幽霊の正体は霊的存在 成仏せずに神格化されていく哲君!

神格化した哲君とお寺の娘さんの不思議な話

恵美さんの大学には成仏せずに長期にわたり大学の生徒と一緒に過ごしている霊的な存在がいました。
哲君と呼ばれ、見える人であれば彼が普通に生徒と一緒に授業を受けたりしているのも分かり卒業生である講師などは「哲君は成仏しないねえ」などと半公認のような存在としていました。
現在は縁あって恵美さんの同期の方のお寺に一緒に住み着き神格的な存在になっている状態です。
神格化することのメリットは様々ありますがデメリットの一つが家神的な存在になるので成仏などの条件が非常に難しくなることになります。
それも踏まえて神格化することを選び、現在は守り神としての修行なども続けているとのことでした。

目次

幽霊が見える人は霊能力者? 娘さんと哲君は仲良し

幽霊が見える人は霊能力者? 娘さんと哲君は仲良し

恵美さん
哲君の話をいっぱい聞いたんだが来るかい?

と恵美さんからのお誘いもあったので早速恵美さんの所へと向かうことになりました。

哲君の話と聞いてやってきました

恵美さん
うん、同期の所に娘さんがいるわけでさ

うん

恵美さん
どうにも見えるらしい、哲君が

でも奥さんもそういう感じの人じゃなかった?だと見えるというか環境的にそうなるような気もするんだけども

恵美さん
まあねえ。寺の娘でこのまま一人娘ならあとを継ぐか僧侶を旦那にするか、廃業するかの三択になるんだけども、あいつの所はでかいのと、その土地には寺も少ないから廃業とかはないと思うんだ

なるほど、なんというかある意味生まれた時からそこにいる存在というかもはや実態がないだけで家族なわけでしょ

恵美さん
うんむ。娘さんが生まれた時には哲君と家族が抱き合って泣いたという話もあるくらいでな……もはや哲君からしても娘のような存在といっても過言ではないのかもしれん。ただ、娘さんがちゃんと哲君を認識しているのはいいんだけども今後霊的な存在、むしろ神格的な存在とどのように接していくかっていうのはすごい大きな課題であり議題でもある

そうするとものすごく大事に聞こえてくるよね

恵美さん
まあ実際には哲君は面倒見もいいし世話焼き気質だし色んなものをわきまえてきてるから長年成仏せず祓われずに生き残ってきたわけなんだが

生き残りという言葉に様々な矛盾を感じる気がする

恵美さん
あの先輩ですら哲君はみんなの哲君だから俺でも祓う気にならねえて言ったくらいだからなあ。それくらいに人に対して好意的な霊的存在ってすごく珍しいんだよね。なので神様になって家を守りたいってなった時にもみんな納得した部分はある

結婚式もたしかあれだったんだよね

恵美さん
神前で哲君の席もごちそうもちゃんとあったからね。そういう環境の中でお子さんは生まれてきたから慣れてしまうのはあるよなあ。哲君の衣のすそ踏んで転ばせたり、猫を追いかけて娘さんが外に出た時に哲君が追いかけて行って猫と娘さんを持ち帰ってきたりとなかなかに面白い娘さんではある

哲君すげーなー

恵美さん
私もさ、年月を考えたらまあ外に短時間出ていくくらいなら、問題はないと思うけども実体として猫と娘さんを持って帰ってくるって聞いたときは神格化がすごいのか、哲君がすごいのか、娘さんがとんでもない霊体エネルギー持ってるのかなって考えたよね

実際はどれだったの?

恵美さん
うんむ。全部

全部

恵美さん
全部。生まれた時から神格化したものがいるってのはそれだけ内部にあるものを引き出しやすくなる。環境としても危ないものが境内には入れないから素質があれば開花しやすいのはある。だから娘さんも哲君を触れるし、哲君自体も娘さんをブースターとして実態になれたと私は考えてる。この辺は先輩の意見をまだ聞いてないからあれなんだけども、似たような体験は私もあったからね

ほう

神様の名前は哲君 霊体としてレベルが高くなっている

神様の名前は哲君 霊体としてレベルが高くなっている

恵美さん
私が小さいときにハチスケ(犬)を追いかけて外に飛び出ていったときにばーちゃんについてた集団が慌てて私とハチスケを追いかけて持ち帰ってきたらしい。ばーちゃんは手が離せないし親父たちも不在だったってのもあるんだけども

さも当たり前に言ってるけどものすごく異常事態だからね!

