現役副住職が語る霊視と守護霊~見える世界との付き合い方~

恵美さんと大学時代の先輩の不思議な話
執筆者:ゆい

現役副住職の恵美さんは大学時代に様々な心霊体験をしたそうです。
恵美さんの大学は霊的なバックボーンを持った人が多く在籍しており、霊的な現象に対しても肯定することが多かったそうです。

目次

学生生活での心霊体験~恵美さんと霊感を持つ仲間たち~

恵美さんの大学って霊能系の人多かったんでしょ?
恵美さん
多かったというか、どうしてもそういうものに対して身近な人が多いのもあってね。同期や先輩とかもそういう人が多くて、だれが外にいるみたいですとかあっても“ひと?ひとじゃない?いきてる?”とかそういう会話も多かったかなあ。すごく面白くていい人ばっかりで今もお付き合いがあるよ
そういう体質の人たちだと話も合いそうな気はするよね
恵美さん
先輩で今は寺継ぎながらお払いしてる人がいるんだけども、その人なんかは歩くだけでも軽い除霊ができてたと思う。すごい面白い人で
ナチュラル除霊
恵美さん
こうね、見た目がホストっぽいのよ。めっちゃいい声で。だから今はすごく良い声の僧侶になってるはず。そり入れるときに全員に送ってきたりするくらいのメンタルもイケメンだぞ
声質によっては檀家さんが召されるのでは
恵美さん
すごいい声でしかもイケメンだからもしかしたら檀家さんだけじゃなく檀家さんに憑いてる何かも召されるかもしれないレベルだ
そんなホストのような人が
恵美さん
そうそう。この人が本当に面白くて徳もあって、いろんなものを引き寄せるんだよ。こうね、アパートとかマンションに集まってると、その先輩が来ると空気が変わるの。一気に浄化されるっていうか
空気清浄機の効果まであるのか……イケメンにもほどがあるね
恵美さん
なんていうか、オペラっていう感じの声なんだよね。そのうち落ち着いてこっち遊びに来るときは紹介するよ
もてそうな人だね
恵美さん
うんむ。もてるんだが、その範囲が広すぎてな。人から人でないものまで本当にその先輩によってきちゃうからね。なんというか、あの人は結婚難しいんだと思う
もったいないねえって思っちゃうけども
恵美さん
なんというか、人とかそういう部分じゃなく……一種の神域の人に愛されるというかね。そうなると、俗世の女性でどれだけ振り落とされていくかになるし、あそこまで徳が高いと生まれたときから神域のかごとか設けるだろうから同じような女性が現れるかそういう人以外の何かが縁談をまとめてくれるんじゃないかなって思う。それくらい特殊な人でね。だから私とか同期とかで見える系にも”大丈夫俺もだ“ってよく言ってくれてたしね。その人が道とかの花に手を合わせてると、そこであったことがわかるというかね。それくらいのすごい人もまれにいるからね
そういう、見える人同士ってどんな風に話をしてるの?
恵美さん
なんというかね、言葉の一つ一つに色んなものが入ってる人というか。その人が読経するでしょ?私らもすごくうっとりできるのよ。つまり、読経の対象なんかはそれ以上の気持ちになると思う。大学時代に、ファミレスで食事してたのよ
うん
恵美さん
で、食事してて私らが三人なんだけど三人って4人掛けに案内されるでしょ?そしたらお水が4つきて、ああ、そうかーってなってたんだけどもね。先輩の隣の空間には人じゃない霊的な存在が普通に座ってて。先輩もその霊的な存在に対して普通に友人と接するみたいにしててね。ポテトやらサラダやらとりわけながら話を振ったりするのよ。まったく区別しないの

