このページでは、ワキガ治療の保険適用について、以下の内容を詳しく解説していきます。
- ワキガ治療が保険適用になるケース
- 切らないワキガ治療のメリット・デメリット
- ワキガ治療ができる美容クリニック
ワキガの治療は費用がかさむことも多く、治療を行うか迷ってしまいますよね。
またワキガの治療は、切らない施術法やメスを使用した手術など様々です。
費用を抑えるために保険を適用して治療を受けたくても、保険適用の条件がわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、
ワキガの治療に保険を適用できる条件
費用を抑えてワキガを治せるおすすめのクリニック
などをご紹介していきます。
ワキガ治療が保険適用になるケース
ワキガには様々な種類の治療法がありますが、そのほとんどが保険適用外です。
しかし、剪除法(せんじょほう)は唯一保険が適用される施術方法です。
剪除法を簡単に説明すると、メスを使って皮膚を切り、ワキガの原因となっているアポクリン腺や皮脂腺、エクリン汗腺などを取り出す治療法です。
剪除法は美容クリニック、皮膚科どちらでも取り扱っています。
クリニックによって料金設定が大きく異なり、最安値は40,000円前後、高い場合だと40万円以上になるケースもあります。
剪除法を選択したとしても、クリニックによっては保険診療を受け付けていないケースもあるため、事前に診療形態の確認をすることは必須です。
剪除法にデメリットはあるの?
メリットもあればデメリットもあるから、簡単に紹介するわね。
メリット | ・保険が適用できる ・再発する可能性がゼロに近い ・レーザーより費用を抑えやすい |
---|---|
デメリット | ・傷跡が残ることもある ・痛みを伴う ・ダウンタイムが他の施術に比べて長い |
剪除法の手術時間は約90分前後です。
ダウンタイムが長く、手術後1週間ほどは重いものを持ったり、腕を激しく動かしたりすることを控える必要があります。
費用を安く抑えられる一方で、仕事や学校を休まないと治療が難しい一面もあるのが剪除法です。
切らないワキガ治療のメリット・デメリット
ワキガの治療は剪除法以外にも行われています。
剪除法以外は基本的に保険の適用が難しいことを覚えておきましょう。
まずは各施術方法の料金相場を見ていきます。
施術方法 | 料金相場 |
---|---|
剪除法 | 40,000円~400,000円 |
ボトックス・注入療法 | 15,000円〜30,000円 |
シェービング法 | 150,000円〜350,000円 |
ミラドライ・レーザー治療 | 200,000円~400,000円 |
保険適用外にはなりますが、注射やボトックスは剪除法よりも低価格で施術できることが多いです。
症状のレベルによっては、注射でも十分効果が期待できるケースもあります。
ここからは、各施術方法のメリットとデメリットについて確認していきましょう。
ボトックス・注入療法
メリット | ・治療費が安い ・ダウンタイムがほとんどない |
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デメリット | ・効果の持続する期間が短い ・妊娠中、妊娠希望がある場合は受けられない |
保険 | 適用外 |
ボトックスや注入療法は保険適用外の治療法ですが、非常に安価であるため、ワキガの程度が軽い方におすすめです。
効果は3ヶ月〜1年ほどでとても短いことがデメリットとしてあげられます。
また、ダウンタイムがほとんどないため、仕事や学業に支障が出ることも少ない治療法です。
シェービング法
メリット | ・効果の持続する期間が長い ・大きな傷跡が残りにくい |
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デメリット | ・再発の可能性がある ・痛みやダウンタイムが生じる |
保険 | 適用外 |
シェービング法は皮下組織削除法とも呼ばれる施術方法です。
ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」や「エクリン汗腺」を特殊な道具で削り取ります。
剪除法と違ってアポクリン腺をすべて取り除くことができないため、取り残したアポクリン腺が臭いを発してしまうことがあります。
一方で剪除法と違い、大きな傷跡が残りにくい、ボトックスより効果が高いことなどがメリットです。
ミラドライ・レーザー治療
メリット | ・傷跡が残らない ・半永久的に効果が持続する |
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デメリット | ・痛みを伴う ・再発の可能性がある |
保険 | 適用できる場合アリ(要確認) |
ミラドライはレーザー治療の1種で、高額ですが人気の高い施術です。
