現代の陰陽師が語る!疳の虫、夜尿症…相談殺到の驚きの儀式と効果

陰陽師として今受けている相談

疳の虫というものはメジャーな民間の霊能行為になります。
癇癪や落ち着きのない子供さんには疳の虫がついており、その虫をはらうことで落ち着いた正確になるというものが一般的です。

目次

陰陽師が現在受けている相談内容とは?

現在請け負っている相談とか案件で話せるようなものってありますか?
紅葉さん
簡単なところだとやはり疳の虫ですかね。だいたいはまあ、おまじないの感覚になりますけれども
爪の先から煙が出るというのはあれは、なんなんですかね?
紅葉さん
うーん、いろんな方法はあるんですよ。煙を出す方法もありますし、子供さんに“疳の虫を出すから”といって煙はなくとも周囲が疳の虫が出ていったという流れを作ることで子供さん本人の気持ちや意識が変わってくるというか。一種のおまじないというか暗示のようなものでありますからね。そうやって疳の虫を出したことで“自分はもう大丈夫”という暗示をかけることもできる。この辺は催眠療法に近いのかもしれませんけれども、実際に疳の虫の行事をすることで子供さんの顔つきが変わるのは何度も見てますね
どんなふうに相談が来るんですか?
紅葉さん
心身の相談ですね。最近だと来年就学だけれども夜尿症、いわゆるおねしょやおもらしがまだあるので疳の虫がいるのはないだろうか?というものがありましたよ
それはどう対応なさったんですか?

陰陽師による儀式の力

紅葉さん
わかってはいるけどもコントロールが効かないということが多いんですが、本人も何とかしたい、親御さんも心配で仕方ない、というものなので双方に対してのプラスの儀礼行為的なものでもありますよね。今までおもらしとかをしてしまうのは疳の虫がいたからだと思うことで子供さんも“自分は大丈夫”という気持ちが出てくるんです。その自信がとても大事であって、出来ると思えば失敗は少なくなります。もちろん、疳の虫を無くしても時々は失敗します。その数や確立を減らしていくことで失敗もなくなっていきますし
ですねえ
紅葉さん
疳の虫を取ったばかりのときはまだ効果が薄いときがあります、といえばお子さんも安心できます。失敗しなくなることで完全にいなくなったと思うことでお子さんの生活も改善されますね
なるほど……大丈夫と言われたらそれだけでも子供さんは安心できますよね
紅葉さん
ですね。なのでお子さんの心のケアってすごく大事なので私はビジュアル面を重視して煙を出す方ですね
あれってどうやってるんですか?

紅葉さんの煙の出し方をお聞きしましたが、そこは書かないでほしいということでしたのでカットさせていただきます。
トリック的なものを使う方もいれば個人でやり方はかなり違ってくるので一個の方法がすべてではないということでした。

