お寺に参拝するのは人だけではない!? 心霊ちょっとのんびり話

訪問するのは人以外もいる!?心霊ちょっとのんびり話
執筆者:ゆい

お寺は法事を行うところですが、地域によってはその地区の人が集う、交流や文化施設などの側面も持っていました。
今回は副住職を務めている恵美さんに、この地域に根差したお寺のお話をお伺いしてきました。

目次

お寺に参拝するとき、ご先祖様の幽霊がついてくることも?

お寺に参拝するとき、ご先祖様の幽霊がついてくることも?

今回はお寺で起きる話で軽めのものを聞きたいんですが

恵美さん
どうも~。軽いものというか、基本的には軽いものがほとんどだと私は思ってますが。対応できるものが多いのと自分の家だし

こう、たまにはほっこりできる話を

恵美さん
ほっこりなのかはわからないけども……あそこに貼ってある奴なんだかわかる?

法事の案内のやつでいいのかな……?今年は法事がありますってやつよね?

恵美さん
基本的にはそれです。十三回忌以降はやらない人も多いけれども、故人や知らないご先祖さんを知ってもらうきっかけにもなるし、みれば家の中での歴史を振り返ることもあるのでこれは割と大事なものというか

たしかに、お寺にお邪魔したら挨拶する前と帰る前に二回は見ちゃう感じがする

恵美さん
それくらいだとありがたいかも。この人知らないけども、この人いたのねえって思ってもらうだけでも違うからね。私たちもだけど、お盆とかだとその家のご先祖さんも一緒にご挨拶に来たりするから

やっぱり一緒に来たりするんです?

恵美さん
来ない家もあるけども、亡くなって日が浅かったりすると一緒に来て話を聞いたり、親戚周りについて行ってる姿も見れるからね。この人は家族との縁がしっかりとした人だったんだなあって見えるときもあるし。逆にもう十分供養してもらったり、先に家に向かってのんびりしたい人もいるからそこは何とも差が出てくるかな。うちに一緒に挨拶に来るかたはみんなどことなく楽しそうだけどもね

どんな感じにです?

恵美さん
法事の話をしてる時に“もう一人いるんだけども忘れてる可能性が”とか言ってくるから、住職に任せて急ぎで調べて二人法事ですね、ただもう百も近いので~とかいう話をしたりもするし

百回忌とかはもう全く知らない世界だもんねえ

恵美さん
なので、一概に悪いっていうのは少ないかなあ。これを上げてほしいとかもあるから対面時にそれを伝えて好物をお供えしてもらえるようにしたりもできるし。私は慣れているけども、慣れない人にはあんまり話はしないほうがいい気もしてるかな

寺院は人の往来が無いときは、静かであり空気も冷たく感じることが多いです。
この日も天気は良くとも空気が冷えており、特有のものを感じさせました。

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霊感のある副住職、幽霊の言葉をそれとなく伝える

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伝言とかもする感じです?

恵美さん
本人の希望があれば、それとなく物のたとえみたいにはしてる。私は小さいころからそうだったから昔から知ってる檀家さんは不安がることはないけども、こちらにあまりいらっしゃらない檀家さんのご家族とかは私が見える、聞こえる、話せるは知らないからね。これが特殊だっていうのを理解させてくれた祖母には感謝だねえ

あのグレートなおばあ様

恵美さん
そうそう。あの方も最後まですごかったし、愛されててね。お迎え集団がまさに集団で来てて人望というか徳を感じたねえ。ここには嫁いできたみたいなんだけども、祖父が“千里眼の女性がいるらしい、ぜひ嫁に”っていってここにきたみたいだし。当時はそんな事もあったのかなあくらいで私は考えてたけども、祖母は“こんな女をぜひにといってくれた”って来たらしいからねえ。本人たちもそれでうまくいってたんだから問題はないと思うよ

おばあさまの話は後日改めて聞きたいのです。とても気になる方なので

恵美さん
了解です。話は戻すけれども、通常は人じゃない方というか、亡くなった方の方がお寺というかうちにはよく訪れてくれます。ほとんどの方が生前のお礼を言いに来てくださってるので基本的に人は善なのかもしれないし、死というものを受け入れることで様々なものが消化されて本質のみになるのかもしれない。そういった時に感謝の言葉が出てくるというのは仏になるというか、仏の弟子になるという考えになるのかもしれないねえって

いろんな人が来るのですか?

