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ゆい 現役副住職の恵美さんの、大学時代に「哲君」と呼ばれる人に近い霊的な存在がいました。 そしてその後、ものすごく緩い守り神になった哲君と、その哲君を擁する長谷川家の日常を少しだけ聞かせてもらいました。
目次
哲君と霊視ができる長谷川家の日常 哲君と霊視ができる長谷川家の日常~朝6時~ 娘さんと一緒に起床し、庭を軽く散歩する。この際に副住職も一緒にラジオ体操などをして軽い運動などをする。そののちに朝食をとり、娘さんは保育所にいく支度。 忘れ物がないかどうかは現在奥さんが忙しいときには哲君が最終チェックをしているそうです。
哲君と霊視ができる長谷川家の日常~7時半~ 娘さんは保育所のバスに。先乗っている園児さん達が哲君に手を振ることもあるので保育所の先生はやはり困惑するようです。 掃除をしている間は管理簿などのチェックを住職と一緒にすることが多いそうです。
哲君と霊視ができる長谷川家の日常~午前中~ 法事などがある際には同行することも。何も無いときは住職、副住職の読経を聞いたりしていることが多いそうです。 そして「今日のは、心に響くものだった」「今日はいまいちやった」などの感想も。
哲君と霊視ができる長谷川家の日常~午後~ 娘さんのお迎えを一緒にした後には、知育ドリルなどを一緒に見ながら一緒に悩んでいる事も。 「これは数式使ったらあかんのかな」「だめだろ。これ幼稚園児用だぞ」「数式使った方が早くない?」などもまれにあるそうです。 絵本の読み聞かせなども娘さんには見えてるので問題なくやっている模様。
哲君と霊視ができる長谷川家の日常~夜~ 夕飯をみんなでいただいた後にはお風呂上がりの娘さんの相手をして、寝かしつけに。 「今日は早く寝た」などの会話をしながらテレビなど皆で見ながらのんびりと。 23時ほどにみんなが就寝するので、哲君も本堂脇にある自室に移動して就寝するそうです。
霊感による絆、哲君と見えるばーちゃんの温かな交流 いきなり本殿で一人で寝ろとか寝ないでいろとかは無理だって事で本殿の横に小さい部屋作ったんだって。そこに布団とワンセグテレビとか置いてあるらしい。普通に一緒に天ぷらとか食べるし、眠いから寝るわ~とか言うらしい。その辺は長谷川と同居してた時のが身についちゃってるんだと思う
神様も24時間神様してるわけじゃないしね。普段本殿に不在で山とかで過ごしてて、祭事の時だけ降りてきて仕事してまた山でのんびり過ごしてるとかも多いよ
それが哲君は元が人だったのと、最近神格化したから、それが皆と過ごす事なんじゃないのかな。100年くらいしたらきっとなんか違うかもしれない。いやそのままな気はするけども
ただ、葬儀の際には哲君も本気でやってるから成仏率がかなり高いらしい。嫁さんもそういうお寺の奥さんの集まりとかでたまに人の気配がするとかの心霊話になるらしいんだけども、家は無いですねって言ってるらしい
だねえ。近所の見えるばーちゃんとかも、ここいらも安全になったのはあのお兄ちゃんがきたからだねえって言うらしい。たまに大根のお漬物とか持ってきて、あのお兄ちゃんこれ好きだろ?食べさせてやってって来るらしい
んで長谷川が本人連れてくるんでって呼んでくると、哲君もお漬物食べながら“うまいわ~幸せをかんじる味やわぁ”っていうらしい。完全に孫ポジション
また来るねえって帰ってくから途中まで送ってくらしい
恵子さんも神様が家にいます。 恵子さんの神様も普段は庭でのんびりしたり、ひなたぼっこをしたりしながらお社で休んでいる事が多いそうです。 神様というと、どうしても構えてしまいますが案外私たちに近い何かをもっているのかもしれません。
座敷童の進化版?哲君の食事と霊感の不思議 食べてる所とかは見えるよ。実際に全部消えるとかはないけどもたまに一品消えたり、お酒が減ってたりとかはあった。ポテチ食べられてたり
