言語は世界を越える!? 修行中の日本人霊能者に、台湾から霊がついてきた

言語は世界を越える!?台湾の亡霊と意気投合
執筆者:ゆい

日本人以外の霊的な存在との会話はどうなるんだろう?どうやってるんだろう?
そう思う人は少なくないと思います。
今回は台湾で霊能者としての修業中の千鶴さんにこの部分のお話を直撃インタビューしてみました。

目次

海外から女性霊能者に「ついてきた」男の霊

台湾から霊的な人が一緒に日本に来たってのはどういうことなんですか?
千鶴さん
えっとですね、向こうでそう言うのに囲まれてるってのは言ったじゃないですか
ですね
千鶴さん
それで、初日とかもですけども新顔なので結構ちょっかいをかけてくるんです。でも、割と人に近い状態なのでそこは話し合いや交渉の練習にもいいので、なるべく相手にするようにとも言われていて。その中には話やすい存在もいればそうでないのもいますし、相性とかもあるんです
なるほど
千鶴さん
でも私は中国語とかほとんどわからないので、日本語で会話してるんです
実はそこすごく気になってて。霊的な存在との対話ってどんな言葉でやってるんだろう?って
千鶴さん
実際こっちに来て思ったんですが、現地の言葉で話しかけてくるんですよ。なので、現地の言葉がわかるかどうかの場合と、脳内にノイズのかかった状態で直接聞こえてくる感じのタイプに分かれると思います。すぐに言ってる事が解るとかはないですね、私の場合ですが
イメージとしては最初から会話ができるような感じですよね
千鶴さん
霊能力の強い人や修業積んでる人だとそれもあると思うんですが、海外の霊的な存在との対話ってなると違ってくる気はしますね。日本でも対話ができないとかはよくある話なので、テレビとかのメディアに出てる動物とかと対話ができる霊能者とかは特殊だと思います。私は動物系は基本的にまだわからないですね
言語の壁ってやっぱりあるんですね
千鶴さん
大まかなことはわかるんですが、正確に把握できてるかってなればそれはまだ難しいですね
だと、どうやって対話してるんですか?
千鶴さん
普通に日本語です
ええっ(笑)
千鶴さん
私日本語しかできませんもん(笑)なので、何を言われても日本語で返します(笑)先生は日本語と現地の言葉と両方で話してくれるので聞きながら覚えていくようにはしてますが、霊的な存在には日本語にしてます。その方がこっちもある程度強く出れるので
強く出ないと結構大変ですか?
千鶴さん
元が人であっても私は新入りですからね。向こうも簡単に打ち解けてくれるってのはないので関係ができるまではそこそこ強く出ますね

霊がついてくる生活 霊能者の体験談は

それで、日本についてきたっていうのはどういう事なんですか?
千鶴さん
どうしても台湾と日本の往復をしてくことになるので、日本に戻ることなども説明はしてたんですね。中には昔、日本に行ったことがあるとかいう霊的な存在もいましたし。で、その中で一人ついてきてしまったのがいて
そんなに意気投合したの?
千鶴さん
どちらかというとずっと喧嘩してますよ。突っかかる言い方をするので、向こうが勝手に来てるというかそんな感じですね。今そこにもいますけども(千鶴さんの指定したカフェでお話を伺ってました)
気に入られたんですかね?
千鶴さん
どうなんでしょう?向こうの言う事はわからなくてもこっちのことは大体わかってるみたいな存在ですからね霊的なものって
でも喧嘩も日本語なんだよね?
千鶴さん
ですよ。日本語で喧嘩して、今も日本語しか使いません。まあ、なんというかパッと見た感じはイケメンなんですけども、対話とかしてるとすごく残念な方向のイケメンっていうか……
俗にいう残念系イケメン
千鶴さん
ですね。見た目そこそこいいのに、口下手と口が悪いのと多分性格がひねくれてるから残留しちゃったんじゃないかなって思ってます
いつくらいからいる存在なんですかね?
千鶴さん
先生が言うには気づいたら居たらしいので百年以上は立ってるんじゃないですかね~見た目すごくいいのにもったいないというか。でも生きてて出会って付き合うかって言われたらそれは絶対にないなあって思うんで、本人もモテなかったって言ってますけども実際モテなかったんだろうなっては思いますね
散々な感じに(笑)
千鶴さん
あーでもKさん(筆者)の好みだとは思いますけども、話したらこれ無理だっていう気がしますわ
なんとなくわかってきた(笑)
千鶴さん
で、荷造りして一回日本行くって言ったら”俺もいく“ってなって
そんな軽い
千鶴さん
日本に来ても私はいろんな手続きと荷物を取りに来てるので観光とかはしないんですけどもね。で、飛行機に乗ってるときも隣に座ってましたね。ほかの人には見えないんですけども。見えていたらかなり不思議な光景なんじゃないですかね
帰国後はすぐ地元に戻ってきたんですか?
千鶴さん
いや、新幹線の都合で都内で一泊してきました。なので、スカイツリーとか見に行ったんですけどもはしゃぐんですよ。スイーツとかも自分も食べるって訴えてくるので一人テーブルなのに追加とかおいてる怪しい人になってましたよ(笑)
千鶴さんそういうところ義理堅いですよね(笑)
千鶴さん
一人なのにビールグラスで二杯お願いしますってオーダーするのちょっとした罰ゲームでしたね。で、置いておくとすぐではないですけどもゆっくりと減っていきますよ。自然な感じに。私にはビールを飲んだり何かを食べてるのが見えても、他の人にはそこにはアルコールとお皿しかないわけですからね。ほかの人と見える部分が違うのでそこはたぶん脳に映しているものなんだと思います。実際には対面に誰もいない状態なわけですから。そこが多分見える人と見えない人でのずれになってくるんじゃないですかね
お酒も飲むんですね
千鶴さん
日本でも個人の好物をお供えするってあるじゃないですか。あれは間違いではなくてすごくいいことなので。あれと同じ感じですね。生前があまり娯楽とかそういうのに縁が薄かったみたいで、勝手に食べてることもあります。今がそうです
えっ!?
千鶴さん
Kさんあまりケーキとか食べないじゃないですか。で、いまKさんのケーキを勝手に食べてます。いまKさんが食べても何かが起きるかはないですけども、先に食べてますよ
見えなくてよかったです(笑)
千鶴さん
私もできれば見えないほうで生きていたかったです(笑)

