執筆者:ゆい
花嫁衣装というとウエディングドレスが一般的になりましたが、白無垢もまだまだ人気が強いです。
花嫁装束は白無垢だけではなく、数種類のかんざし、懐剣などもあり意外と付属品が多いことに驚く人も少なくありません。
今回は、この花嫁衣裳で起きたトラブルについて、現役イタコの恵子さんにお伺いしてきました。
目次
霊能者が相談を受けた物は呪物?
本来おめでたいはずの花嫁衣裳ですが、思わぬことをする人はどこにでもいます。
今回はそんな思わぬことが思わぬ方向に向かってしまったようです。
なんか大事を片付けられたと聞いて
恵子さん
大事というか、ちょっとした行き違いを解決してきたというかね
この状態でも心霊瑕疵とかは減らないもんなんですね
恵子さん
逆に増えてるわね。家から出ない分、家の中を調べたりして呪物の発掘とか
たしかに掃除しちゃいますよね
恵子さん
それで、花嫁装束のかんざしや懐剣一式が出てきたって人がいてね。ちょうど娘さんの結婚の予定があったからそれを使うつもりで虫干しをしていたのね。かんざしとかは増やしたら華やかっていうのもあるんだけども
たしかに、レンタルとかのだとどうしてもちょっと傷ができちゃってるんですよね。直せるところは私も直してましたが、シーズンとかだと結構ぼろぼろでレンタルされてた思い出がありますね
恵子さん
写真の前撮りをするにしても豪華な感じになるから、すごくわかるんだけどもね。ただ、昔のかんざしってべっ甲やら翡翠やらを使ってるでしょ?もともと呪物に使う石とか材料で作ってるので、神様とかが入りやすいし気に入りやすいものでもあるのよね。細工も凝ってるし、作る人の気持ちとかも入ってるしね。何よりもお祝いのものっていうのは呪物にすごく適していて、いい方向でのおまじないとか呪術に使うことができて、お守りにもなるし
そういわれるとすごく納得できますね。翡翠やべっ甲のほかに私が見たのだとサンゴとかですかね。どれも凄く素敵で、絶対に落としちゃダメだって気持ちでさわってましたね(笑)
恵子さん
自然が作り出す色の美しさよね。それゆえ、霊的なものもやっぱりそういうものには惹かれてしまうのよ
それもわかりますねえ
恵子さん
でね。悪いことを考える人っていうのは何処にでもいるのよ。お祝い用のかんざしに似せて呪物を作る。その呪物に祝福や様々な息吹を取り入れて自分の呪術の材料にする。物によってはああいうかんざしには大物も引っかかるからね。似せて作れば面倒なことをしないでそういう罠を仕掛けることもできる
すごく悪いことを考える人ですねそれは
恵子さん
まあ、今回はその悪い人の話なんだけども
詳しくお願いします
霊能者が受けた相談は花嫁衣裳…鑑定結果は?
恵子さん
まず、結婚の前撮り用にかんざしと懐剣を虫干ししていたのね、とあるお家の方が。どちらも結構古く見えるもので、でも細工もきれいだから写真くらいだったら使っても壊れないだろうって考えたみたいなの。懐剣はそう問題もなかったんだけども、問題があったのはかんざしの方だったのよ
そのかんざしが、いわゆる呪い用のアイテムだったと言うことですか?
恵子さん
包まずに言えばそうなるわね
それはとてもよくないことが起きそうですね
恵子さん
実際に倉庫から出してきてからその家にはあまりいいことが起きなくてね。遠方にいる子供さんたちが相次いでけがをしたり、事故にあったりして
おめでたいことの前に厄落としというのは聞いたことがありますが、そういうレベルではないんでしょうね
恵子さん
それで、もしかしてこのかんざし一式かと考えて、お祓いをお願いしたらしいんだけども
はい
恵子さん
うちではどうにもできません、といわれてしまって私に来た感じの話なのよ
そんな気はしました。恵子さんに話が来る時点でゲームで言う所の中ボスくらいの強さにはなってますからね、私の中では
恵子さん
まあ、私でも断る時はあるわよ。命がけとかはもう無理ねえ
昔はあったんですか
恵子さん
(笑)
恵子さんに話が回ってきて、そこからどうなったんですか?