恵美さん
あの時はばーちゃんにも霊的な人らにも、ものすごく私もハチスケも叱られたのだ……ハチスケはその後天寿を全うしてばーちゃんの守護犬になっていたが。私もかわいがっていたんだがばーちゃんの方についた……犬の気持ちはわからないものだ……まあそれもあるから哲君の元々の力と娘さんがタンクの役割をしたら結構自由が利くんじゃないかと思うんだわ。実際に検診とかは哲君も憑いていくらしいから

完全に親目線だね

恵美さん
宅配とかは流石にまだ取れないけども、声でそこに置いててくださーいとかは普通にするからね。うちにもそういう人がいるといいんだけども

恵美さんちにはいないよネそういう感じのひと

恵美さん
いないわけでもないんだけども哲君レベルとかはないね。私もそこまで求めるものないし。ばーちゃんがいた頃はそこそこあった気はする。私や兄貴が飛び出していくと連れて帰ってくるとか

あー……なんとなくわかる

恵美さん
娘さんも読み聞かせとかを、親だけじゃなく哲君とかにも、お願いしているから、言葉の発達とかも面白いらしいよ。一緒にテレビ見てたりもするから奥さんが哲君に任せて買い物行ったりもできるらしいし

それはすごいねえ

恵美さん
本当に特殊ではあるよね。霊的な存在がそこまで根差して、双方が否定をしない関係ていうのはすごく珍しいと思う。普通は誰かが存在意義を否定するから。ただそうなってくると哲君が見えない人がほとんどであることに対しての娘さんがどうなっていくかとか大事になってくるけども。私も霊的な人がいることが普通で育って悔いてるからさ。Kちゃんみたいにその辺まったく気にしない友人ができるとは思うんだけども

あーねー

恵美さん
初めてうちに遊び来た時に誰もいないのに普通におじぎしておじゃましまーすていうからさ。霊的な人らが見えてるのか?とか騒いでたけどもばーちゃんがただの礼儀知ってる娘さんで全く見えてないから余計な事すんなって言ってたもん

神社とかお寺とか入る時はどうしても最初にお辞儀しちゃうんだよねえ。恵美さんはまして人が住んでるからおじゃしまーすっていうのは当たり前というか

神様はゲームを好み、ジブリを解説 哲君の好きだったこと

神様はゲームを好み、ジブリを解説 哲君の好きだったこと

恵美さん
娘さんもそんな感じではあるよねえ。アニメとか見ながら哲君が“俺が知ってる世界と違うなあ”とかいいながら解説してるらしい。ジブリとか

ジブリを解説する神様

恵美さん
うんむ。哲君は大学にいた頃は麻雀とかもしてたから結構世俗的な神様になるだろうし分かる人が見たら不思議な気持ちになるんじゃないかなあ

哲君の話を聞くたびに見えるのも悪くない気がするという錯覚を覚えるもんね

恵美さん
見えるのはまあ悪いことの方が多いけどもね。哲君みたいのは本当にマレの中のまれだし

まあ娘さんがすごい霊能者になりそうな予感もするねえ

恵美さん
それも心配らしいんだけどもさ、どうも二人で酒飲みながら教育方針や懸念を語ってるらしい。人間の男を連れてくるならいいけども選択肢にもしたら人間以外も入ってくるかもしれないってやつがある

生まれた時から人以外がいると確かにそういうこともあるのか?いやどうなんだ?

