現代で陰陽師になれる?陰陽師になれる方法とは

陰陽師になるにはどうしたらいいの?
今回は、陰陽師になるにはどうしたらいいのか?をお聞きしたいのですが
目次

現代で陰陽師になることは可能か?

紅葉さん
なりたい人はいるんですかね(笑)常に人材不足ではありますが
ネットとかでも結構自分は陰陽師だと名乗ってる人は増えてきてますね。ふわっとした感じですけども
紅葉さん
ネットはSNSとかではあまり書かないですねえ。面倒なことが多くなるので。それよりも相談者さんや依頼者さんの方に力を入れたいので
SNSとかはやられてるんですか?
紅葉さん
まったく関係なく普段のことやゲームのこととかを
つぶやいてますね(笑)
私もですね(笑)ほぼゲームのことや出かけた所の写真とかですねえ
紅葉さん
ただ、世間的にどんなものだろうとかはたまに検索しますね。有名な感じの人もいますし、完全に自称なんだろうなって人もいるのでその辺は難しいですけども……ただ本物の人ってそこまでSNSに力を入れないというか入れたくないんじゃないかと思います。なにもそういったものを通さずにそのままで見てくれて付き合ってくれる人がいるのが嬉しいというか。私もお芝居を見に行ってきたとか好きなアーティストのツアーが決まったとかがタイムラインに流れてきますし。私も水族館が好きなので水族館にいるとか書くと“いつもの水族館”“安定の水族館”とかリプライがきますよ(笑)
なんだかわかる気がします(笑)そのままで見てもらえると気持ちが楽ではありますよね
紅葉さん
ですねえ。私も一応所属的なものはありますけどもほとんどが口コミや紹介でのものなので……SNSで無理に発信してもなあというのもあったりするんですが
異世界転生ものが流行ったので特別な能力を持ってる自分が好きって人や人に理解されない霊能力を持ってる私って人が増えた気はしますね
紅葉さん
Kさんだったらそういう人にはどうしますか?
自分だったら月刊ムーを半年読めと言ってみますかね。陰謀論も月刊ムーを読まずにきたからだという話には毎回納得してる方なので
紅葉さん
そうなんですよねえ。実際に霊能力がある人はSNSで発信するよりも近くに同じような霊能者がいないかを探していくと思うんですよ。発信したところで解決には至りませんから。まずは自分で確かめるという行動にでるかと
ですねえ
紅葉さん
私も一度、捨てアカウント作って“私は平安時代の陰陽師の生まれ変わり“って人がいたのでコンタクトをとってみたんですよ
あらら(笑)
紅葉さん
あの時代の陰陽師って霊媒的なものよりも気象予報とかでの豊作や方位の吉凶を中心としてるので、どの陰陽師なのかをちょっと的中させてみようかと思ったんですよ。安倍晴明だけが陰陽師ではないですし、そのほかにも多くの陰陽道にかかわる存在はいましたから
本職の人の前で何をやらかしたのかが気になりますね
紅葉さん
先に安倍晴明ではないですよねって言ったら困ってましたね(笑)仮に生まれ変わりならそんな愚行はとりませんでしょうし
(笑)
紅葉さん
どんな修業をしたのか、師匠が誰なのかとかもありますからね。でもどんな修業をしたのかで大体わかる気はしますね
紅葉さんは神職の方のところで修業なさったんですよね
紅葉さん
ですね
差し支えなければどのような感じなのかを教えていただきたいんですが
紅葉さん
いえる部分だけでにはなりますが
お願いします
紅葉さん
古い、というか長くその土地や区域、ある程度の大きさの集落を管理している神職の方の所で各種神社、その神社の管理者、流派宗派、土地神土着神の有り無し、土地の名前の由来などから勉強させていただきました。なので、その時に作った資料は自分にはとても今でも役に立つものになってますね。大きな土地を管理している神職の方、その区域の中にいらっしゃる神職、僧職の方、その範囲にある土着信仰などをまず書き出していってカテゴリ別に分けていくんです。だと、蛇崩れという俗称のある土地に関する伝承とかに、あたるのでそれをまた書き出していって土着神がどれくらいるのか、種類はどうなのかなどを書き題していくことでリスト化できるんですよ

