないので、トラブルが非常に少ない安心して利用できるウォーターサーバーのメーカーといっても過言ではありません。
②コスモウォーター
コスモウォーターは、通常使用でトラブルが起きた場合は無料でウォーターサーバー本体の交換を行うといった規定が設けられていますので、故意に壊してしまう場合を除けば、トラブルが起きると同時に新しい本体に交換して貰えるなどのメリットもあるのではないでしょうか。
ネットの口コミには、水漏れが起きてしまってカスタマーセンターに連絡した人の情報もあります。
各方面のコメントを見ても、コスモウォーターは水漏れが起こりやすいメーカーではない、ことをお伝えしておきます。
そしてスピーディーな対応や分かりやすい説明を行っていることが確認できました。
水漏れやその他のトラブルなど、起こりにくいといってもウォーターサーバーは機械などからもトラブルはゼロになることはありませんので、万が一の対応は安心に繋がります。
ウォーターサーバーの水漏れが生じると床への被害は?
ウォーターサーバーに使用するボトルは、満タンの状態で8~12リットルの水が入っていますが、ボトルの残りが少ない場合でもウォーターサーバー本体のタンクには常に2リットル前後の水が貯蔵されています。
そのため、わずかな水漏れが起きていても、タンク内の水が床に流れて水浸しになるリスクがあります。
ウォーターサーバーが水漏れした際の被害
早期段階で水漏れに気が付いたときや、水漏れの量が少量のときには大きな被害を被ることはありませんが、大量に水が漏れてしまうと大きなトラブルに発展することもゼロではありません。
例えば、床の変色、床・畳・カーペットなどのカビ、水分を大量に吸収して生じる木材の歪、マンションやアパートなど集合住宅の場合は階下の天井に水が滲み出るなどが挙げられます。
長時間水漏れに気づかなかった場合の被害事例
- 床が変色した
- 床・畳・カーペットなどにカビが生えた
- 水を大量に吸ったことにより、床や棚などの木材が歪んだ
- 階下の天井に水がしみ出た
ウォーターサーバーが水漏れした場合の保証
水漏れの原因が、ボトルの装着ミスなどではないとき、メーカー側にはそのことをしっかりと伝えることが大切です。
メーカー側の過失が認められた場合、ウォーターサーバー本体・部品・ボトルの交換など無料で対応して貰えます。
これについても、ウォーターサーバーを導入する前に、ホームページや口コミなどを利用して確認しておくと安心です。
また、床や畳などに被害を受けたとき、張り替えが必要になることもあるかと思われますが、この場合も修繕費用の保証を行ってくれることもあります。
この場合、破損物や水漏れが起きたときの写真を撮影して被害状況の証明に役立てると良いでしょう。
特に、マンションなど集合住宅の場合は、階下への被害も考えられますので水漏れが起きたときには速やかにカスタマーセンターに連絡すること、日ごろから直ぐに連絡できるよう電話番号などを控えておくことをおすすめします。
なお、万が一、カスタマーセンターで対応して貰えない場合は消費者センターに相談する方法もあります。