恵美さん
私の場合には人以外もいたけども大体が年配の人だったからなあ。哲君は見た目青年で小ぎれいだからなあ

ほへえ

恵美さん
いろんなものを預かるらしいんだけども、なぎなたを預かった時に娘さんが触ったらなぎなたに憑いてたものがぼろぼろと出てきたらしく

すでにその道の人になってるじゃん

恵美さん
でもまだ出すだけで何もできないから哲君があれこれして、なぎなたから出てもらったうえに、上がってもらうルートを作ったらしい。それを見て、娘さんも哲君の真似したいっていったらしい

それはまあ、何も言えなくなっちゃうよねえ

恵美さん
哲君自体そこまで押しが強くはないし、神格化して日が浅いから感覚が人間に近いから思い悩んだりもしてるみたいだし。娘さんは家族として見てるからものすごいなついてるんだって。おとうさん、おかあさん、じーじ、おばあちゃん、哲君、ハナちゃん(犬)って感じで。どうやったら哲君みたいにハナちゃんと話ができるようになるの?とか聞かれて哲君もどう答えたらいいかわからなかったらしい

どうなったのそれ(笑)

神様と動物の関係 ハナちゃん(いぬ)の主張はごもっとも

神様と動物の関係 ハナちゃん(いぬ)の主張はごもっとも

恵美さん
奥さんがハナちゃんとお話しできるようになるにはいっぱい本を読んでいっぱいハナちゃんとお話ししようねってやったらしんだが

だが

恵美さん
当のハナちゃんは“触りすぎで困っている。お前らがちゃんと娘に対して犬への接し方を教えるべきだ。近所の〇〇(近所の犬)の耳や尻尾を持ち上げて私が謝る羽目になった。今度お前らもちゃんと誤ってきてくれ”と犬に説教されたらしい

ハナちゃんは何犬なんですか

恵美さん
キャバリア

最強の犬さんですな……まあ、犬って小さい子のすることは、大概許してくれることもあるけども個体差があるからなあ

恵美さん
ハナちゃんに“私はあの子を傷つけることはしないが他はどうかはわからん。体格が違いすぎれば私も守り切れない事もある。そのようにならないように犬に対してどのように接するかをちゃんと教えることはお前たちの務めだ”まで言われたらしい。犬用チュール送りたくなるくらい犬ができてるよな

犬に道理を説かれる僧侶と神様という、ものすごくシュールな関係ができてますね……

恵美さん
ハナちゃんを見たことがあるんだがとても賢いんだ。間違って犬に生まれてきたとしか思えん。よく人間一回目とかいう言葉あるようにハナちゃんは犬何回やってるんだってくらい犬ができている

うちの前の犬もたしかに犬ができていた

恵美さん
うん。Kちゃんち犬も犬ができていた……だから家に着いたし最後まで家と家族のそばにいたい、家族に看取られて天寿を全うした。ハナちゃんも多分そのルートだと思う。私からもハナちゃんには、こいつらまだ修行が足りないし私も修行が足りない。ハナちゃんから見て問題のあるとことはその都度に言ってほしいとは言ってある。その辺は先輩も言ってたらしく先輩と話した時も“ハナちゃんは来るべくしてあの家に来た守り犬だろう”って言ってたわ。娘さんが耳触ったり背中触ったりしても何も言わないし一緒に寝付くまでそばにもいてくれる。寝終わると自分のコーナーにいって寝てるらしい

完全に保護者だろ

恵美さん
犬は生涯の友達とは言ったものだ……私もハチスケとは楽しく過ごしたからな……

というかあの犬がハチスケって名前だったのも知らんかったわ。おばあさんはいぬ!やろう!ってしか呼んでなかったから

恵美さん
うんむ。そのたびにハチスケも“ばーちゃん、ハチスケです”ていうんだけどもばーちゃんは“やろ、犬!”てしか呼ばなかったからね。まあ田舎のばーちゃんてそういうもんじゃろ。犬猫の名前とか性別とか無視して全部やろ、で統一されてるというか。その辺は哲君はしっかりとしてて娘さんにもハナちゃんが嫌がる事はしないようにしようねってハナちゃんという単語を教えている

ほう

恵美さん
ただ、ハナちゃんとしては哲君に対してハナさんと呼べという部分もあるらしく、妥協点として丁寧言葉で接することに着地したらしい

犬に敬語の神様……

恵美さん
まあずっとフルパワーではないけども哲君たちの目の届かない場所や状況によってはハナちゃんが最大火力で守ることもあるからね。実際に階段から落ちた時にハナちゃんが下敷きになって娘さんはかすり傷だったこともあるんだ