陰陽師が必要とするスキルと学び

リスト化
紅葉さん
です。ノートに書きだしてから別枠でタブレットにも打ち込んであるので土地問題などの際に提示して話が進みやすいようにしています
プレゼンのプロですね
紅葉さん
ただそうやってリスト化することで、見えてくることがすごく多くて、まず先に大まかな土地の状態をつかめるというのはすごく大事になりますね。ものすごく原始的な方法ではありますけれども、これは多分みんなやってきたんじゃないかと思います。リスト化という言葉ができたのは最近であってもやってることは下手したら千年近く変わってないんじゃないかなって部分もありましたね
土地に関することが多いと言うのも納得ですね
紅葉さん
古来の陰陽師はそれに加えて気象や地震予知などを天文学の経験則などから割り出していた人もいたのでそういった部分が霊能力として受け止められた部分もあるとは思いますよ。気象予報や豊作や凶作というものは平安期であれば雨がふれば貴族に当たる人は外出ができないですからね。牛車も動かせませんし
なるほど。直近であっても和装であれば雨はすごく困りものですよね
紅葉さん
洗濯技術などもないことを考えれば雨に降られて天日で乾かしてにおいをとるためにお香を焚き詰めるとかもありますからね
私は片頭痛で雨が降ることがわかるときが多いですね。あと、直近であれば雨の匂いがするというか
紅葉さん
湿度から匂いを感知できる人って視力が弱い方に多いとされますね
私ですね(笑)
紅葉さん
(笑)それであっても当時であればおそらく霊能者の枠に入ったと思いますよ。雨が降るというのは様々な不安要素をもってきますから。今から出かける人に“雨の匂いがするので外出はやめた方がいい”というだけでも出世していくこともないとも言えません。それくらいに天候というものに左右されているんですよね生活が
気象予報士の存在ないうえに、予想ができない中だったら確かに雨が降るということだけがわかっても貴重かもしれないですよね
紅葉さん
です。それと土地の構造を理解する事でどこか崩れたことでどこに水害がでるのか、水がどれくらい汚れるのかなども理解していたと考えられています。飲み水を確保をするために水害時の別の水源候補地を見つけておくとかも含めて土地に対する理解はすごく大事なんです。それを一人、もしくは少人数のチームで管理していたので膨大な知識量だったと思います。さらに易学や方位学を当てていくことで吉凶の方向も出していく。霊能力が高い人もいたとは思うんですがデータ管理や分析、まとめなどの能力が高いけれども生まれた家が一般の家だったので宮などには入れずに陰陽師という枠に入った可能性も非常に高いですし
そうやってお話をきいていくと、陰陽師って分野的には学者に近い感じがしますね
紅葉さん
どうしても安倍晴明が有名ですけども名門となれば賀茂一族になりますからね。賀茂忠行なんかは天気予報の精度が特に高いことでも重宝されてて天皇からの直の仕事や面談もできたくらいですからね。同じくらいに三善、弓削、大津なんかも名門ですね。賀茂をしらない陰陽師はいないと思いますよ。賀茂、安部どちらにも共通するのが天文学、暦学、気象、易学、方位学なんですよ。なのでそこを基礎として陰陽師の知識としての勉強にしているならばその方法はおおむねあってますね
名門とかやっぱりあるんですね
紅葉さん
賀茂、安部は二大名門ですよね。安部はのちの土御門とかにもなっていくので土御門を調べていくとこの二つの家を知ることになりますし。三善、大津、弓削なんかも平安前からの陰陽師ですから。平安期が陰陽師のもっとも活躍した時代になりそのあとは武器を持った神職や僧職の方々が武力も合わせての介入をしていく時代になりますからね。その後に武士の時代。でも、どの時代でも暦学、気象を得意とする存在というのは必須なんですよ。雨や霧は奇襲や奇策の軸になる条件になるので。3日程度の気象予報でも奇襲するならば十分ですからね。同じように星を読むことができれば地震の予兆や天災の兆候などを知る人も出てくる。今は衛星やデータなどで予想できることができない時代においての陰陽師は一瞬のパソコンみたいな感じですね
