占い師というものは相手の気持ちを呼んでいくことが大事になります。
どのようなことで悩んでいるのか、悩みの本質はどれなのか、悩みの原因は何になるのか。それらをできるだけ決められた時間内に見つけて悩みの解決や解消、心の重みを減らしていくことがメインともいえます。
恵子さんは霊的なお仕事の際に意識してることってありますか?
恵子さん
意識してるのは、できるだけ解決させることねえ、一回では無理な場合もあるし、下準備が必要な場合もあるからその辺のご理解をお願いすることもあるし
ですねえ。何度かお手伝いさせていただいてますけども下準備多いですよね
恵子さん
うまくいくかどうかも、ここで決まってしまうことも多いのよね
会話とか対話はどのように考えていますか?霊的な力や霊感や霊視を信じない方も多いかと思うんですが
恵子さん
最終手段で私たちみたいなのに、相談や依頼がくるのよね。でも、信じない人は信じないので直近であったことと、その人にしか判断できないことの霊視をして、この仕事を請け負うものですってあいさつさせてもらってるわねえ
それは信じますね
恵子さん
対話も基本はある程度丁寧にしないと話が通じない方も多いからね。Kちゃんだと、こんな感じでもいいけどもそういうの嫌いな人もいるでしょ?
ですねえ
恵子さん
それは人だけじゃなく霊的な存在も同じなのよ。それでだめなら言葉ではなく理解してもらう方法に出るだけだし
目次
電話占いでも対面でも相談内容を聞く前に信頼を得るのが大事
霊的な能力がしっかりとしてるならばそのあたりを見せていくのも対処ですよね
恵子さん
見えるだけ、聞こえるだけであってもその人にしか分らないものってあるのよ。ささやかれることがないですか?とか、このような容姿の方に心当たりはありませんか?って聞くだけでも該当するから、こちらを信じてくれるようになるわね
信頼が大事ですよね
恵子さん
長いお付き合いになる方もいるけれども、基本的にはその案件が終わったらお会いすることがないからね。だからこそ、その間、お付き合いのある間はしっかりとした信頼関係を築いていくことが大事になるわね。そのあとにその人ではないけれども話を聞いてっていう人も結構出てくるし。そういうものを無しにしても、お付き合いのある間は信頼関係を心掛ける、不安にさせないというのは霊的な仕事をするなら大事になってくると思うわよ
目に見えない部分の活動ですからね
恵子さん
対話はすごく大事な部分ね。聞くことが多ければ多いほどね。言葉一つで人の心も霊的な存在の心持も変わるものなのよ
すごくわかります
恵子さん
内容にもよるけれども相手を理解しようとしなければあちらも歩み寄ってやろうって気持ちにはならないわね
礼儀と言葉遣いは一般的な常識や良識が必要という感じですかね
恵子さん
どんな関係を作るにもそれは大事にする部分だと思うわね
霊的な存在でも対話ができるならば態度や対応が重視されますよね
恵子さん
そこはすごくあるわね。中には入ってきただけで、気配が気に入らないとか襲撃してくるのもいるわよ(笑)
手間を惜しまない、霊的能力はしっかりと修行する、相手によって態度や礼儀をかえない、対面で霊的な鑑定をするならばこのあたりが必須ですかね
恵子さん
そうなってくるわね
ほかにはありますか?
恵子さん
霊能力系だったらできないことは、できないといったほうが安全ね。途中で棄権してもいいと思うわよ。ただその時は最初に“手に負えない場合には途中でもお断りします”“必要経費以外はお返しします”“できる対処だけはさせていただきます”って言った方がいいわね。完全解決ではないにしてもこっちもだいぶ痛手を負うこともあるわけだから
断ってもいいもんなんですかね?
