恵美さんと援軍の霊的な人の小旅行②

恵美さんと援軍の霊的な人の小旅行②

恵美さんの援軍に来てくれたのはおばあさんが嫁がれた際の住職であり、恵美さんのひいおじいさんのお父さんになる人だったそうです。
恵美さんの家系は比較的霊的な存在を認識する能力を持っている人が多く、そこにいわゆる千里眼と未来視をもつおばあさんが嫁がれて恵美さんに至る形になっています。

恵美さんのお寺では現在は恵美さんが最も見える人としていますが、おばあさまが嫁がれる前にも見える人は定期的に生まれてきたという実績があります。

まずはさ、その援軍の人を詳しく聞きたいんだが
恵美さん
うんむ、ひいじーさんの親父さんなのでよくわからないし私も生きてる状態であったことはない
生きてる状態であったことはないって結構すごい言葉だよ
恵美さん
成仏はしてるんだけども僧侶だけあってこっちに関与することができるというか。時間がたってるからっていうのもあるけども、次のステージに行くまでにまだ時間があるからこっちに手助けしてくれるっていうか
最終的には神様とかじゃないと残留できないんだっけ?
恵美さん
がんばればできるけどもそこで頑張るなら神格化したほうがいいのは間違いない。でも援軍様は神格化はせずに次のステージ待ちだったから手助けしてくれた感じ
なるほどなるほど
恵美さん
人として生きて人として次に向かいたいって考えだと思う
で、きれいな右ストレートが
恵美さん
うんむ。多分我が家の伝統なんかもしれない。言葉がだめならまず力でぶつかるのは仕方ないのだ……
まあ、言葉が通じない場合も多々あるとは思うから……
恵美さん
で、キレイに右ストレートが決まってからは手早く縛ってくれて。そのまま皿に戻して話を聞くことにしたのよ
皿に戻す必要があったんだ
恵美さん
皿に入れることであっちの力を半減させれるからね
なるほどなるほど
恵美さん
そんで、実家に戻りたいって話が出て。でも実家が古い地名だったからまずそこからだった。Kちゃんに手伝ってほしかったのはこれもあったんだわ
すまんな、この時期は肺がちょっと悪くなりやすくて安静にしてたわ
恵美さん
まあ、なんとか〇〇県の〇郡まではわかったからあとは出発するかってなってね。そんで途中で一泊したほうが安全に勧める距離だったから目的の前に宿をとって
そこで綺麗なドロップキックが
恵美さん
基本的に外に出るということができないからね。今回は私についている状態での外出で、それもこうやってこの件に関与したから出れるっていうやつで。なので、帰り道というかうち(お寺)につくまでは少しの自由が利く感じだったんだ
だと、はっちゃけるかんじで
恵美さん
最初の宿の大女将さんはわりと宿に昔はお坊さんが来ててそれで抑え込んでたみたいだけども、コロナ禍もあって人自体が来なくなってしまったのもあったらしく
うんうん
恵美さん
大女将さんというか世襲制で宿を継いできたから周期を計ってたまに起きるおかしな現象はそういうものだと予想はしてたらしい。口伝で歴史や逸話も聞いてるし
うん
恵美さん
でもそう都合よくそんな人は来ない。私はたまたまそこの宿にしたと思ってたけども、援軍様がそこにするようにしたんじゃないかって思ってるよ。人のために何かをすることが好きだったらしいから
お坊さんってそういうイメージがあるわ
恵美さん
今でこそ、そういうものは減ったけども、昔はお寺を中心とした文化や祭事が多かったからね。そういう部分を担っていた援軍様としては人の気持ちに寄り添ってくれたんだと思う
大女将さんとそういう話もしたの?
恵美さん
食事の話をした際に、もう援軍様が行動をしててね。私もついて行って、ただ見てたというか。大女将もそれをみてて、好物は多分これだと思いますのでって心づけまでしてくださったよ。久々の自由、久々の外だったんだろうし。自由ってのはそれだけでとんでもない価値になるよ。金銭ではどうにもできないものだからね。だからって無料とかではなく宿代は払ってるし食事代もちゃんととってもらったよ。でないとこちらがもらいすぎになっちゃうから