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では、今一緒に来てるその霊的な人は千鶴さんの守護的な事はしてくれるんですか?
千鶴さん
どうなんでしょうね?基本的にそこまで危機的な状態になるとかがないので、守護的なものとかがピンとこないんですよね。こっちが何かを頼んでるわけでもないので、単純に面白がってるんじゃないですかね
線引きは大事って聞きますものね
千鶴さん
どんなにいいように見えても相手はもうこの世にはいない存在ですからね。そこはしっかりと認識しないと厳しいですね。霊的な相手と恋愛とかは本当に映画とかの中だけだと思います
それもちょっと聞きたかったんですよ
千鶴さん
生前恋人同士で出会っても、一回この世を離れているので生前とまるっきり同じ性格とか見た目ってあまりないんですよ。見た目がほぼ変わってない場合には中身が結構変わったりしててより辛いかなあって私は思ってます
こっちの思いはあまり伝わらない感じですか?
千鶴さん
伝わってる場合には悪い方向に行くことが多いですね。現世に止まっているという時点で何かの心残りがあるわけですし。その成就のための悪い方に行くことが多いので交渉か消滅か共存かって形になっていくんだと思います
なかなか思うようにはいかないものなんですね
千鶴さん
今ここに来てるこの人は、こちらに危害を今のところ与えてこないのでこっちも何もしません。せいぜいむかついたりイラっと来る程度ですがそれくらいは霊的な存在と共存するときは普通なので。みんながみんな心広く受け入れて共存とかも映画とかの中だけですね。実際には線引きと区分、区別をして接していくことが最初に学んでいく事になるかもしれないですね。見えるだけの時はこの線引きが結構簡単にできたんですよ。見えるだけなので何もできませんよ、って。今は対話ができるのでこの線引きをよりしっかりと自分で作っていくことも勉強の一つとして教えてもらっている状態ですね
映画みたいな話はそうそうないわけですね
千鶴さん
自分の生まれていない時代の話を聞くことができるとかはいいかもしれないけれども、それ以外は私はそんなにないですねえ
霊的な存在に恋愛感情を持つのはあまりよくないっては言いますものね
千鶴さん
前提として見えているってのがあるので、向こうとしてはそれなりに要求してくるものが出てくると思うんですよね。話し相手になってほしいとか。なので、自分以外に興味を持つことを嫌がる場合も多いです。霊的なものって基本的に寂しいって感情と自分を見てほしいって感情が優先されるので
自分の要求優先とは聞きますがやっぱりそうなんですかね
千鶴さん
守護霊的なものって自分から見ればずっとついてるわけではなくいつでも出てこれるようにしてる感じですね。未練があるとかではないので、常に残留してるわけではなく何て言うんでしょうね……目印をつけていてそれを見ることで私らみたいのがその人についているものを見えるようにしてるというか。遠隔操作的な
守護霊は遠隔操作
千鶴さん
うまい表現がでてきません(笑)でも、常に残留してるわけではないので、いざというときには動けるようにしてるといった感じですね。なので普段はその印から見えるものを見てる感じというか、飛んでくるというか。なのでこいつのように普段からふらふらとできる方が希少ですね。いいとは思いませんけども(ある一角を指差して)こういうのはまずないですね
そこにいるんですね
千鶴さん
本当に邪魔な時はお香とかで少しむこうにもダメージが行くようにしてます。最初のころは本当にどこにでもついてきていたので。今はそこまでひどくはないので放置してます
すごいシビアな距離ですね
千鶴さん
それでなくとも自分と一緒にいることで、こちらの体力とかは削られていきますからね。映画や漫画である霊的なものを使役する、調伏するというのはすごいことなんですよ。私はそこまでできないので放置してる感じです。でもほかの霊的な存在はこうやってついてくることもないので
その残念なイケメンさんと特別な関係とかには
千鶴さん
