霊視者に来た仕事は「子どもの声を拾う」? とある事件被害者の訴えと契約

子供さんの声を拾って。とある事件被害者の訴えと契約

霊能力で未解決事件へ協力をして解決に向かう等は海外では珍しくありません。
これは宗教観なども大きく入ってきますが日本でもかつてテレビのチカラなどで霊能者の協力を仰いだことなどもありました。
すべてが放送されているわけではありませんが、解決につながった事案などもあり今後の進展や新しい形などは出てくる可能性はないとは言えません。

台湾は日本と同じアジア圏であり、日本文化なども浸透しています。
ですが完全に同じというものはなく様々な文化圏のいい部分を吸収して独自の発展した文化を作っている国ともいえます。

今回はとある事件の被害者からの訴えのお話を台湾在住の千鶴さんにインタビューさせていただきました。

目次

霊視者のもとに舞い込んできた重い事件

今回は結構ヘビーな話と聞いて
千鶴さん
ですです。なんというか、あまり良い話ではないというか

数年前に幼児性愛の被害者がご遺体で見つかり犯人はまだ捕まっていないという事件がありました。
ご家族は独自に懸賞金をかけていても犯人につながるものが見つからず国外逃亡などもささやかれていました。
今回のお話はそのような事件のものになります。

小さい子が性的な被害を受けるのは個人的に許せないですね
千鶴さん
うちの先生もですよ。海外のニュースとか見ながら燃えちまえ焼かれちまえっていってますもん
先生らしいですね
千鶴さん
で、こっちでもやっぱりそういう事件はあるんですよ。世界中に異常者はいるもんですから
滅びろと思いますね
千鶴さん
ですね。で、先生が珍しく外出したんですよ。神様と一緒に
割とインドアなイメージがありますが先生
千鶴さん
無駄にうごかないですね。で、先生たちが帰宅してもう一人もいたんですよ

霊視者のもとにやってきた、子供の霊

増えている
千鶴さん
先生が道具の手入れをしてたから聞こえたくらいの細い声だったみたいですね。連れてきたのは女の子でした。小さい子で
ええ
千鶴さん
先生が座らせてから、あったかい飲み物とお菓子、子供が好きそうなものを作れと言ってきたので言われるままに作って準備したんですよ。あと、お風呂ですね。まあ霊的な存在が入れるかってなればそれは難しいんですが準備されていればそこで身支度や体を洗うことは自分でできるというか。お供えがあれば食べれるに近いものだと思ってもらえるといいかもしれません
なるほど。確かにそこに温かいお風呂があれば自分で入れる感じですね
千鶴さん
で、残念なイケメンにそこで立って番をしててくれって言って私は食事の準備の続きをしてたんですよ。同じ霊的な存在なのでいいかと思いましたし
ええ
千鶴さん
で、お子様ランチみたいのを作って出したらすごく喜んでくれて
うれしいやつだ
千鶴さん
で、その子はもちろん霊的な存在なので食べるといっても減るわけではないんですけれどもね。そうやって食事をして私たちがまず敵ではないし何か酷い事をするためにいるわけではないっていうのも感覚でわかってもらったというか
ええ
千鶴さん
神様も人の姿ではありましたけども、目とかは蛇に戻して味方は強いんだぞっていうのを出してましたね。先生はお前そうだったなって言ってましたけども
先生はぶれないいつのときも

