僧侶の霊感が語らせる　自然災害時に霊的な被害を遠ざける方法

一番手っ取り早いのは家中の水を一回出すことかなあ

霊的なものって開放されるとまず水を求めることが多いんだ。だから水を一回出すことでそれらを外に排出することもできるというか

うんむ。それで水を流し終わると多分空気とかも変わると思う。断水してた場合には復旧してからでいいんだけども

門柱とかがあるならそこにお水を置いておくだけでも最低限の供養になるのでやってる方がいいかなあとは思う。あとはできるなら生米。精米した奴を少し置いてもらえればほかに行くことのほうが多いんじゃないかな。少なくともちゃんと礼儀をもって接する姿勢を持っていればこちらに対して何かをしてくるとかはないというか

ただ、不安をかんじるとしてもほとんどは震災とかの場合は先の見えない部分が大きいと思うからそれを不安としてることもあるかな。実際に霊的なもので何かを感じるというのはよほどの大きな事故とかがないとないかなあ。今回みたいな震災はあれはもう予定外で予想外のものだから誰を恨むとかもできないし。実際に私が見ても何かを求めてるというよりも家族の安否と自分の気持ちを伝えてほしいというのがほとんどで。初めてのお盆の時に一部のお家でろうそくとかで明かりを作って慰霊の気持ちを出してたからね。そういう行動も霊的な人らにはすごく慰めになったし、お盆明けに成仏したとかもあったからね。なので時間が解決してくれることも多いというか。不安なのは人も霊的な人も同じだからそこまで構えないでほしいというものもあるかもしれない

これをしたらいいというのは水流しやお供え程度で本当に充分だと思う。あとは個人を思ってもらえればいいかなていうのが本音かなあ

でもそうやって不安を感じるというのは霊的な存在に対しても畏怖をもってるからだと思うんだ。それはそれですごく大事なことなのでそのままでいていただければ

だねえ。目に見えないものっていうのは今だけじゃなく昔からそういう目に見えないもので起きる災害の後には霊的なものが関与してると考えることが多いからね

それはあるね。ただこれくらい大きな天災っていうのは過去にもなかったからね。それを考えると今の時代が一番大変なのかもしれない

震災をきっかけにして僧職や神職を進路に考えてくれる子供さんも出てきたからね。なのでいろんな芽は出てきてるしこれからの新しい霊的な存在との関係をつくれる人がいるかもしれない

そうね、犬みたいなものとか霊的な犬とかはちょっとよかった。なんかこう、犬はいいよね

震災で飼い主を探して一緒に上がっていった犬を結構みたんだよね。それもあって、そういうペットが亡くなったときでも絆や関係を築いてくれる次世代の僧侶や神主が出てくるかもしれない。私はそういう存在にも期待してる。哲君が神様になったように、出来ないことはないと思うんだ

それも期待できるよね。不安を感じるということはそれだけ周囲のことを感知してるわけだし

お餅はすごい喜ばれる。切り餅をあっためたやつでもいいけども、つきたてのもちとかだとそれだけで結構違ってくる。うちでは自分でつくのはやめちゃったんだけども、つきたてのお餅を買いに行くことはあるよ。予約して。で、生のおもちをあっためてお供えさせてもらってる

生餅ってぜいたく品だからね。私もばーちゃんと被災地に行くときに切り餅いっぱい買っていったよ。で、ご遺体が多く上がった所とかにお供えしてきてた。風化して崩れるものでもあるし

お餅とお酒はどっちもお米ってのもあるからね。あとはお餅って毎回準備できるものでもないから精米してある地元のお米とかがあれば供物としては問題はないかなあ。きれいなお水とお米でも十分だし、何かの記念日とか慰霊の日とかにお酒とお餅とかでもいいし。これを必ずやればいいとかではなく、手を合わせるだけでもいいし

