意外と知らないカミソリでの自己処理のこと
ムダ毛の最もオーソドックスな自己処理で挙げられるアイテムはカミソリであり、広範囲をスピーディに処理できるのもメリットの一つです。
ドラッグストアなどでもすぐに安価で購入できる部分も含め、セルフ脱毛には必須のアイテムともいえます。
しかしカミソリによる脱毛にはメリットデメリットの両方があることはあまり知られていません。
セルフ脱毛をより効率よくするためにも、自分の肌質に合わせたカミソリを選ぶことなどのポイントを押さえておくことが大事です。
例えばカミソリは使う箇所に合わせて大きさを変えることでよりきれいに除毛ができます。
顔に使用するならば小さめで小回りのきくもの、すねなどの場合は少し刃の大きなものなどを使用します。
顔に使用したものはできるだけ顔専用にすることで衛生面の管理もしやすくなります。眉毛や産毛などは小さなカミソリで、他の部分を剃ったものはできるだけ顔には使わないほうが良いでしょう。
カミソリの寿命を知って衛生的な自己処理をしよう!
カミソリの寿命はどれくらいだと思いますか?
実は一回の使用から劣化が始まっているのです。セルフ脱毛の際にはカミソリはできれば使い捨てが理想ですが、もったいないという声も少なくありません。
では、使用後のカミソリはどれくらいで捨てたらいいのか?答えは1~2カ月、できれば1か月での廃棄が望ましいです。
カミソリは使用の際に皮膚の表面をそぐことになるので、カミソリの刃の部分に皮膚の古い細胞が付着します。
この古い細胞や角質層が刃を錆びさせるものになり、腐食させていきます。
腐食した刃を皮膚に当ててしまうと、綺麗に剃れないだけではなく、皮膚そのものを痛めてしまいます。
その他にも、自己処理による傷などができてしまった場合はそこから雑菌などが入り化膿してしまうこともあります。
カミソリでの化膿は悪化することが多く、治まった際にも色素沈着ができやすいデメリットもあります。このことからもカミソリの衛生管理の大事さがわかります。
衛生管理はカミソリ負けの原因の一つであり、セルフ脱毛の際には誰もが一度は経験しているかと思います。
使用後は除菌シートなどで軽く刃先をふいて保管するか、安価な物であれば使い捨てでも問題はないです。保管する場合は乾燥した状態での保管がおすすめです。
また、カミソリにはガードのついているものが多いですがこれを外すことはあくまで自己責任になります。ガードなしのカミソリは深剃りができるので表面の仕上がりはとてもきれいです。
ですが、刃が直接当たることで角質を削ったり、皮膚の表面の細胞を削ってしまうことが多々あります。このことからもガードを付けることで剃毛後の持ちは悪くても皮膚に対する負担を最大限に減らしてくれます。
ガードを外したり、ガードなしのカミソリを使用する場合は細心の注意を払うようにしましょう。
カミソリによるセルフ脱毛後はしっかりと保湿を
カミソリでのセルフ脱毛は、毛を剃っていくと同時に皮膚の表面を削っていきます。簡単なピーリングに似た効果であり、新しい皮膚が出てくるきっかけにもなるのでマイナス要素だけではありません。
ですが、一枚皮膚を削っている状態なので、セルフ脱毛後の皮膚は非常にデリケートです。ここで押さえておくべきなのが、カミソリでのセルフ脱毛の後にはしっかりと保水をすることになります。
特別なものは必要ありません。普段使用している化粧水をコットンや手のひらを使ってなじませるだけです。入浴中の脱毛の場合は入浴後に、お顔のケアと一緒に脱毛した箇所にも化粧水を使ってあげましょう。
化粧水の後はできれば乳液やジェルなどを少し馴染ませて蓋をすることで、より肌の状態を良くしてくれます。
乳液などの使用があまり好きではない場合は化粧水だけやボディクリーム(顔以外の部位)を肌になじませてあげることで肌の回復などの速さが大きく変わってきます。
これをするのとしないのでは、色素沈着なども大きく変わってきます。一度できてしまった色素沈着を消していくことはなかなか難しいので、できるだけ自己処理の刺激を抑えるのが大事になってきます。
カミソリでムダ毛を剃るときは必ず毛の流れに沿って
毛の流れに沿って剃ることが基本ですが、ついつい逆剃りもいれてよりつるつるにしたいと言う人もいますよね。
逆剃りは仕上がりが綺麗ですが、埋没毛の原因になったり、見えない傷を多く作ってしまうこともあるので注意が必要です。
できるだけ毛の流れに沿ってカミソリを当てることが大事です。入浴前に脱毛する人も多いですが、出来れば入浴後のほうが雑菌などが入りにくいのでおすすめです。
セルフ脱毛の際にもいくつかのポイントを押さえるだけで仕上がりはもちろんですが、肌の状態も大きく変えることができます。
ひと手間を掛けるのは面倒という人も多いかもしれませが、肌は一生付き合っていくものです。脱毛後に少しいたわってあげるだけで状態も持ちも良くなります。
セルフ脱毛後はポイントを押さえて肌質も一緒に整えてしまいましょう。
カミソリの脱毛で注意しないといけないこと
カミソリでの脱毛で大事なことは「剃りすぎない」ことです。深く剃ることで仕上がりは綺麗ですが、肌そのものを痛めしてしまったり、埋没毛の原因を作ってしまうことも多々あります。
「カミソリの衛生面」も合わせて大事なことであり、この二つを守ることでより安全にムダ毛を処理することができます。
さらに仕上がりをきれいにしたいからと言ってカミソリの使用後に除毛クリームや脱毛テープ、脱毛クリームを使用する人もいますがこれは危険な行為です。
薬剤などが毛穴だけではなく、カミソリで作った見えない傷などから皮膚内に浸透してしまい、かぶれなどを起こす可能性が高くなります。
カミソリは簡単に除毛ができるメリットがありますが、思う以上に皮膚に負担をかけてしまうデメリットもありますので、カミソリを使う際には薬剤の除毛クリームや脱毛クリームの使用は控えておきましょう。
おすすめのカミソリは?