事件で殺された子供が、霊視者に証言

千鶴さん
まったくぶれないですね。で、先生が“ばあちゃんに話してみな。ばあちゃんが助けてやる”っていうんですよ。その子に。でその子が数年前の事件の被害者であることが分かったんです。もちろん犯人はまだ判明してませんし、警察でも数年経過してることもあってメインでの操作はしませんし。で、先生から至急その子のご両親に連絡を入れるように言われて調べてSNSでコンタクトを取ったんですよ。でも霊能者ですけどもってので、話を聞いてもらえるのかは不安だったんですがこんな感じの見た目でこんな話し方、食べるときの癖とかも伝えたら間違いなくうちの子です!!って言われて。その日はもう遅かったんですが今から向かいますといわれて
ええ
千鶴さん
先生が“あの姉ちゃんが、お父さんとお母さん呼んでくれたからな、会えるな、よかったな”って話をしたんですよ。二時間くらいでご両親が来て、ちょっとした浄化してから入ってもらって。その際にここには人以外の住人や神様もいますのでそのように思ってくださいって伝えましたけど。あと猫もいます、って
猫のような……猫ですね
千鶴さん
猫ですよ。猫は宝です……で、客間にご両親をお通しして先生を呼んで。女の子も一緒にいて、その子がご両親に抱きついていることも先生が伝えて。お母さん泣いてましたね。先生は懸賞金はいらないがこの子から依頼をうけるなら私はこの子から料金を受けることになる。それの代替わりはできますか?って話をしてて
ええ
千鶴さん
しばらくはこの家に娘さんは滞在させること、私たちは霊能者であること。決していたずらや何かで行動しているわけではないことも理解してもらってその日は遅いので泊っていただいたんです。女の子も一緒に寝たいみたいでしたし
本当に会えたんだからそうなるよねえ
千鶴さん
キッチンに戻ったら猫がお子様ランチ完食してました
ねこ……
千鶴さん
私もその日は遅かったので猫と一緒に休ませてもらいました。猫はいるだけで生活に潤いをあたえてくれますね
それはわかる。でもそれは猫のような……猫ですね
千鶴さん
で、翌日はご両親も急きょ仕事を休んでくださって、先生を介して娘さんとお話を始めたんですよ
ええ
千鶴さん
で、事件の詳しい事がなんとなくわかったんです。知らないおじさんではないこと、先に首を絞められたこと、その後の暴行だったこと、家に帰れなくなって寂しかった事、自分はもう死んでいる事は分かっていること。途中からお父さんは震えてましたね……おそらく心当たりはあったのかと……
知り合いや身内が犯人って嫌すぎる。でもそれが一番多いのも事実というか
千鶴さん
まして霊能者からの鑑定で犯人が分かりましたというのも難しいですからね