恵子さん
自分では解決できない場合にはそうしたほうがいいわね。違う人が解決してくれるかもしれないし
それはありますね
恵子さん
私も自分の命に係わるときは断るわよ。なので無理だと分かった時点で断らせていただきますは最初にいってるわね
すごく納得できました。霊的なお仕事はできないことが途中で判明することもありますもんね
恵子さん
そういうこともあるわよ。なのでそこは伝えるべきね
霊的な能力があり、対面での鑑定や悩みの解決を目指す場合があるならばできる事とできない事を把握することが大事になります。
出来ないことをできるということで相談者はもちろんですが当人にも被害が及ぶことも考えられます。
対面での鑑定や相談を受ける際にはできない場合には断ることも視野に入れること、その際には諸経費などがある場合はそれらを引いた額の返金などでの対処ができることなどが求められます。
電話占いで稼げる人は準備と気遣いも一流
では、電話占いのような対面ではないけれども口頭やチャットのような状態ならばどうなるのでしょうか?
電話占いやメール鑑定的な部分で最低限身につけておかなきゃいけないことって何になりますか?
Mさん
機材的な部分でのトラブルって必ず出てくるんですよ。音声が乱れたりインカムの調子が悪いとか。そういうときに“こちらの機材の調子が悪いようです。すみません”とか言えるかどうかです。これが言えない人が結構いるらしく、相談者さんの環境のせいにしているとかもあるんですよ
機材面のトラブルはどうにもならないですよね
Mさん
その際に例え相談者さん側のトラブルであっても一度はこちら側でのトラブルを疑って対応したほうがいいですね。だと、相談者さんのほうでトラブルが起きていても相談者さんも気に病みにくいので。そういう部分が大事かとは思います。あとは機材トラブルの際に自分でできる対応とかはある程度調べておくといいですね。運営のほうでも音声を聞きながらトラブルの際には介入してくれますけども、それまでの間にできるだけ相談者さんの不安を抑えておきたいですからね。どっちが悪いとかをすぐに決めずにこっち側のトラブルにして、それで相談者さんに“こちらでもやってますが、可能でしたらお願いします”と言うとすごく話が通じやすくなるんですよ。そのあとも
トラブルシューティングのマニュアルがあったほうがいい感じです?
Mさん
私は専用の手帳とスマホアプリでスケジュール管理とマニュアル作ってました。こういう音声の乱れがあったらこうする、回線が不安定だったらこうする、と一覧にしておくだけでも電話占いだったらかなり自分も安心できますよ。基本的に音声は運営のほうでも管理してはいるんですが対処外の時間の深夜枠の相談とかだと自分である程度対応できないといけないので
たしかに電話占いは対面の占いと違って24時間に近い状態ですからね
Mさん
スケジュール管理は運営がほとんどやってくれるのでダブルブッキングとかは基本的に起きないです。でも、その時間に合わせて自分が待機できるかどうかが大事なのでスマホのアラーム機能とカレンダー機能で待機時間の管理、手帳は書くことと目視で記憶させる部分で使ってました。運営からの指示や連絡も手帳で管理することで相談を受けてる最中でも目視できるので重宝しますね
IP電話を使うならば別窓を開いたときなどに不安を感じるとかもでちゃいますよね
Mさん
ですです。なのでアナログでの管理も私はすごく便利だったなあって思います。代替の時にも手帳だとすぐに予定や次の自分の待機を確認できるんですよ
電話占いの占い師さんも日常生活もあるし、体調不良とかもありますからね
Mさん
特にこの時期だとコロナでの代替とかも多かったんですよ。なのですぐに入れるかどうかの確認用にマンスリーとウィークリーでの管理は便利でした
手帳のフル活用ですね。私も毎年買うけれどもあまり書くことがないので……
Mさん
時間時間の仕事じゃないとそこまでフル活用じゃないと思います。私はあと忘備録的な使い方をしてたので。この人はこんな感じだったとかそういう感じですけども。手帳に書き込む前に相談者さんとの話のポイントは付箋の大きめのものでメモを取って、翌日とかの待機時間までにまとめたりしてました。方法はみんな違うとは思いますけども私はこれが音声通話での鑑定では一番でしたね。メール鑑定だと手元で確認もできますけども音声だとその場で簡易メモを付箋で作っていくのが一番でした
気遣いに通じますよね
Mさん
二回目、三回目のときに余計な部分をカットしていくこともできますし、こちらに対しての不安感を減らせますからね
納得ですね
Mさん
電話占いの占い師をやりたいとかだったらこういう準備とかも込みでの仕事って感じになるかもしれないですね
電話占いをするなら自分の個人情報を伝えないように注意
技術的なものとかはありますか?