プロの霊能者が鑑定!娘の顔にあざを作ったかんざし
恵子さん
まずは一人でいいかどうかのために一回見に行ったのよ
そういえばなんですが一回見に行くのはあれとして、その見に行った一回で何か起きるとかはないんですかね?
恵子さん
初見でこちらに仕掛けてくるならその程度の威嚇でこちらを黙らせようとしてるからたかがしれてるわね。大体は同じようにこっちを見定めてくるから初回で決着がつくことはないわよ。その辺で判断してるのもあるけども一回程度ですべて変わることはまずないからね
なるほど。双方の顔合わせと力量をみているのが最初の一回なんですね
かんざしは髪に触れるものであり、祭具として使用する地域などもあります。
物を宿す、魂を宿すにも天然のものであれば様々なものを引き付けやすくなります。
で、相手のお家に向かわれて
恵子さん
そうなのよ。それで、お茶の間でご家族と対面してまず最初に娘さんがひどい状態になっていてね。顔に痣がたくさんできていて。これも原因がわからないと言われてたけども、どう考えても原因は霊的なものだったから医者ではどうにもできないし、そこそこの力がないとどうにもできないものだったのはすぐに分かったわ。で、かんざし一式の入った漆箱を持ってきてくれたんだけども開封前からもうこれは普通のお祓いじゃ無理だなってわかったのよ
すでにもう問題が漂っていたんですね
恵子さん
開封するときに一人にしてもらってね。瘴気にあたるだけでも娘さんの痣は悪化しそうだったから
真面目な方の恵子さんですね
恵子さん
で、かんざしを見たんだけども打ち方が違っていてね。婚礼用に見えるけども本来は人に対する怨念を形にするほうの呪物だったのよね。それも、上等な翡翠を使ったものでね。翡翠の神様って知ってるわよね?
水の神様で女性ですよね。出雲大社の大国主にお嫁にいったというか、契約結婚したというか
恵子さん
そう。女性の祭神なのよ。しかも、割と荒々しい部分もある女性神。それを媒体にして呼び寄せるものを作ってる。作った人はそれなりに知識のある人だったのよ。今だって翡翠は人気の高い宝石だし、特に糸魚川のものとかはそういう知識のある人にとっては一つは持っていたいものでしょ?
糸魚川、元は大反乱をする厭う川というものを文字を変えて反乱を治めようとした、であってますかね?その川の守りが祭神のヌナカタヒメ。で、生まれた子供がタケミナカタ。諏訪大社の祭神ですよね
恵子さん
そこそこ詳しいとありがたいわね
三貴子(アマテラス・スサノオ・ツクヨミ)より後に産まれた神様の中では特殊な昇進をしたオオクニヌシの奥さんになった神様が管理する石と考えると糸魚川の翡翠ってすごいものになりますよね
恵子さん
そうなのよ。その翡翠を使ったものだから、ちょっと厄介なものが入っていたのよね
と、いいますと
恵子さん
もともとこの家のものじゃなく、質屋とか色んな所を経由して誰かが買ったのかこの家に持ち込んだのか、ってものでね。いろんなところを経由してるから……
ろくでもないものがくっつきやすくなっているんですね
恵子さん
一度はどこかの社に持ち込まれてるのよね。そこで管理してる人がいる間は良かったんだけども、管理する人がいなくなってしまってこのかんざしたちは売りに出された
……………………
恵子さん
普通の社だったらよかったんだけども、どうもそこは輿入れをする社でね。昔の神様へのお嫁さんとか婿入りとかあった時代のものなのよね。といっても江戸の終わりまでそんなものは続いていたし、下手をすれば昭和初期まで続いていた地区もある。このかんざしがどの時代のものであろうとも、中にその神様が入ってしまったという部分だけが今回は大事だったのよ
管理する人がいなくなるとすごく大変だって言いますものね
恵子さん
なので今の無人になる社とかは管理する人が他にいるようなっているし、取り潰しをするにしてもしっかりと祭事を行うからね。でも、そうじゃない時代やそれができなかったご時勢だって存在している。このかんざしにはその神様の慣れの果てが入ってしまったのよ。しかも、厄介なことに女性の神様がね
女性の神様って厄介なんですかね?