うん。僧侶ができることなんて、そうやって手を合わせる機会を作るくらいだからね

私、Ｋちゃんから“いまゆれてる？これはめまいか？”って来た時にすごい笑ったわ

だいぶそういう霊的なものも向こうにいっても見なくなったねえ。三年目までは結構ひどかったけども

十年まで残ってた人はいたけども大体の人が三年目をめどに、そろそろいきますわって言ってたね。あがり方がわからない人は少し手伝って上がってもらったりもしてたし

残ってる人もいれば、周辺をうろうろとしながら町の変化を見てる人もいた。家族が去っていくのをみて、それを見送って上がっていった人もいたし。自分で納得できないと成仏ってできないことが多いからね。葬儀っていうのはその納得を作りうる場所にもなる。その葬儀がなかなかできなかったのが東日本大震災だったからね

そうやって残された家族も心の区切ができるし、なくなった方も上に向かうことができるようになる。双方にとってすごく大事なものだったから私らもできる限り袈裟を着て読経だけでもあげましょうって動いてた。今いこうと思った時を逃すとなかなかいけなくなってしまうからね

私にはそういうのがないんだよね。あくまで僧侶だから

今は女でも結構僧侶がいるからね。だからその辺はそこまで気にならなかった。ただ田舎だとちょっと珍しいがられてしまうからね

今でもまだまだ修行中だからね

こういう体質に偏見を持たない人はありがたい

そのままでいてくれ（笑）

うーん、その人の体の一部、例えば髪の毛とか血液とかついてると残りやすくはなる。ただ、必ず残るかってなればそうでもないし。交通事故のひき逃げとかだとそれがでちゃうのはある

そうなってくる。ただ、交通事故で亡くなったと必ずそうなるは言えない。心霊スポットから車に乗ってついてきたとかが心霊スポット荒らしに行ったことにたいしてついてきてるというか。ああこの人はいたずらにここにきてるなら自分も同じようにしてもいいだろうって。それは震災の時も同じでバカなことをしていったバカには大量にくっついていったからね

心霊スポットはまあまだ何とかなることもあるんだけども、慰霊地っていうのは本当に慰霊のための場所なんだわ。そこを踏みにじるのは何をされても文句は言えないっていうことなのよ。慰霊地、慰霊碑、慰霊の盛とかは無念を抱えて亡くなった人が多くいる場所だから慰霊なんだよ

慰霊地でバカなことは芸能人とかでもやらないでしょ。あの人らは心霊スポットまでは行くけども慰霊地はいかない。そこを荒らすっていうのは人間というか、魂のレベルを一気に下げることになる。魂のレベルが下がれば何もできないし、守護霊とかも離れていく。でもそれは自分で選んだことだし何とかしてくださいと言われても何もできないんだよね。実際に震災後に海でバカやっていろんなものをつけてしまって結果的に今うちの総本山で修行してる人もいる。それくらいの覚悟でというか人生捨ててもいいならやればいい。でもそれに対して何とかしてほしいとかは絶対に持ってくるなってなる

震災でも多くの慰霊地、慰霊碑、慰霊公園とができた。そこでバカなことをする奴は人じゃなく獣なんだと思うよ。一回の取れ高とかそんなもののために人を捨ててもいいってすごいよね

しばらくしてからだけども動画に取りますとかいってきたバカがいて揉めてたし私も映りたくないから作業場を変えたりしてた。結局撮影はできなかったんだけどもそのバカも帰るときにいっぱいつけてたね

ああいう動画は私もすきじゃない

そういう人だといいかもしれない。ただ荒らしにいくとかはね

ようやく出てこれた人とかはいるからね。12年たってもまだまだ終わってないのが実情だねえ

一時期すごく減ったんだけどもね。震災でもう一度目を向けてくれたり実家の神社を復興させて引き継ぎたいとかいう人も出てきたし。そういう人が今度は出てくるんだと思う

そうだねえ。新しい形の霊能者とかが出てきてもいいと思う

見守ることも大事だねえ。また今度向こうもだけどもどっかでかけよう

12年、まだまだ終わらないねえ

いいならお願いしたい。ほかの所までってなかなか目が回らないし

うんむ。お願いしたいわ。よろしく

それはあると思う。今度はもう少し北側の方に行ってみたいね

よろしくです