わかりやすいですねえ
紅葉さん
なので、土地の条件で事故の起こりやすい場所、過去に合戦や奇襲などの起きた場所なども調べていくといろんなものが見えてくるんです。それをまとめていくのも陰陽師の基礎になりますね。霊能力も大事ですけどもそれ以上にデータ管理ですね。古来の陰陽師がやってきたことを同じように一度倣っていくのを私も師匠に提案されてそれをやっていたんですが、やっていくほどに見えてくるものが増えていくんですよ
といいますと?
紅葉さん
この年は豊作だったという文献があれば近辺を調べると大雨の予言があったから堤防的な工事をして水が田畑に入らないようにしていた。その治水や堤防の指揮を執っていた人物がいたなどがでてくるんですよ
なるほど
紅葉さん
その後に土地神などとのトラブルなどを教えていただいて、実際の鎮魂際や地鎮祭、慰霊祭に同行させてもらっていくのを始めました。最初はまず陰陽師が過去にやっていたことや易学、方位学、暦道などを知識としてインプットしていく感じでした。ある程度知識として呑み込んでから実戦の方に同行させていただいて、そこで生まれる差異やずれ、疑問などを師匠に教えていただきながら今度は儀礼の方を覚えていった感じですね。どっちが先でもいいとは思いますが私は先に知識を入れていったかんじですね。実戦だけでたたき上げてくる人もいますしそこは好きなところからでいいと思います
適正ってありますかね?
紅葉さん
適正も何とも言えない部分はあるんですよね。私は家系だったのでという部分が大きいのですが、陰陽師というよりも霊能者の方に行く人の方が絶対数としても多いですね。陰陽師となると式神のイメージだとは思いますけども、ああいうものはほとんどないですねえ。私も式神はないですし
式神は映画の影響ですよね
紅葉さん
ですねえ。あれはあれであってる部分もありますしもちろんフィクションである部分も多いですし。イメージをつかみやすい反面イメージが固まってしまうのでああいった華やかな感じができないなら嫌だっていう人もいないとは言えないですし
さすがにああいうのはフィクションだとは思いますけども
紅葉さん
式神が使えますって人もいないわけではないですからね。ただ式神というよりもいわゆる使い魔に近いというか。自分の霊能力で式神を作るとかは本当に一握りの方だと思いますね。そういう方は本当に数人いるかどうかだと思いますし
使い魔というとわかりやすいですね
紅葉さん
一部の土地神などの中にはこちらに力を貸してくれる存在や、契約をしてもいいという存在はいます。そういったものを使役するのも式神と混同されると違ってくるというか。家の中のことさせられるとかはあまり聞いたことはないんですよね。あくまで土地のあれこれを抑えるためや、霊的なものを処理するために使うというか。なのでわかりやすい表現だと日本式の使い魔になるんじゃないかと思ってます。でもまあ、神の一端になるものの場合には、こちらの言うことを聞かないことが多いですし、あくまで同じ条件で、もしくはあちらを立てて力を借りるということのほうが多いですね
紅葉さんはそのようなものは使われるんですか?
紅葉さん
どうしてもだめな時ようにというわけでもないんですが、修行で調伏したものは一緒に成長しているという感じなのでそれを使っているときはあります。霊体には霊体をぶつけるといった感じですね。その場合には私が追い込みや陣をつくってそのなかで消耗させてとどめを刺させて吸収させる感じです。これだとあちらに花を持たせることができ、あちらはあくまで力を貸してやったという体面も守れますからね。まあ、私に調伏されるくらいなのでそこまでのものではないですけれども
皆さん、なんかすごいのをもってるんですねえ
紅葉さん
人工的に作っていくというか、孵化させるとかもありますよ。そういったものも修行の中に織り込まれてたので自然発生する瞬間に捕獲するとかもあります。そういった感じで残滓を残しておくのもよくないものの時には持ち込んでますね。用途に合わせてですが。式神ではないですねえ(笑)
(笑)