安価でカミソリが買えるとはいえ、数本セットで100円のものはあまりおすすめではありません。もし、100円ショップでカミソリを買うならば1本で100円の物がいいでしょう。カミソリの購入はドラッグストアか通販がおすすめです。
<ジレット>ヴィーナス エンブレイス
5枚刃のカミソリでしっかりと皮膚のぎりぎりまで剃れるのはもちろんですが、ひざやくるぶしなどのカーブのある部分もしっかりとそれます。
敏感肌でもカミソリ負けしにくい製品で2009年の発売以来のロングランであり、その製品のクオリティ、コスパの良さ、安定した仕上がりがわかります。
価格は販売によって違いますが大手通販サイトamazonなどでは600円前後になります。
<シック>イントゥイション 肌うるおう シアバター入りソープ
カミソリにシアバター入りのソープまでついているので水に濡らすだけですぐにスムーズにムダ毛の処理ができます。しかも替え刃が2枚付いているので衛生面もコスパも安心できるのも嬉しいです。
Amazonなどでは970円前後で販売されています。使用した刃を使い捨てにしても一回当たりのカミソリの金額は300円程度であり、肌荒れしやすい人や乾燥肌の人でも安心できるシアバター配合石けんでのシェービングソープが付属しています。
ムダ毛の処理の前にはシェービングソープやせっけんなどを泡立ててから剃刀を当てることになりますがイントゥイション 肌うるおう シアバター入りソープなら、水につけるだけでこの泡を自動で作ってくれるので面倒なシェービングソープの準備もいりません。
敏感肌でも安心して使える存在であり、こちらもロングセールスを記録しています。
<ジレット>ヴィーナス&オレイ ホルダー
カミソリ本体に壁掛け機能が付いており、いざ剃ろうと思った時に「どこにいったっけ?」を防止してくれるシステムです。
替え刃付なので一度使用した後に1~3回は使用することができます。(替え刃の数は購入キットにより異なります。)
価格も1000~1200円前後で替え刃が1~3枚付属しているので一回のコスパは300円以下の場合もあり、衛生面を重視したい人にもおすすめです。
替え刃にはソープつきなのでそのまま剃れる嬉しい設計です。替え刃だけの購入もできるので本体を購入後は替え刃だけを買っていくユーザーも多いです。
カミソリと脱毛サロン年間通したらどっちがお得なの?
年間のカミソリの合計金額を考えれば脱毛サロンのキャンペーンなどを利用したほうがコスパも仕上がりも満足度が飛躍的にあがります。
年間でカミソリを20回使うとして600円×20ならば12000円になります。12000円ならばキャンペーンなどの脇の脱毛にフリーチョイスなども選べてしまう金額でもあります。
最近の脱毛サロンは価格競争が激化しています。ゆえに、脱毛サロンの格安プランでも満足のいく仕上がりのものが多いです。
ですが、格安だけを利用する場合は「勧誘は断る」「他のコースは興味がないことを伝える」などの自己防衛も必要です。他にもネット予約でなければこの格安コースは適応されないなど条件もあります。
自宅や勤務先、学校などから通いやすいサロンで予算に応じたコースがあるならば結果としてカミソリを使い続けるより脱毛サロンでの脱毛の方が仕上がりもコストも満足が行くといえるでしょう。
まとめ
カミソリは急な除毛なども簡単にできるメリットがあります。ですが、仕上がりにこだわり過ぎてしまうと皮膚に思わぬ負担を掛けやすくなります。
カミソリのメリットデメリット両方を理解することで肌を痛めない除毛も可能です。
- カミソリはできるだけ使い捨てにする。
- 深く剃らない。
- ガードはできるだけ外さない。
- 剃った後は化粧水などでスキンケアをする。
- 本当に面倒ならば脱毛サロンのほうが割安であることがおおい。
これらを守ることで仕上がりも肌の状態も違ってきます。カミソリを正しく使って安全なムダ毛対策にしましょう。
面倒なときは脱毛サロンを利用すると、肌へのダメージも軽減でき綺麗な状態にできるのでおすすめの手段です。