霊感がある先輩と共に感じた、目に見えない世界の存在

恐怖とかもない感じなのかな
恵美さん
なんというか、その霊的な存在は私たちと年が近かったから楽しそうで寄ってきてしまった感じだったんだけど先輩はずっと話を聞いてて。で、お会計して外に出たらさ
うん
恵美さん
その霊的な存在がね“ありがとう。俺も友達とファミレスで食べたかった”ていってね。手を振ってすーってきえていった
……………………
恵美さん
先輩は、『同じ学生だったんだ。そこだけ見てればいいって俺は思うけど、俺の考えはきっと甘いって言われるんだろうな。でもさぁ、あんなふう
に馬鹿なこと話せるんだぜ?だったらいいじゃねえのって思うよなって』言っていたの
やり残したことだったんだろうねえ
恵美さん
そんな感じで、穏便に対応できるなら対応する人だったんだよねえ。海とかサークルの旅行とかでもそんな感じで。特に、小さい子とかに何かついてるとその子にわざと軽くぶつかって“ごめんな、お兄ちゃんぶつかっちゃったな”って言ってその子の頭とかを軽くたたくのよ。で、ペロッとはがしていくからね。すごいなあって思ってみてたわ
すごく優しいんだねえ
恵美さん
ただねえ、自業自得で束縛霊とか地縛霊になってる人には“もっと反省してから上に連れてってもらうといいよ”とか言う人だったからその辺の判断はすごかったと思う。親切な上にイケメンでいい声を持っている。たとえ坊主というか僧侶スタイルでも頭の形がきれいだからイケメンだと思う
恵美さんがイケメンというのだから本当にそうなんだと思うわ
恵美さん
そういう人がいると、私らも霊的な存在との付き合い方や対話の仕方を考えるようになるようね。帰省するたびにばあちゃんにも話をしてたらばあちゃんも、徳のある人だねえって言ってた。ばあちゃんは多分私の記憶とかそういうのもしっかりと呼んでたんだと思う。あの人の前では嘘なんてつけないからね
本物の霊的な能力持ってる人って全部見えるっていうものね
恵美さん
うん。変に嘘とかつくと本当に大変なことになるから、なんかやらかしたときとかも正直言ったほうが早い解決になるよ。とくに霊的なもので相談するなら絶対に自分を飾ったりしちゃダメ。早く決着つけたいならそこは本当に守るべきところになるからね
私はあまりそういうトラブルがないなあ……
恵美さん
Kちゃんはなんというかさ、よってこれない何かがあるよね。だからKちゃんは割と一人でふらっと出かけたりドライブしたりするでしょ?集団で危ないところに行くとかもないし、私がたまに一緒について行っても自分のペースであちこち私を連れて回ってる。ただ、その回るところが結構霊的にもいい場所は多いから無意識にそういうところを好んでるんだとは思う

霊視がつなぐ絆と守護の力、哲君との友情

森林浴とか、海とか、明治建築とか?
恵美さん
うん。あと、神社とかに入る時に一礼してから入るし出るときもお邪魔しましたっていうでしょ?ああいうのも積み重なると結構大事なのよ
ご飯食べ行ったときのごちそうさまでしたと同じ感覚でやってたわ
恵美さん
それで問題ないよ。そうやって自分で守ってる人ってのも一定数いるからね。先輩も割とそういう感じでみんなで海に行った時に、夜中に一人で海辺で酒飲んでんだよ。ぱっとみると一人なんだけど、先輩の周りには霊的な人がいっぱい、いてさ。肩組んだりしてるの。そんで先輩が“もっとのめよ”とかで勧めてて
うん
恵美さん
私らも見えるから、つまみと酒と、ノンアルとかもってそこに混ざってた。女の子もいたからね。甘いものとか買っていったらすごくびっくりしてて、でも嬉しそうにしてたよ。で、その人らがゆっくりと消えていくまでそこにいたわみんなで。私はまだまだばあちゃんや先輩みたいにはなれないけどもね
恵美さんが霊的な存在にも整然と同じように接するのはその先輩の影響だったのね
恵美さん
あと、同期の影響もあるなあ。私の同期って見える人が本当に多くて。同期もわりと“そっかそっか。事故っちゃったんだね。んじゃ、上にいこうか~”って感じだったし、私らで手に負えない場合は先輩たち呼んできてお願いしたりもしてたし
みんなが同じ感じだとなんかほっとするよね
恵美さん
ただ、本当に質の悪い者とかもいるからそういうのはこちらに引き入れないようにしてた。あくまで希望としてみんなで楽しくしたいとかそういう。海辺の人たちもそこにいるんだけども、もっとみんなでわいわいしたいねえ夏だし。あー楽しかった、んじゃいくわ~って感じだったからね。だから、亡くなられても性格とかは極端に変わることはないんだと思うよ。震災で亡くなった人たちがばあちゃんにあいさつに来てるのとか見てもそれはすごく思う。だから私もばあちゃんみたいな感じでこれからも霊的な人たちとお付き合いできたらいいなって思ってる。さすがに投げ飛ばすとかはまだあれだけども、兄貴の子供とかが何かつけてきたら払うくらいはできるしね

恵美さんの原型となったのはおばあさまと、大学時代に出会った人たちであり見えることや怪異を肯定しながらどう付き合っていくかなどを体験していったそうです。
恵美さんはのんびりとした気質の人ですが、大学には様々な人がいたことも話してくれました。