ないですね。向こうもその部分はわかってるので、ギリギリの線でちょっかいを出してきますね。最初に消滅させる相手になるかなって私は思ってるんですが
厳しめですね
千鶴さん
距離を持つって本当に大事なので。引っ張られる人とかは大変かもしれないですね
先生もそんな感じの接し方ですか?
千鶴さん
霊的な存在って本能が強いというんですかね。相手が自分を簡単に吹き飛ばすことができる相手に対してはある程度の敬意に近い形で接してきます。要は舐めていい相手とそうじゃない相手を判断する能力で強さになりますね
なんとなくそれはわかる感じがします
千鶴さん
でも、そうやって構えていてもすごくいい存在のふりをして近づいてくるのもいます。そういうのってすごく危険なんですよ。あと、小さい子とかも自分の気持ちと要求が最優先なので相手のことをほとんど考えません。どんなに生前に親しくても、一度この世から離れていると言うことをしっかりと理解しないといろんなつらいことに巻き込まれていくと思います。実際に、最初はこの世にとどまっててくれたことがうれしかったけども最終的に成仏させてほしいって形になってしまうこともあるんです。向こうが変わり過ぎていることなども大きいですし、越えてはいけない部分って大きいなあって思います
最初から成仏できるといいんですけれどもね
千鶴さん
双方に未練があると残ってしまうこともあるんですよね。外見だってずっと同じでいられることが少ないので、だんだんこの世のものじゃないことを痛感させることが増えてきますし。そうなってまで同じ愛情を持てるかってなるとそれもないんですよね。この人(空席を指差す)は私や先生からエネルギーを吸収して姿を一定にできるというのが正しい感じです。先生の家にいるほかの霊的な人たちもそうですね。共存していくには条件が厳しいことが多く、普通に生きていくにはかなり大変です
ドラマや映画みたいのはないんですねやっぱり
千鶴さん
私も聞くことを始めてから改めて霊的な存在を学びなおしている感じになります。なので相手はどれだけフレンドリーであってもやはり線引きは大事ですね。お互いになるべくいい環境での共存ができればとは思いますが
実際に修業をしてからだいぶ考えは変わったんですね
千鶴さん
ですねえ。あと、こんな風についてくる霊的なものがいるっては聞いてはいたんですがまさか自分に来るとは思ってもみませんでした。映画とかは本当にこちらの理想を書いていてその中で予想できる恐怖とかを入れてるというか。半分溶けてるのに人っぽい何かとかが誰かを追いかけているとかそういうのが見えやすくなる、そういう存在のうめきや声、恨みが聞こえやすくなるって部分を考えるとあまり簡単にこちら側にきて霊能者的なものになるのはおすすめできない部分が大きすぎるというか。自分は誰かと違うんだとかそういう考えで入っちゃいけない世界ではありますね。実際問題、普通ってすごく幸せですよ。見えない聞こえない、そういうものがあるかもしれないけども、で終わらせていくほうがいいです
千鶴さんはずっとそれは一貫してますよね
千鶴さん
自分がそういう部分があるせいで周囲を危険な目に合わせたくないとかもありますね。なので、私以外の人でも同じことを考える人が多い気はしますね。霊的なものって見えないものだから理解は得にくいですし
占いとかはまだなんとなくそこよりは敷居が低い気はしますね
千鶴さん
対話しながら相談してくれる人も少なくないですからね。そういう部分も含めて私も勉強している状態というか。余計なものも憑いてきてますけども
その残念なイケメンさんは最終的にどうするんですか?
千鶴さん
どうなるんでしょうね。私は現段階でどうにかということは考えていないので……できれば、いい形になれればとは思います
なんか面白いことになりそうなのでまたお話お願いしますね(笑)
千鶴さん
はい(笑)またよろしくおねがいしますね

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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