Mさん
私は霊感関連ではなかったのでメモやまとめがある方がスムーズですね。霊感関連でやってる人だと多分違うとは思います。ただ、お名前だけは間違えないようにしたいのでそこだけは注意してましたね
接客面とかの心構えがすごく大事ですね、お話を聞いた感想だと
Mさん
ですねえ。実際にこの部分は2週間くらいでこうしておいたほうが自分が困らないなって感じでまとめていった感じではあるんですよ。なのでやっていって気づくことの方が多分多いです。あと、思っているよりも運営はしっかりと対応してくれますし、理不尽なクレームとかの場合には相談者にペナルティがちゃんとでますので
かなりサポートはしっかりしてる感じですよね
Mさん
ですね。なので運営側の指示や連絡はメモできる環境がベストでしたね。そのあたりの基本事項ができればあとは回数を重ねていくことが大事になってくるので
対面ではないからこそ機材やトラブルでの対応をどこまで自分でできるかってこともありますよね
Mさん
です。運営に報告するにどこでトラブルが起きているのかがわからないと対処まで時間もかかるんですよ。どこがわからないのかを伝えられるというのはすごく大事です
対面と電話占いだと全く違う感じですね
Mさん
声だけのつながりであり、その場で初めて話すという部分をどこまで理解できるかですね。あとはこちらの個人情報とかどの辺に住んでるとかはだめですね
それは結構聞きますね
Mさん
お天気がいいですね、くらいならまだいいんですけども雪が降ったとか雨が降ってるとかそういう条件からでもこっちを探そうとする人っていますから
そういう感じの人はどうするんですか?
Mさん
鑑定終了後に報告ですね。個人情報はかなりしっかりと、こちらも相談に来る方も守られてますよ。こちらも相談者さんの個人情報をいただいて鑑定するので口外禁止です。そこは信頼と信用で成り立つ部分になるのでここを守れない人や口の軽い人にはちょっと大変かもしれないですね
技術的なものではなくマナーやマシンスペック的なものですね
Mさん
です。技術的なものとかは個人差がありますから
だとマナーとか会話の本を読んでおくのもありですよね
Mさん
そうですね。あとはメールやチャットなど文字だけでの判断を鍛えたいならSNSとかでの対話で煽られても煽り返さないとかをやってみるのもありかもしれないですね
確かにあの辺は文字だけでのやり取りで好感を持てるかどうかとかもありますよね
Mさん
友人ではないけれども友人のように話せる存在になるのが大事なので、砕けた話し方は時々、基本は丁寧な言葉や敬語を崩した感じというのを意識したほうがいいと思います。気さくな先生といわれる方がそういう話し方が多いですね。本当に大御所とかになると鑑定側が上位の話し方でもいいかもしれないですが
なるほど。電話占いって一番特殊な環境ですからね
Mさん
です。見えないけれどもそこにいるという状態なので、こちらの声だけでどこまで相手を安心させられるかにもなってきますし
実際にやってたからこそわかる部分ですよね
Mさん
やってみて予想とは全く違う環境でしたからね。これから目指す人はまず環境整えてからのほうが絶対にいいです(笑)スマホ一つでできるとかはないので
またそのあたりも今度詳しく聞かせてください。ありがとうございました