ハナちゃんさんだわ……

恵美さん
その際にも動物病院帰りに二人がハナちゃんからお前らが目を離すからこうなる。私がいなかったらどうしたつもりだ。もっとしっかりと注意を向けるべきだしあの子にも不用意には、知らないことを教えるべきでありお前たちの仕事だと言われてうなだれたらしい

ハナちゃんさんに全面同意です

神様の不思議な話は続きます 哲君とハナちゃんと娘さんの関係

神様の不思議な話は続きます 哲君とハナちゃんと娘さんの関係

恵美さん
それくらい犬ができていらっしゃるからなハナちゃんは。最近娘さんがインコも欲しいとか言ってるらしくハナちゃんがインコも悪くはない。ただ力の入れ方や世話がまだまだ大変であるのとハナちゃんが鳥を捕まえるのは難しいからハムスターあたりから始めろ。って言ってるらしい

鳥は確かに大変な感じはする。私も鳥は飼ったことが……あるけども合鴨だからなあ。インコとはないねえ

恵美さん
ハムスターとかあひるとか少し大きめのものにしろって言われてるらしい

アヒルいいんじゃない?コールダックとか飼ってる人SNSでよく見るし

恵美さん
犬に指導されている今の状態でアヒルとかきて、そのアヒルだな、仮にものすごくアヒルができていてアヒル7回目とかだったら目も当てられなくなる

めっちゃいい笑顔だぞ(笑)

恵美さん
ハナちゃんも哲君も近所の犬猫と話をしたり情報交換をしたりするらしい。特にハナちゃんはたまに出歩いて情報をもってきて今哲君のいる区域に何が来てるとか自然神が来てるとかそういうものも持ってきてくれるらしい。犬猫ネットワークとか動物ネットワークって人には分からないものがたくさんあるからね

ハナちゃん先生まであり得るじゃん

恵美さん
ハチスケもだったが檀家さんの前ではきちんと犬を演じられる。ハナちゃんも神格化してる存在の影響があるからこそ、そこまでの意思の伝達や会話ができる。もちろんもともとのハナちゃんの頭の良さや機転の良さはある。でもはっきりとした言葉として人間側に自分の考えを伝えられるっていうのは哲君の存在が大きいね。同じように娘さんの潜在能力の高さもある

これからどうのように育っていくのが楽しみな環境ではあるよね

恵美さん
うん。話を聞いていて私もこれからどうなっていくんだろうってすごい期待がある。何よりも新しい形の人と霊的な存在のテストケースとかモデルケースになれるんじゃないかなって。だからこそまっすぐに育ってほしい

だねえ

恵美さん
でも、娘さんは普通の子供さんでもあるんだ。近所の猫が来た時にしっぽをつかんで離さなかったらしく猫がハナちゃんに“話してくれるように言ってもらえないだろうか”って伝えてハナちゃんの言葉はまだ娘さんには通じないからハナちゃんから哲君にしっぽを離すように伝えて哲君から猫が困ってるからしっぽを離してあげてと娘さんに伝える感じだし

ほう

恵美さん
娘さんはハナちゃんに哲君にするように話しかけるんだけどもハナちゃんからの返事は犬の声のままなのね。だから今の関係がなりたってるのかもしれない。霊的なものの声はわかっても動物の言葉が理解できるとかは全く違ってくるし。理解できたらできたで聞こえてくる雑音が増えるからそれはそれでしんどいからね。今のところは哲君の声しか聞こえないみたいだけども、これからどうなるかはわからないし未知数だからねえ

確かに不思議な環境で関係ではあるねえ

恵美さん
私も見えることや聞こえることで嫌なこともたくさんあったけどもさ、同じくらいに救われたこともあった気はする。だからこうして今僧職をやってるというか

お兄さんじゃなく恵美さんが継いだもんねえ

恵美さん
私みたいのはハードコースみたいなもんだからあまり推奨はしないけどもね。でも哲君やあいつがいるなら悪いことにはならない気もする

ここ十年くらいで占いとかもゴールデンタイムとかでの番組持ったり、メジャーになってきたりして霊的なものや見えないものに対しての意見とか意識もわかってきた感じはあるよね

恵美さん
それも含めて今後も娘さんがどう育っていくのかを聞きたいよね

私もまた聞かせてほしいです

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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