で、帰りの予約の際には姉妹宿を紹介されたってのにつながるわけね
恵美さん
うん。住所はもらってたんだけども、ナビにでてこなくてね。ナビに出ないってのは珍しくないからそこまで気にはしなかったけども
珍しくないんだ(笑)
恵美さん
計器類を狂わせるのはよくある。時計とかもやられるから懐中時計が一番になっちゃうね。普段時計しないから使う時だけ時間設定してねじ巻いていけばいいっていうのは便利だと思う
懐中時計は確かにあると便利ではあるね
恵美さん
それで、帰り道は多分こっちかな~って道を選びながら進んでいって
うん
恵美さん
なんとか帰りの宿にもたどり着いたから問題はない
恵美さんと一緒にいて道に迷っても多分こっちでだいたい抜けれるもんねえ
恵美さん
仏様や神様が何となく教えてくれるからそっちにいくだけでいいのだ……
私にはまだまだ信仰も信心も足りない……不通に道に迷う
恵美さん
Kちゃんの場合は道に迷ってるというよりも、その日に行かないほうがいい場所を遠ざけてるだけが多いから問題ないよ
それ結構言われるんだよねえ
恵美さん
だろうねえ
で、帰りの旅館では何があったの?
恵美さん
ついてすぐにそこの土地に残ってるものなのは分かったんだけどもさ
うん
恵美さん
援軍様がすーっと入っていって手招きするのよ(笑)
フレンドリーじゃん(笑)
恵美さん
で、話はもうできてたらしくて荷物を置いて宿の中を一周させてもらって
場所探し?
恵美さん
それもあったけども宿の中どうなってるのかを見て、何にへばりついてるのかを見ようと思ったんだけども
ども?
恵美さん
原因が入っている木箱見つけた瞬間にきれいなドロップキックが
そこでもう入るの!?
恵美さん
一発入れて中から土地神様の溶けかけがでてきて。それに向かってもう一発綺麗なドロップキックが
ええと先々代よりも前の方はプロレスか何かが好きだったんだろうか
恵美さん
わからない……とてもいい笑顔でいい仕事したって顔であった……
うん、一緒に行けなくてよかったわ
恵美さん
で、溶けかけても土地神様だったから本人の希望をきいたら川に戻りたいって話だったから砂金がよく取れていた川に木箱またもっていって
うん
恵美さん
水流がきれいに直線になるところに流してみた
どうなったの?
恵美さん
木箱のふたが解けて箱自体が砂みたいになって流れていったよ
自然に帰れたのかな
恵美さん
たぶんね。砂金とかそういうものに関する神様で、一つじゃなく集合体だったから。一つの願いではなく全体の願いが、帰りたいだったみたいだからね
ドロップキックで分解されたのか……
恵美さん
わからない……集合体は分解すれば個体の集まりに、なるから力はだいぶ落ちる。でも元々危害を加えたいとかではなかったから箱の中でそれも悩んでたみたいではある。昔は湯治や修行とかで僧侶や山伏もいただろうし、人が集まる場所はそれだけで活気や人の気でいろんなものを活性化させたり押さえたりも、できてたけどもこの情勢だとね
恵美さんたちが着てよかった形だねえ
恵美さん
そうなるんだろうね。でもよかったよ。神様を粗末にしないですんだし、神様が悪いものになる前に自然に返すことができた。すべてがそうできるわけでもないし、できるほうが少ないけども少しの手伝いになれたから
いろんな縁があるもんだよね
恵美さん
縁っていうのは本当に貴重なものなんだよね。今回みたいなのは本当に稀すぎる。援軍様もこちらに帰ってからは静かだし
でもケーキは要求されたんだ?
恵美さん
いんや。私がなんとなくで準備したかった。あの時代でめったに口にできなくておいしい物だっただろうからね。もっと原初のお菓子とかバターを使ったものだったと思うからバタークリームのケーキをホールにした
なるほど。そういえばお土産って何をもらったの?
恵美さん
これ
金杯だ
恵美さん