恵美さん
檀家さんのご家族や、ここに来たことのある人が多いかなあ。ただ、お寺というものはある意味シンボルタワーみたいなもので自分でいくべき所に行く力が足りないから助けてほしいって方もいるし、家族のもとに行こうとして迷ってる人もいる。そういう方を案内するのもまあ、こういう仕事してれば必要な行動なわけで

住職よりも副住職のほうが見ることとかは強いんだよね?

恵美さん
父よりは私のほうが確かにそういうのは強い。兄とかが神職につかなかったのも私がこういう状態だったってのも大きいし。祖母のそういう能力を一番強くひいてしまったのが私だったからというのがね

私は全く見えないし聞こえないけども、やっぱりお葬式とか行くと大変です?

恵美さん
自分のご遺体を眺めてる方もいるし、来訪者に一緒に挨拶してる方もいるねえ。仕方ないなあ、って感じの方や十分診てもらいました、十分に生きました、って方も多いんだよねえ。大往生の方とかだと本当ににこにこと迎えてくれてねえ……ご家族もそういうときって悲壮感が少ないし。逆に事故とかで若年で亡くなられた方とかは理解するまでに数日かかることもあるよ。火葬も終わられても、悩んでらっしゃって。そういう方もここには来るし。そんな時は本人が理解して納得できるまで話を聞くよ

お寺はいろんな気持ちの集まる場所なんですねえ……

お寺に現れる幽霊、人だけでなくペットも

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恵美さん
可愛がってた犬とかが亡くなると、犬も一緒にお参りに来て一緒に帰っていくよ。すごく自然に。だから、あれ?あの犬亡くなったっていってなかったかな?ってなる(笑)あと、ついつい長居してるご先祖さんとかを“もう帰ろう”って迎えに来る賢い犬もいるよ

なんてかわいい……!!

恵美さん
猫とか鳥の時もあるよ(笑)庭に埋めてもらったんだ、とか話してくるのもいるし。そこまでの猫とか犬とかだと結構な高齢で大往生のことも多いかなあ。人の生活に根差してて人の言葉を理解してる。家族として扱ってもらえた子たちはそんなふうにもなることもあるよ。全部が全部ではないけれどもね

普通に対話になるんだねえ……

恵美さん
人と同じだねえ。可愛がってると亡くなる時にお迎え集団や、お迎え係に犬や猫が入ることも珍しくはないよ。こっちだから迷わないように自分が案内する、ってすごい気張った顔で葬儀の間スタンバってるし

お盆とかも一緒に帰ってくるのです?

恵美さん
一緒に帰ってくる子も多いねえ。広間で顔合わせしてると庭とか廊下でちゃんと待ってるからすごく良い子ばかりだよ。たまに、この犬は亡くなってるのかどうかってくらいの存在感の犬もいるからね

人だと明確にわかっていても犬だと難しい気はしますね

お寺で自分の葬儀を見に来る霊も

お寺で自分の葬儀を見に来る霊も

恵美さん
葬儀の際に“こんな話しらないし、ずいぶんと盛ってるなあ”とか言ってる方もいたし、あまり家族仲が良くないと不満をこぼされてる方もいたからねえ。そういう時は時間がたつことが解決になることもあるし、葬儀が終わったと同時に”違うところで楽しくやる“って成仏する方もいるから何とも言えないのよね。数年たって穏やかにここに来てくれることもあるし。人はやっぱり仏になれる何かはきっとあるんだよ

亡くなってからもいろんな話があるのねえ

恵美さん
ここに来る方はいろんな表情をしてるからね。お寺は人と故人の思いの交差する場所の一つだと思ってるよ。たまたま私はそういう方の気持ちを伝える手段を持っているから、さりげなくご家族に伝えるくらいかなあ

ここ(お寺)で面白かった事とかあります?