霊視で明かす守護霊の存在:恵美さんが語る霊感の極意

恵美さん
こうさ、大学だから課題が終わらない事とかあるじゃない
あるねえ
恵美さん
で、すごいフリーダムな霊的な人がいてさ。同期が課題終わらない死にたいっていったらその人が走ってきて同期の肩を叩きながらさ“みてみて!俺死んでる!課題やろ!俺がもう死んでるから死ぬのはだめ”っていうのよ。めっちゃわらっちゃってさ(笑)で、同期も“そっかー……先に死んでるもんなあ。生きるわあ、簡単に死ぬとか言っちゃだめだよなあ。頑張るわ”って。で、その霊的な人がさ、名前が哲っていうのよ。で、哲君がさ、一緒に課題考えてくれてさ~とかいうのよ
すっごいフリーダムだね
恵美さん
哲君はうちの大学じゃないし、私らよりもずっと上の世代なんだけどももっと勉強したかったって思いが強くて残ってたのね。で、哲君はこの同期と一緒に勉強したり授業でたり、バイト行ったりするのよ。同期も完全に親友カテゴリになってたし
哲君はどうなったの?
恵美さん
うん。同期とめっちゃ意気投合して卒業後に同期と一緒に同期の地元帰った
そうなったのかーーーーー(笑)
恵美さん
同期も哲君がいるのがもう当たり前になってたから、哲も一緒くるだろ?うち書庫あるから好きなだけ勉強できるぜっていったら哲君も“ええの?迷惑やなかったらいきたい!”って
同期さんもフリーダムだなあ
恵美さん
で、今はなんというか哲君は同期の守り神みたいに昇格した。哲君自体もそうとう頑張ったけども、同期も相当みっちりそっちの修行も積んだらしくてね。哲君の家を根性で見つけて哲君連れて行ったんだよ
すごい行動力だ
恵美さん
で、もう哲君のご家族は亡くなってたんだけども妹さんのお孫さん?が哲君の話を聞いてたらしく、家族写真とか分けてもらえたらしくて。哲君も大泣きして、同期も大泣きしたらしい。で、哲君は一念発起して”今度は俺が守るから“ってなったみたい
なんというか、哲君もいいお友達に出会ったんだね
恵美さん
同期の結婚式というか、寺で挙式だけしたんだけどもさ。私と先輩とか同期も呼ばれたのよ。で、哲君の席もちゃんとあって。哲君の写真をカラーにして飾って立ち会ってもらってた
当の哲君はどうだったの?
恵美さん
哲君は“どうしよう俺結婚式の参加はじめてや!”ってなってた(笑)で、いまは同期の娘さんが哲君が見えるらしくて“お兄ちゃん”って呼んでるらしい
奥さんは大丈夫な人なの?
恵美さん
奥さんもね、同期から“俺には生きてないけども親友がいる。それを理解してほしい”と言われて“あんたの後ろですごく恐縮してる人か”って
見える人なのか……
恵美さん
というか、同期が本気すぎて普段見えない人でも見えるくらいになってたらしい。で、哲君の話をして、悪い人じゃないんだしいいと思うよ~って結婚に至ったとはきいた
この同期さんと先輩さんの話は今度改めて聞きたいわ。こんな面白い人の話はもっとじっくり聞きたい
恵美さん
これ、同期と哲君の写真。正確には心霊写真
はっきりくっきりしっかり映ってるね
恵美さん
哲君もなんか関西系だからね。あと意志が強いのもあるけども浄化されずに残っただけの強さがあるから守り神というか神格化するのはいい方向だったんだと思う。家神的な感じで。哲君、果物が好きだから娘さんとおやつタイムしてるらしい
フリーダムにいい娘さんだねえ。そのまま育ってほしいねえ
恵美さん
先輩も、哲君は別に上に上げなくてもいいんじゃないの?好きで残ってるし、不満とかじゃなく勉強したい、もっと色んなもの見たいだから~って。先輩がそういうならいいか~みたいに私らもあったし、同期と哲君が一緒に帰郷するてなったときも“それがいいよ。空気もいい所だし哲君にもいい環境だよ”って。哲君涙もろいから泣いてたわ。卒業式も一緒に泣いてた
哲君と同期さんが気になりすぎる
恵美さん
そんなこともあったから、霊的な存在との共生みたいなことも考えさせられたねえ。ただ払うだけではなく、上に行くのを手伝うだけではなく、一緒にあるという可能性を考えられたというか
一番いい形なんだろうね、それがきっと
恵美さん
ホラーとか皆でみて“どこかに本物が写ってないか”ってなってるときに哲君は“俺そっち側だけど怖いわあ”てなってた(笑)
哲君キャラ濃いなあ(笑)
恵美さん
哲君の今の状態とかは今度同期に聞いておくわ。先輩にも“檀家は失神してないですか?”って
先輩のお話もちゃんと聞きたい。というか、恵美さんの周りやっぱり面白い人ばっかりだわ
恵美さん
ごく普通じゃろ
いや……面白いと思う(笑)ほかの人とかの話も聞きたい、今度改めて。あとその、哲君との学生時代とかも聞きたいわ
恵美さん
私らよりもよほどまじめな存在だったと思うわ哲君。課題とかもだし、レポートとかも”多分だけどもさ、俺思うんだけど~“って参加してたからね。哲君がいつからいたのかはわからないけども、結構前から出入りしてたって話は聞いた
(笑)
恵美さん
女子組だけでスイーツバイキングに行く時に”俺も行ってみたいけどダメ?あかん?“っていいながらみんな”いいよ~“っていって、大皿にとってきてお皿と飲みものとか哲君の分も準備したりしてた
すごく良いキャラすぎる
恵美さん
近況はちゃんと聞いておくし、大学時代の写真は多分も少しあるから探しておくね。ばあちゃんも”変わった霊体だな“っては言ってたね。だから本当に人の本質って変わらないねえ
だねえ。そうきくと納得できる。お互いがいい修行と環境でいい方向に行ったんだろうねえ。なんか思いもよらない話を聞けてすごく面白かったです。面白かったといったらダメなのもだけど。今度また改めて聞かせてください
恵美さん
はーい

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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