陰陽師の家系や苗字と適性について

だと、陰陽師になる資質というのは資質よりも家や血筋の方が大きい感じですかね?
紅葉さん
だと思います。名門の家からの分家した者たちはそれこそ日本全国に分散しているのでその流れで定期的に陰陽師の資質を持ったものが出てくるんですよね。霊能力があるというよりも気候の変化や天気の変化を読みとりやすいとか、事故などが起きる直前にその予定を変えさせて事故を回避させる結果につなげていくとかそういった感じですね。どちらかというと、勘のいい人の方が資質はあるのかもしれません
なるほど、霊能者とは確かに少し違ってきますね
紅葉さん
私の場合も小さいときから天気に対する的中率が高かったらしくそれを高祖母がこの子に陰陽師の血が出たのかもしれないと、なってそういった予感や予兆を否定せずに伸ばしてくれたのもあります。なので、今でも天気や地震などが来る前はなんとなくわかるので構えることができますね
そういう部分は確かに霊能者というよりも古の陰陽師ですよね
紅葉さん
どれだけ天気が良くても雨が降るとかはわかりますからね。だと、今日は傘を持って行こうとか予定を変更しようとかの考えになるので。学生時代はKさんと同じで頭痛がしたから~でごまかしてました(笑)人にわざわざ言うほどのものでもないですし不安がらせるのも嫌ですからね
その辺も大変ですよね
紅葉さん
霊的なものがまったく見えないとかもなかったので、その辺も高祖母が見えないふりをすることを教えてくれました。ある程度大きくなってから今度はどのように付き合っていくのかの心構えや一時的な除霊や退魔なども教わっていたので、師匠の所にいってそれをより鍛えてもらったというのが正しいかもしれません
勘のいい人というのもなんだか納得できますね
紅葉さん
なので無理に陰陽師になるよりも霊能者や霊媒師のほうがあってる人も多いですよ。実際に陰陽師っていうのはすごく少ないです。覚えることがとにかく膨大なんですよ。霊感や式神で簡単に解決できるとかはないですね(笑)
土地に対する知識がすごいですよね
紅葉さん
基本知識だけでもかなり膨大ですからねえ。霊感がある!!式神を使ってかっこいい!!にはならないです(笑)むしろ割と地味なほうが多いですし、疳の虫なんかだと子供さんと数時間話し込むこともありますよ。しらない第三者だからこそ話せることもあるので。話すだけでも心は軽くなることがありますからね
そう考えると結構ハードな感じですよね
紅葉さん
それこそ過去の膨大な知識をお借りしてることが最大に発揮されますよね。覚えることが好きとか、その土地や地元の伝承が好きだとかがあって、天候や災害の予兆がなんとなくわかるという場合には陰陽師にかかわらず一度霊能者に相談するのはいいと思いますよ。その勘の良さだけを伸ばしていくことも可能ですし。無理に霊感を引き延ばさなくてもいいと思うんですよね。持ってるものだけでも対応できる人も多いですし、霊感は少なめだけども敏腕の陰陽師の方もいますよ。本当に東洋占術や易学、方位学、暦学、暦道とかをかっちりとなさっていて勘の良さと知識でやってる人をみると私はまだまだだと思いますね。ああいう人は本当にかっこいいと思います
ですねえ。そういう知識で戦ってる人ってすごいですよね
紅葉さん
ただ、無理になることもないのが陰陽師だと思います。本当に覚えることが多すぎてうなされますからね
なれる人がどの時代も少ないというのも納得できますね
紅葉さん
そうなんですよね。その割に実戦で使えるのも陰陽師なので求められることは多いけれどもこちらが恩恵受けるのはあんまりないんですよね(笑)
(笑)
紅葉さん
天候に関する予兆の的中率は一つの指針なので、どうしてもないりたいという場合には陰陽師をやってる人に弟子を取ってないのかなどのコンタクトを取るのもおすすめですね。陰陽師ではなく霊媒師や神おろしのほうが向いているなどの判断を出してくれる可能性もありますからね
なかなか聞けない話で私もびっくりしてますが、すごく笑わせてもらってて不思議な気分です(笑)
紅葉さん
少しでも楽しんでもらえればうれしいですね
今回もありがとうございました

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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