また、疳の虫においても煙が上がる場合もあれば蛇花火のように煙がうねるような動きの場合もあるのでどれが正しいということはないそうです。

陰陽師による妖怪退治

疳の虫って今でもたまにききますもんね
紅葉さん
多分日本で一番メジャーな妖怪なんじゃないですかね
疳の虫って実際には何になるんですかね?
紅葉さん
実際に本物だったことが何回かあったんですよ
本物の疳の虫ってことですか!?
紅葉さん
です
すごく気になります
紅葉さん
疳の虫というのは低級霊の塊や地霊の塊という感じの集合体だったりするんですよ。ごくまれに虫や蛇の霊体が疳の虫になってることがあります。人間が関与してるというのはないですね。呪いとかなら、そんなちまちましたことではなく、もっと大きな部分に作用するようにしてきますから。疳の虫というのは本当に小さなものであり小さな霊障なんですよ。ただ、子供さんは影響を受けやすくなってしまうという部分はでてきてしまうので。なので小さいときに疳の虫がついていると、いわれたけども特に何もしなかったという人もいます。その場合の疳の虫はいわゆる本物だったことがおおくて大人になるにつれて影響を受けなくなっていくのと、ついている疳の虫の存在自体が消滅していくのが重なっていることがありますね。自然治癒で何とかなった場合にはそういったものだと思ってもらうのもありですね
小さい子供しか影響を受けない程度の霊的な存在というやつですね
紅葉さん
ですね。私が相談を受けた中でも疳の虫として蛇の子靈がついているのがいたので除霊してしまおうかとも考えたんですよ
ええ
紅葉さん
そうしたら子供さんが“もうすぐなくなるからそのままにしてあげて”っていってくるんですよ。子靈が言わせてるわけでもないので少し時間をもらってお子さんと話をしたら子靈が話しかけてくるらしく、暖かい所で過ごせていることと気持ちよく寝れる空間がうれしいこと。でも自分はここにいてはいけないけども、もう少しだけいたいと思っていることを伝えてきたらしく、時期が来たらいなくなるということで二人の間でも共有できてたんですよね
あらら
紅葉さん
子靈というのは一種の幼体でもあるので子供さんで、そういったものを受け止めやすい時期だと感覚で受け取れるメッセージに近いですね。子供の時だけ霊的なものが見えていた人が多いのもそういった時期というか
でも疳の虫ってその日に何とかしてほしいと考える人のほうが多い気がします
紅葉さん
です。なので、そのまま親御さんに伝えましたね。放っておいてもお子さんの夜泣きは時期が来たら治ることとお子さんも今だけは疳の虫である蛇の幼体となんとなく話ができるけれども、なくなればそれも消えるということ。疳の虫が消えた後にはお子さんに対してのそれなりの恩返しがあることも
恩返しもあるんですか?
紅葉さん
ないこともありますが、ある場合には可能性として伝えてますね。急に夜泣きが再開したのは眠っているお子さんに蛇の幼体が一時的に入っているので泣いてしまっているのがあったのでいなくなれば夜泣きもなくなるんですよね。本物であった場合にはそんなこともありますよ。大体はメンタル面でのことが多いですけれども
なるほど……
紅葉さん
疳の虫っていうのは民間の霊能行為としてすごく長いものですからね。それがもっと大きなものになると霊媒師やその土地で神様といわれるような霊能者の出番になります。霊障である場合もあれば、そうでない場合もあります。後者の場合には神様に見てもらった、祓ってもらったということで一時的に暗示がかかることもあります
近年でもそれ系で痛ましい事件がありましたよね
紅葉さん
ですね……霊障ではなく障害だったのできちんとした養育を受けることで運命も変わっていたんじゃないかと思いますね。ただあの事件の場合にはお子さんだけでなく親御さんも同じ様な状態だったので、双方に養育と療育が必要だったというのも大きいです
割と現代の日本であんな事件があるとは思わなかったのでびっくりしましたね
紅葉さん
あの事件は霊能者にとっては大きなものですからね
霊能者の人が巻き込まれたりする事件ってどうしても定期的に生まれてしまう感じはしますよね
紅葉さん
そうなんですよね。悪いものや凄惨なものほど記憶に残ってしまうので、いかにしてそういった部分を起こさないようにするのかも大事になってきます。最初の顔合わせの際にも言われることもありますからね
意地悪な人っていますからね
紅葉さん
当然の知る権利の一つだと私も思いますし、自分が相談者だったら聞けるなら聞いてみたい部分ですし。その上でしっかりとした対応をとれるようになりたいですよね。まだまだ若輩者ではありますけれども相談されるということはある程度の信頼を持っていただいていると私は考えているのでその期待を裏切らないようにしていきたいというか
十年でもまだ若輩といえるのがなんかすごいというか
紅葉さん
実際に二十年や三十年という実績を持ってる霊能者の方って多いんですよ。それこそ幼少期からイタコやユタとしての活動をしてきた人もいれば私のように社会人経験をしながら陰陽師を目指していくパターンもある。幼少期から鍛えられた人なんかだと実戦経験も多いので大ベテランの人も存在してますね
本当に生まれつき霊能者で小さいころからって人はいますよね
紅葉さん
そういう才能があって才能を初期から伸ばしていく教育や修行を受けてきた人たちは別格ですねえ。私みたいに悩んでいる時間をすべてそういうことに使ってきた人たちの覚悟は違うというか
でも、社会経験があるからこそ相談者さんの心に添えることもあると思います。いろんな経験がある人っていろんなパターンも考えてくれますし
紅葉さん
そう言っていただけるとありがたいですね
土地に関する問題ってどんな感じですか?
紅葉さん
大将軍の移動などが多いですが、他県から引っ越してきた人が地鎮祭をしてほしいなども多いですよ。特に地名に崩や蛇などのはいったところは水害や土地が柔らかいなども多いので地鎮祭でそれらをなんとかしてほしいという人もいますし。ただ地盤に関しては地鎮祭でどうにかなるものでもないので古地図を写してるタブレットをお見せしてこういったことが起きたから、この地名になりますが現在ではそこまでの危険性はないことや、地霊を鎮めるための地鎮祭をすることなどの説明をさせてもらいますね。あとは棟上げ式などにも少しお邪魔したりもします。基本的には地鎮祭をすることで地霊なども静まることになるんですけども