子供の霊は、霊視者に仕返しを頼んだ

娘さんに先生が“ばあちゃんが変わりにやっつけてやる。どうする”っていうんですよ。で、その子がやっつけてっていうんです。これで契約は成立になります。あとは先生がどのようにするかになっちゃいますけども
千鶴さん
ご両親に娘さんから敵討ちを依頼されました。こちらとしてもお受けしようと思います。ですが、非合法なことはもちろんできませんし、危害を物理的に加えることもできません。私たちにしかできない復讐が有りますがいかがなさいますか?って。ご両親はもちろんお願いしますといわれてそれにかかる諸経費、娘さんの代わり支払ないなども了承してくださいました
先生の復讐ってこわいですね
千鶴さん
法でさばけないならほかでやるという考えですからね。先生がいうには一人で我慢してずっと私を待ってたんだろう。自分の声が聞こえる存在をって。小さい子からの依頼であることもあって先生の中では破格で引き受けてますよ
どうなったんですか?
千鶴さん
犯人がまずこいつだとわかっているので、その人の所にむかって呪詛をぶつけることになったんです。呪詛も普段だったら、もっときれいなやり方なんでしょうけども先生はできるだけ鮮度の高い恐怖から始めてやろうっていってネズミを使った呪物を作る所からになりましたね。ちょっと方法はいえませんけども数匹のネズミの命を使うというあたりで察していただいてもいいですか?基本的に先生ってこういう生体呪物は使わない人なんですけどもそういう人が命を使うという選択をするくらいに凄惨だというか
そこは触れてはいけない項目ですね
千鶴さん
色々と言えないことが多いのもあれではあるんですけども、先生のやっつけてやるというのはすごく怖いですね。どこにいようがそんなことは無視して爆撃しますから。それが本物の霊能者ですよ。逃げられないし逃げたいなら先生に頭を下げるか先生以上の霊能者を連れてくるしかない。神様持ちの霊能者ってそう簡単には見つからないですよ。犯人はまあ、国外にいましたね。ですがそんなのは先生には関係ないですしむしろ国外にいるほうが都合がいいまでもあります
と、いますと
千鶴さん
助けを求めることができないですからね。まして来るものが祟り神クラスのものですから
先生の本気怖い、怖すぎる
千鶴さん
怖いですよ。祟り神を人工的に作るんです。一種の呪物や呪詛のかなり上級ものといってもいいと思います。人の命を軽んじて長い人生を壊して自分だけ安全な所にいて許されるわけがないだろう?が先生の持論ですね。しかもすぐに死に至るかではないんですよ。すぐに死に至るのは短絡的であり、まだまだ修行が足りない。本当に敵を討つのであれば同じくらいの時間を苦しみ、吐き、もがいて血反吐はいて泥水をすすりそのうえでなければいけない。我々は何だ?善良な霊媒師か?無料奉仕を行う存在か?そうではないだろう、ならばプロとしての仕事を全うすべきだ。これがあるんですよ。神様もそういう先生の冷静な部分と善良だけでは片づけない部分をすごく愛してるんです。でなきゃ一緒にいれないでしょうね。それくらいに先生は時に鬼になりますねえ……普段はとっても温厚な方なんですが
コトリバコみたいなものを想像してるんですが
千鶴さん
そこまででかくないですよ。ただ、数匹のネズミの命と内臓、内臓から絞り切ったものを吸わせた何かを受け取ればまあ、大変なことが起きますね。最初は軽いものから始まります。具体的には大量のゴキブリが出ますね
人によってはその時点で致命傷じゃないですか!!!
千鶴さん
ゴキブリとムカデとか毒虫系が大量に寝てるときに発生しますし小さなものなら耳や口からまあ入りますよね。その辺から始めていくんですよ
もうその辺でギブです
千鶴さん
私もここまでのは、こっち来てから初めてみましたわ。先生がそこまで誰かに敵意をむけるというか。でも話を聞いたら昔仲良かった女の子に似ていたからって言ってました。先生もその辺は人間ですから。多分人間ですから
言い直したね?
千鶴さん
きっとそうです
そういうことにします

この呪詛はまだ終わっていないものであり、国外から台湾に入ることもできないという立場であることを考えればおそらく一生のものになるのではないでしょうか?

人の命の対価は非常に大きなものであり、どんな復讐をしたところで命は帰っては来ません。
法で裁けないものに対しての霊的な復讐は信じるも信じないもの世界にはなってしまいますが必要なものではないかと思いました。