レーザーがアポクリン腺を破壊することで、メスを使わずにワキガの改善が見込めます。
傷跡が残らないのは大きなメリットだと言えるでしょう。
また、クリニックによっては保険適用になるケースもあります。
一方、ミラドライでは完全にアポクリン腺を除去することはできないため、臭いは軽減してもなくなることはありません。
複数回照射する場合もあるため、保証のあるクリニックを選ぶことが重要です。
ワキガ治療で医療費控除を受けるには
ワキガの場合、医療費控除は基本的に保険診療で治療を受けられれば適用されます。
反対に保険診療が受けられないケースは、医療費控除も受けられないと思っていて良いでしょう。
ここからは医療費控除を受けるための条件について解説していきます。
保険診療のあるクリニックを選ぶ
先述した通り、医療費控除を受けるためには保険診療でワキガの治療を受ける必要があります。
保険診療を行うクリニックは皮膚科だけではありません。
最近は、美容皮膚科や美容外科でも保険適用できる場所は増えています。
そのため、公式ホームページやカウンセリングで、保険診療を行っているのか必ず確認しましょう。
剪除法を選択する
重度のワキガ場合、腋臭症と医師に判断されます。
腋臭症は厚生労働省により疾患と認められているため、医療費控除の対象となります。
症状の重い腋臭症をボトックスや注射で完治させるのは難しく、使用する薬剤の量が多いため高額になることも予想されます。
そのため、腋臭症の治療には剪除法を用いるのが一般的です。
また、ワキガの治療にミラドライを選択し、保険適用や医療費が控除されるケースもありますが、確実に医療費控除を行いたい場合は剪除法を選択しましょう。
領収書はなからず取っておく
医療費控除を受けるためには確定申告が必要で、確定申告には医療費の計算が欠かせません。
領収書の提出自体は不要ですが「医療費控除の明細書」を作成するために領収書は必要です。
また、領収書の提示や提出を求められるケースもあるため、5年間は領収書を保管しておかなければなりません。
ワキガ治療を受けた際の領収書は、必ず受け取り保管しておきましょう。
お得にワキガ治療ができる美容クリニック3選
ワキガ治療の費用を抑えたい場合は、皮膚科や大学病院よりも美容クリニックがおすすめです。
ほとんどの美容クリニックでは、クーポンを配布していたりポイントを貯めたりすることで、お得に治療を行うことができます。
そこでここからはお得にワキガの治療が受けられるクリニックを3つご紹介します!
カウンセリングが無料の場所もあるので、気軽に相談してみてください。
ガーデンクリニック
ガーデンクリニックはモニター割引を使用することで、通常よりもお得にワキガ治療をお行えます。
モニター割を適用すると1万円以上安くなる施術方法もあるため、割引を適用したい方は予約の際に伝えてみましょう。
ビューホットはレーザーを使用した治療方法で、ワキガだけでなく多汗症も同時に治療することが可能です。
施術法 | 通常料金 | モニター料金 |
---|---|---|
ビューホット | 385,000円 | 330,000円 |
ボトックス法 | 44,000円 | 330,000円 |
ダブルトリートメント法 | 440,000円 | – |
湘南美容クリニック
湘南美容クリニックは、紹介割引やポイント制度を利用することでお得に施術が行えます。
会員になると誕生日に10,000円分のポイントがもらえることも魅力的です。
また多くの院で、ワキガ治療のモニターを募集しています。
モニター制度を利用しても保証が付いてくる点も安心ですね。
施術法 | 料金 |
---|---|
シェービング法 | 155,920円 |
ボトックス法 | 28,110円~ |
ミラドライ | 198,000円 |
摘出法 | 313,080円 |
東京中央美容外科
東京中央美容外科で公式LINEアカウントを追加すると、高頻度でLINEクーポンが送られてきます。
また会員になることで入会特典がもらえたり、割引価格でワキガ治療が受けられたりと非常にお得です。
1ポイント=1円としてポイントを利用できるので、ワキガ以外の治療で貯めたポイントを使用するのも良いでしょう。
施術法 | 料金 |
---|---|
注入療法 | 15,210円 |
吸引シェービング法 | 155,920円 |
剪除法 | 398,000円 |
切らないワキガ治療は保険適用外!
ワキガの治療においてボトックスや注入療法、シェービング法は保険適用外となります。
またミラドライも保険適用できるケースは少ないです。
保険を適用したい場合は剪除法を選択しましょう。
また分割払いを利用することで、保険適用外でも負担を減らすことができます。
ワキガの治療は料金だけでなく、症状の程度やアフターケアのことも考えてクリニックを選ぶ必要があります。
信頼できるクリニックを見つけて治療に臨みましょう。