はい
紅葉さん
地鎮祭をしないのも特に問題はないんですけれども、ああいったものは、やることで近隣の人に引っ越してくる人がその土地にしっかりと住みたい、周りとうまくやっていきたいということを伝えるセレモニーでもありますよって私は説明してますね。地鎮祭をするくらいにこの土地に対しての気持ちがあるとみることができますし、一種の儀式なので近隣の人も見学に来る。そうやって自然に顔合わせをしていくことで、基礎的な近隣との人間関係を作っていくことができる。昔の人がずっと続けてきたことには意味があるんでですよ。それに名前がないころから存続させてきたことは無駄になることはないと私も考えてます。これは私の師匠も同じことを言ってました。表現する言葉がなくとも何百年と廃れないものには意味があると。疳の虫なんかもそれですよね
ですねえ
紅葉さん
陰陽師もその存在が廃れないのは必要な部分があるからだと思ってます。無駄になるものがないというのは、ここにもかかってくるというか
そういえば普段ってどんな風に過ごされてるんですか?
紅葉さん
私はこれだけを生業にしてるわけではないので一般的な仕事をしてるんですが、仕事から帰ったら割とのんびりと過ごしてますね。最近だとスチームとかでゲームを買ったり、オンライン配信のお芝居やライブを見たり。コロナ禍でよかったことといえば都内まで行かなくてもオンライン配信で同じ内容のライブやお芝居を観れることですよね
わかります、私も結構オンラインライブのチケットとか買って見れる時間に見てます
紅葉さん
見たいときに見れて1週間以内なら何度も見れる時もあるのでうれしいですよね。そういう時間を作って陰陽師の仕事をするときとのメリハリを作るようにしてます。四六時中、心霊的なものばかり考えているのも気持ちが途切れてしまったり、本番で集中力が欠けてしまうので
週末とかが、活動としては多い感じですか?
紅葉さん
そうなりますね。地鎮祭などは週末や祝日が多いので。僧職の方なんかも兼業の方も多いですよね。なので私もそこまで気負わずにやらせてもらってます。打ち合わせの時とかは普段着でお邪魔しますし。さすがに地鎮祭となれば正装はしますけれども普段からあの格好で過ごしてるわけでもないですからね(笑)
地鎮祭ではさすがに困った人っていませんよね
紅葉さん
あー……いないとは言えないですねえ(笑)
どんな感じですか?
紅葉さん
地鎮祭ってその家の人に参加してもらうことが前提なんですが忙しくて代理人で地鎮祭をしてほしいとかいましたね。そうなると地鎮祭の意味が薄れてしまうので一人でいいから参加してほしいということを伝えたり。あとは地鎮祭で使用する供物やお酒なんかも指定しないとポテトチップスと缶ビール500ミリとか普通にあるので私は必要なものを一覧にしてプリントしてお渡ししてます。その際に進行なども一緒に渡しておくと目を通してくれることが多いので。紙媒体で渡すと見ておこうって気持ちが出やすいのでトラブル防止にもつながりますね
今だとそういった連絡にラインなんかを使うことも多いですか?
紅葉さん
以前は使ったんですけれども依頼が終わった後もずっとプライベートのことを送ってくるとかが出てきたので今はメールのみにさせていただいてますね。依頼案件が終わったら基本的にはすべての情報を削除させてもらっているので。二回目に依頼をしていただく場合にも同じように連絡先の交換からさせていただいてます。その方が相手も個人情報の管理に対しての不安を感じにくくなると思いますし
どの業種でもそういう方っているんですね
紅葉さん
私は幸いにしてまだ命に関する脅迫などは受けたことがないですが、受けてる方もいますからね。親身になって相談を受けていることをそのまま自分への好意と考えてしまう人いなどもいるので……そういったお話や感情は持ち合わないですし依頼者とどうこうというのは全く別問題なんですよね
私も接客業をしていたときにはそういう方がいましたね
紅葉さん
必ずいますね。なのでラインは交換せずにメールのみにさせていただいてます。タブレットの方に音声通話アプリも入れているので今はタブレットの方で対応できるようになってだいぶ気持ちも切り離せるようになりましたね。個人のスマホだとどうしてもメールであっても24時間送られてくることもあるので
その辺も悩みになりますよね
紅葉さん
地鎮祭のほかにもリフォームや改築の際にも祈祷をする人もいるので、その関連で全く関係ないこちらの個人的なことを聞いてくる人もいますね。あくまで事務的対応しかできないですけれども
わかります。友人でも家族でも恋人でもないぞと言いたくなりますよね
紅葉さん
最終的に大体”冷たい“といわれますね
(笑)
霊的な案件などもありますか?
紅葉さん
ありますね。ただ除霊というよりも家に関連することや、引っ越してきたことで起きている、家相トラブルなんかの話のほうが多いですね。あとは単身赴任などできている人からの相談などもあります。そういったと頃にお邪魔することも増えてきてますね
住むってなると永住でないにしても何らかの問題が起きた時にストレスがすごいことになりますよね
紅葉さん
生活時間もみんな違いますし、遅い時間まで起きてることに対しての苦情なんかもまだ完全に消えたとは言えませんからね。人間同士でも分かり合えない部分があるのにそれが人間以外ならもっと難しいと考えてもらうのがいいかもしれません
確かにそれはありますね
紅葉さん
ただ、できることは可能な限り対応したいと考えているので
家とかは霊現象か霊的なものが多いですか?
紅葉さん
ですね。それと同じくらいに家が持っている地脈的なものと住む人の相性などもあります。永住の場合には地鎮祭などでそれらの対処もできるんですが、そうではない場合などは個別対応になってしまいますよね
一軒家が多いですか?
紅葉さん
いえ、アパートやマンションでもありますよ。その土地になってしますので極端ですが相性だと思っていただければ
なるほど……深いですね
紅葉さん
ですね。まだまだ私も勉強中です
またいろいろと聞かせていただければと思います

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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