霊視者が出会った事件、その後どうなったか

今どんな感じになってるんですか?
千鶴さん
今はですね、四六時中悪霊が周りで遊んでます。悪霊というか見える姿がやばいものを周りに飛ばしてますね。先生も飛んでいく連中に“遠慮はいらん。好きなだけ生気も寿命も吸っていいぞ”って言ってますからね。先生に対してケンカを売ったりするクラスの霊的な存在に話を持ち掛けてましたし。ほぼ二つ返事で国外に移動してきましたね。ああいう存在になってくると活動場所はどこでもいいんですよ。まして犯人にはマーカーがついてるので、どこに逃げても追いつけるんです
マーカー
千鶴さん
先生が手間をかけてつくったネズミ塊のマーカーですね。それがあればどこに逃げても隠れても、多少の霊能者に匿われても見つけられます。もっともあんなものを引き連れている人間のお祓いや除霊なんて普通に見える人なら絶対にいやですね。先生の呪いで見る人が見れば「私は幼児に性的暴行をして遺棄しました。今その報いを受けていますって全身に刻まれてますからね。本当にひどい、こわい
本当にこわすぎる
千鶴さん
長期になることも伝えますし、ご両親も犯人の居場所や近況を個人で調べているので今どんな悲惨なことになっているのかも理解されてますね。で、娘さんは今すぐに天に返すよりも一年ほどは親元で過ごさせてほしいって先生も伝えていて
ええ
千鶴さん
ご両親もやっと帰ってきてくれたからもう少し一緒にいたい。そこに体はなくても気配を感じるから自宅で過ごしてほしいって言ってますね。で今はお家ですごしてるみたいです。一年後には多分上にいっちゃいますし、それより早くかもしれません。それでも、少しでも自分の家で過ごせることがあのご家族にとっていいものであればって思いますね。まあ、霊能者って慈善事業ではないんですよ。もちろん法外な金額でもいけません。きちんとした価格で希望される仕事をすることが大事なんですよ。3000円なら3000円分の鑑定しかしないのと同じです。でも霊能者も人間です。そこに個人的な感情が入ることもあります。それは仕方ないことだと私も思います。法律で裁けないけどもなんとかしたい、その気持ちは誰だってもってますもの
ですねえ……必殺仕事人とか善悪の歌とかが流行するのってそこに法的なものでさばけない悪いものがあるからだと思いますし
千鶴さん
法でさばけないけども非合法なことでもない。それが霊能者の行う呪詛になります。呪詛の強さはその霊能者に準じてしまいますが、法律がだめならどうしたいいんだって人の小さな光にはなります。その光がいいか悪いかは別にしてそこから前に進むことができるんですよ。前に進めないままにいる人がとても多い。占いや霊視、未来をみるものなども前に進むために必要なものになることがあります。でも、目視できないものだし信じるも信じまいも、になっちゃいます
ですねえ……言葉や化学だけでは解明できないものってありますからね。私もそういったところで体を治していただいたことがあるので
千鶴さん
犯人が法律の及ばない所にいるなら同じように法律では何もならないものでやればいい。犯人があの霊能者が俺を呪ったといってもその証明ができるはずがないですから。だからこそ怖いんですよ、こういうものって。本気であればあるほどその力は増していきます。日本でも丑の刻参りって結構条件がシビアですよね。でもそれをクリアして自分の命を削っててでも復讐したい相手がいる。これって本気以外の言葉ってありますかね?
ないですねえ……本当に縁切りしたくて京都まで行った人とかも本気の人だと私思いますもの
千鶴さん
安井神も強力ですからね。雑に願えば広範囲に被害が出ちゃうので、しっかりとした手順と礼拝の手続き必須ですからね。それだけの面倒な手順をしっかり守って縁を切りたいという強い願いにこたえてくれるものですからね。その強い願いが今回は子供さんだったで、子供さんが払える額を先生は提示したんですよ。ご両親から時々電話をいただきますが追加の支払いや懸賞金入らないのかって言われますね。そのたびに先生はもう十分にいただきました。その懸賞金はほかの事や娘さんに当ててください、いずれまた娘さんはあなた方のもとに戻ります。それまで待っていてください。その前段階の時間を今過ごさせてあげてくださいって言ってますね。先生はもらった報酬でドーナツかって神様と食べてましたね。今はいつも通りに過ごされてますし
よくよく考えるとすごいところに弟子いりしましたよね(笑)
千鶴さん
それは思いますね。今更ながら台湾!?って当時はなったんですけども来てよかったと思います。もちろん鑑定や占い、方位学とかもやってますよ。その辺もしっかりとしていかないといけないなって思います
久々に本当に怖い話でしたわ
千鶴さん
あんまりないですからね。まあ、非合法でもなく合法でもないものがのろいですからね。今でもどの文化圏にもありますから
今回もありがとうございました。先生とみなさんにもよろしくお伝えください
千鶴さん
いえいえ、私も日本語話せてものすごく気持ちが楽になったんで全然問題ないです。やっぱり日本語話したい時ありますもん(笑)
こっちかえってくるときは迎え行きますので(笑)
千鶴さん
はい~よろしくお願いします

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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