あんこ系好きらしくてね。最中とかがお供えになると一個減ってるとかあるらしい。あと哲君はテレビとか好きだからワンセグのテレビでドラマやニュース見たりしてしてるはず。将棋とかも好きだし、普通にゲームとかも好きだからね。本当にそういう風に過ごしてきたから今もそこは変わらないと思う
マリオメーカーもしってるし、動物の森は娘ちゃんと一緒にやってるらしい。ここに行こうとかそういう話を。だから一番身近な友達だよねえ
あれも守り神の一種だと思う。信仰心が消えれば、その家から消えていくとかだから考えるに。ただ、座敷童を縛ってそこの家にとどめるとかは基本無理なんじゃないかなあ。よほどその家に恩義ある子が座敷童的なものになるか、誰かを犠牲にしてしばりつけるとかじゃないと。ケサランパサランとかは私もよくわからん。そもそもあれが何なんかもわからん。何でできてんだろうね
なんか飾られてるのみたことあるんだけども、ふわふわしてるけども何できてるか全く想像できなかった
ああいうのは専門外だなあ。見たことない人がいろんな説をくっつけてる気はする。解らないものは解らないままにしても私はいいと思う
霊感で紐解く神様と神社の常識・非常識
二拍二礼とかそういうのは間違っても特に怒らないよ。手順としてきましたよって合図みたいなものだから
そうなんだ。神社とかに行くと書いてあるからそれに従ってはいるんだけども
うん。書いてない所なら普通に一礼だけでもいいのよ。書いてるならその手順にすると来ましたよ~って感じで伝わるくらい
お供えとかも事情があるなら持っていってもそこまで怒らないと思う。どうしても事情があっても食べるのに困ってる人が持っていったら神様だってその人を救える方がいいからね。そうやって事情があればちゃんとした神様なら、バチを当てるとかは無いよ。助けてほしいから来た、そこにお供えがあった、そう言う事だから。中にはそうやって呼び寄せて食べさせてる事もると思う。神様は懐が広いよ。仏もだけども
子供とかがお寺や神社のお供え食べたとしても大体完食するでしょ?その場合には怒らないと思う。お腹が空いてたのを満たせたというのと無駄にせずに食べてるからね。食べずにお供えを投げ捨てたりするのはダメだけども
ああ言うお供えも神社なら社務所の人がお下げした後にちゃんといただく事で完了させてるからね、一つの流れを。神様からいただいた物として食べてる。そういう流れで事情ある人が食べるのは大丈夫。そういう人はいつかまたそこに同じように持ってきてその時のお礼をしていく。その時間なんて神様すれば些細なものだから
懐が深いねえ。でも、事情あって食べれない人向けの子ども食堂さんとかもあるしねえ
神様も仏さまも、基本は人を救ってくれる。その手段として供物を食べたとしても救う事には変わりがない
神域や仏域で暴れるとかもまあ、お酒入ってるなら多少は目をつぶってくれるはず。特にお盆や正月なんかだとね。粗相とかもまあ、ある程度は(笑)
ただ、落書きとかそう言うのはあまり良くない。いわば服を汚されたみたいなものだからね。そういう時はちょっと良くない事が起きることもある
あれもそんなに。銀杏あったんだな~くらいじゃないかな。気になるなら焼いた銀杏何粒かお供えしてくれたらいいかなあ。逆にああいうのは社務所の人の掃除が減るから実ごともっていってほしい(笑)うちも近所の人が実ごと銀杏拾いに来る(笑)私の掃除が減るからどうぞどうぞってしてるけども、この間それで焼くだけになった銀杏もらっちゃってね
ばーちゃん銀杏好きだったなあって思って焼いてたらばーちゃんの気配がしたから多分食ってた。お供えもしたし
うん。で、長谷川も“うちの神様はどら焼きやあんこものが好きですよ”ってたまに行ってるらしく、お供えにだいぶお菓子が増えたらしい。あと、哲君はスタバとかも気になるから流行ものとか好きな神様も多分いる
嫁さんが娘ちゃんと出かけてたまに買ってきてくれるらしい
そういうもんなんだよ。Kちゃんだってたまに鞄にあったからってペットボトルのお茶とか飲み物とかお参りした神社に置いてるじゃん?