うんむ。宿のものなんだけども持って行ってほしいということだったからありがたく受け取ってきたよ。これは家のほうに置かせてもらってる。混ぜるのもなんとなくね
援軍さんが強力でよかったのか……
恵美さん
時に力技も大事だとういうことを後世の我々に教えてくださったと思うと何とも言えないありがたさがある
お、おう……
恵美さん
まあ、そういう面倒な案件とかはできるだけ引き受けたくないね。法事や祭事とかがあるから、そこまでそっちに時間が取れるとかもないし、基本的には自分で何とかしなきゃいけないから
だねえ
恵美さん
下手に請け負って今回みたいに一泊でいかなきゃいけないとかもね
大変だよね
恵美さん
その分の料金はいただいてはいるけども慈善事業ではできないねえ。それにやってもいいけどもその分の支払いはあとの世代につけられちゃうから当代で終わらせたほうがいいよ
なんというか呪物とかも後になればなるほど支払うものが大きくなってる気がする
恵美さん
七代まで~とか孫末代っていうのはそれこそ“永久に赦さない”って意味だからね。七代でとけるってもんじゃない。そこまで行ってしまってるものだと時間がたつほどに力が増えていく系だし。だいたいは時間がたつにつれて力は弱まるんだけども逆の者も稀にいる。そういうのは私ではどうにもできないし、その家の人が何かの形で犠牲を出すしかない。それが命ってことはなくとも人生とか何かは出てきてしまうからね
そういうのもある?
恵美さん
私はまだないかな。ただ、ばーちゃんはあったらしく“自分達の不始末は自分達で始末つけろ”って帰してるのは見たことがあるよ。そういうのはこっちも命がけになるけども命に相応しものを払ってもらえるわけではない。自分たちがいなくなって原因たるものは生きてるというのはゆがんだ構図になるからね
平気でそういう要求する人もいるんだね
恵美さん
そこまでの恨みを買うってのはよほどのことをしてるから心当たりがないとは言えないからね。誰かを犠牲にして繁栄をつかんだとかだったらそれは目が当てられなくなるよ。子供だって化け物に成り得るんだから
犠牲は本当にどっちにしても当代だけで決着付けてほしいね
恵美さん
うんむ。そういうものは我々が手を出せるものも出ないし
そういうものはできるだけないほうが良いよね
恵美さん
まあ、まだ一部のムラ的な所では呪物的な子供を準備したりもしてるけどもそういうのも程々にして踏み込まないのが鉄則だねえ。もうそういう人種だから
怖いな
恵美さん
一介の僧侶には重すぎる。うち(お寺)をないがしろにしてまでやることは基本的に存在しないって考えてるよ
だねえ。本業はこっちだものねえ
恵美さん
受けれるものは受けますではなく、できそうならばしますが拝見してダメな場合には他に行ってくださいっていってるわ
そうなるよね
恵美さん
今回は本当に思わぬところからの援軍だったけども、毎回なんてありえない。だからこそしっかりと感謝しなきゃいけないんだ
だよね
恵美さん
そういうことも併せてホールケーキを希望しました
納得しました、確かにぜいたく品だね
恵美さん
ありがたく頂戴いたします
恵美さんはまあ、定期的になんか襲撃されてるよね霊的な存在に
恵美さん
環境的に仕方ないのはあるけども、できるだけそういうものの回数は減らしたいね
こういう時世って本当にいろんなものが重なってしまうから大変だよね
恵美さん
そういうものが昔は多かったからこそ救いや衆生を救うものを求めたんだろうね。疫病とかは妖怪とかに例えられることも多いし
保存されてる明治の病院とかにはそういう江戸からのポスターみたいのもあるもんねえ
恵美さん
なんにしても、今日あることに感謝しておかないとね
今日はありがとうございました

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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