恵美さん
すっごいきりっとしたインコっぽい鳥が、たぶん飼い主さんというか一番かわいがってた方の頭に座ってすごい勢いで首を回してインコドリルしてるときだけは笑いをこらえるのが限界だったわ

インコドリル(笑)

恵美さん
あとはご夫婦だと、お隣でにこにこしながら少し毒づく奥さんとかね。旦那さんというかおじいさんに“相変わらずだねえ”とかいってたり、人によってはちょっとあれな話をして来たり。浮気がばれないまま亡くなった話とか。オープンになるというか、聞こえてても私が伝えるとは限らないからね。気心が知れている方だとそれとなく伝えるけども、この年代の方の奥さんってそういうのもしっかりと分かっていてもあえて知らないふりをしてることが多くて。亡くなっても個人のことを忘れないで忍んだり、思い出したり、手を合わせるだけでも喜ぶからね

霊が見える副住職が考える、お寺という場所の価値

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お寺に対する考えも変わってきますね

恵美さん
元々そうやって集落の人が集まるための場所の一つだから、亡くなってるだけでそうやってまた集まってもらえれば機能してるんだなって。たまに、どうやってこの家に行ったらいいですか?って来る方もいるし。そういう方に案内ができるのならこの体質もそこまで悪くはないと思う。たまに“裏庭の樹が傷んでますよ”とか普段目の届かない部分のことを教えてくれる方とかもいるからね。あとは法事の並びを見て“俺はこの人知らないなあ……いつ越してきた人なんだろう?”とか近所の方のをチェックする方もいるし。亡くなってからしばらくいろんなところを散策して“お世話になりました。家族にもよろしくお伝えください”って旅立つ方もいる。お寺ってのはそのためのいい場所であれればってね

生前の服装とかなんです?

恵美さん
だいたいそうだねえ。小さい子とかだとお気に入りとかだけどもみなさんわりとラフな感じ。お迎え集団だとたまにそういう装束のこともあるけども、大体は見慣れたお姿がほとんど

不思議な空間、というか

恵美さん
此の世と彼の世の境界になることもあるからね。あくまで踏み込まずに、此方は此方。彼方は彼方ってしておかないといろいろと大変にはなるよ。その辺も私は祖母から叩き込まれてるから今のところ上手に付き合っていけるというか。でもまだ、大事故や災害のあった場所は慣れないね。人の意思や思念が残りすぎてて

恵美さんとおばあさまは311の時も現地に行ってたんだよね?

恵美さん
行ってたねえ

その話も今度しっかりと聞かせてもらえれば

恵美さん
私というかほぼ祖母の話になるけどもいい?

はい

恵美さん
だいぶ落ち着いてるけども、まだまだあの辺にはいろんなものが残ってるからねえ。ただ、生きてる側はあまり辛いなら忘れてもいいと思うんだ。忘れることで前に進んで、思い出すだけの体力ができたらちゃんと偲んでくれたらって思う。無理に忘れないでくれなんて思ってない方がほとんどだから

私もまだあの辺にドライブって気持ちにはなれないからねえ

恵美さん
それでいいんだよ。行けるときは行こうって気持ちになるから。その時で十分

御寺は確かにいろんな話や気持ちの整理ができる場所っていうのは納得ができるかもしれない

恵美さん
板張りの廊下や床、独自の作りだから世俗とは少しだけ気持ちがまず隔絶されちゃうからね。普段から住んでいると慣れるけども特殊な場であっていいと思う

普段外で合うことが多いからこうして恵美さんの自宅(お寺)で話を聞くとかは新鮮だよね

恵美さん
それはみんないうねえ。うち(お寺)だとなんか落ち着かないから遊びに来てとかも多い。変なものが入れない分安全で話もしやすい

そういうものに対しての態勢や理解がないとやっぱりちょっと異空間かも。私はお寺好きだけども

恵美さん
みんなももっと好きになってくれればいいんだけども

(笑)

恵美さん
ふらっと気軽に来てもらえるのが嬉しいんだけどもね。いろんな人やいろんな方、いろんな気持ちがふらっと来ることができる。それが寺院の元来の役目であり、違う世界にいる心同士を重ねることのできる空間だと思ってる

たまに来る分にはいいんだけども

恵美さん
そういわずに

またいろいろと聞かせてください

恵美さん
はい、また来てね

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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