で、ちょっと珍しいやつだと神様も“こんな物あるんだなあ”って飲んでると思う。コーヒーとかフレーバーティーとか
あー……確かにあちこちまわらせてもらって、満足した時に鞄に午後ティーミルクあって置いて来るとかあるわ
普段お神酒とか精米とかがメインだとそう言うのがちょっと嬉しいこともある
なるほど……ただ回るよりもいいかあなくらいなんだけども
それでいいのよ。好物が分かってればそれをお供えすればいいわけだし。ただ毎日だと飽きるでしょ?稲荷神だからって毎日お揚げじゃ飽きるからね。なのでいろんな物をお供えでいいのよ。Kちゃんがのりしおのポテチを置いてきてるとかも、たまにはこういうの嬉しいねえって
入るときも一礼するし、出るときも一礼してお礼も言っていく。そういう人は好かれやすい。好かれると言ってもああ、あの子来たなとかそういう感じね。どこの神社行ってもすごくキラキラした目で見てるし、しっかりと学ぼうとする気持ちは最高の供物の一つだからね
見に行くのは確かに好きだなぁ。すごくいい写真が撮れることが多くて。ありがたい事に写真を褒められることも多いんだけども、そういう時って大体“今ここで撮るといい”ってなにかがわかるっていうか
うん。そういう風に好かれてる。この子は社を荒らさない、ここまで来ることを楽しみにしてる。自分たちに会いに来るのが好きな子だって見られてるから多分どこの神社とかいってもいい写真取れてると思う。あと、入っちゃいけない神社とかKちゃんと合わない神社からは遠ざけてくれてる。神様も派閥があるし合わない所に行かせないくらいはしてくれる
たどり着けない神社、霊感で確かめるその真実 近くのパーキング止めたんだけども、どうやっても入り口が見つからないから、これは来るな!って事だと思って帰ったよ
そこに先に行ったから遠ざけられたのもあるけども、Kちゃんとあまり合わないのもあったんだよ。なので今までお参りしてる神様が遠ざけた。たぶん帰ってくる時もそんなに暗くならないで帰ってこれてるはず
Kちゃんは夜の運転が苦手だから早めに帰れるようにも、してくれたんだと思う。無理にいかないって考えれらることはすごく大事。ここまできたから何が何でも!ではなくて合わないんだなって帰るのはいい事だからね。〇〇なんかは割と遠いけどもすんなりとつくでしょ
うん。何回か行ってるけどもすごく道中も楽しくドライブできてる
Kちゃんはそういう無理をしない、合わないって思うと帰る事ができるからね。もし、ほかにも無理にたくさんの寺院とか回ろうとする人がいてたどり着けない場合にはいかないのもアリだって思ってほしいなぁ。いっぱい回ることに文句を言う神様や仏様はいないけども、参拝客がわざわざ合わないとこに行くのは好まないってのはあるから。うちの仏様だって合わない人いるし。年一回くるのも結構勇気がいるって言われたことあるよ(笑)
うん。いまのところ哲君に合わないとかはないだろうけども、哲君の神格が強くなったらそういう人も出てくると思うし
お供えも無理にしなくてもいいのよ。あったからするとか、もってきたからでいい。必ずしなきゃいけないとかはない。Kちゃんが置いてきたお茶を誰かが飲んでその人が涼しい、喉の渇きが消えた、ってなればそれで神様はOKってしてくれる
寝るほどここでリラックスしてんだなくらいにしか思われてない。たぶん寝てる間に車とかも来ないはず
その時って若干隔絶さてる可能性もあるけども。それも悪意じゃなく単純に寝やすいようにしてるだけだろうし
そういうすごく波長のある所ってあるんだよ。それに名前つけるとパワースポットになるんだけども
そういう人が多い場所が名所になってる。なので名所でも合わないところは合わないから無理にいかなくていい