恵子さん
神様としての体をなしているときは情に深いけれども、いまでも女人禁制の山や場所があるように同じ女の幸せに対して嫉妬することもあるわよ。その度合いが男性の祭神よりも大きなことがあるというかね
度々聞きますね
恵子さん
男性の神様だって嫉妬はするし、厄介になることは多いんだけどもね。今回は花嫁装束に模したものに女性神が入ってしまったから私の感覚だと厄介になってしまうのよね
でも、神様なら祭具と呪物の見分けはつくんじゃないですかね?
恵子さん
普通ならね。でも、それすら見分けがつかない状態になっている時に、そこに綺麗なものがあったらどうする?
………………………
恵子さん
これに入って誰かに拾われることがあるかもしれない。そうなれば
入りますよね
恵子さん
入ってしまったのがこのかんざしだったのよ。まあ、ほとんど婚礼用にもしてるから婚礼に使ってもいいものだろうけども、中身がねえ
それで、今回の話になるんですね?
恵子さん
そうなのよ
かつて本物だった神様…引き寄せられた恋愛と約束
神様はさみしがり屋が多いといいます。そのために神官、神主、巫女などが祭事を行いその土地に住まう人の気持ちなどを神様にささげることでそのさみしさを消し、いろいろな恩恵を受けるのが祭りの基本という土地もあります。
で、どうなさったんですか?
恵子さん
久々に神様が相手なのもあって、いくら慣れの果てでも手は抜けなかったからこっちも準備をして最大の状態で向かうことにしたのよ。なので、うちの神様にも色んな捧げものをして
フルパワーでいったんですね
恵子さん
かんざしからわかったのは、この神様は娘さんの体を依り代にして自分が嫁ぐつもりだったのよね。元々神様だったのか、神様に取り込まれてしまった方なのかちょっと判定が難しくてね。目的だけはわかったからじゃあそれを何とかするように考えるか、吹き飛ばすかでね。何とかするにしても神様に対しての代理婿とかは生きてる人間を求められることがほとんどだから吹き飛ばすことにしたのよ。もちろん、あちらの言い分も多少は聞くつもりだったけども
肉体言語は会話になるのか難しいところですよね?
恵子さん
それで、当日に懐紙と貝紅を準備してもらってね。仮婚礼みたいな感じで誘い出してみたのよ
花婿はどうしたんですか?
恵子さん
人形に娘さんの旦那さんになる人の写真を持たせてそれで代用したわ。夫を決めていた状態だったから、ならばこの方が出てくるかなって考えてね
そこまで見分けがつかないと出てきそうですよね
恵子さん
それが狙いだったからね。あとは人払いをしていつも通りに分解すればいいかと考えてたんだけども
はい
恵子さん
うちの神様が警戒しててね。慎重に行くことにしたのよ。あぶりだしたり、お香焚いて締め出したりとかを強化した感じなんだけども
むせそうですね
恵子さん
煙が結構目に刺さる感じだったわよ。でも、時間を少しかけて炙っていったらいろんなものが出てきたのよね。どこかで拾った呪いの残骸とか。その辺は小さいほうの神様が食べてたけども
きっと成長期なんですね
恵子さん
で、そうやって持ち込んだ木の実とかが、神様のあれこれを吸収して腐っていってね。腐ってるっていうことはこちらのあれこれが効果が出ている状態だったからね
どうにかなったんですか?
恵子さん
別室で娘さんが顔が痛いって叫びだしてたから、もう少しで終われるなって
ドライですよね
恵子さん
この部屋を開けてしまうと娘さんの体に逃げ込んでしまうからね。それができない状態で、顔の痣に力を飛ばせるくらいには強い神様なのよ
ですよねえ
恵子さん
持って行った行燈の油が飛びまくってね。それでこっちに殺意を伝えてくるのよ
行燈は何のためにですか?
恵子さん
神様の婚礼って夜が多いからね。その空気を作りやすくしたんだけども。ちなみに、あそこにあるやつね(手で床の間に飾ってある行燈を指す)
すごく自然に飾ってありますよね
恵子さん
障子紙は張り替えてるから大丈夫よ。それで、弱体化したところ捕縛したのよ
捕縛
恵子さん
捕縛したら娘さんの悲鳴もおさまってね。で、かんざしも元のかんざしに戻ってる状態だったから、お母さんと娘さんに入っていただいて
はい
恵子さん
かんざしは元に戻ったのでこのまま使ってもいい事を伝えたのよ。悪意と敵意さえはがれてしまえば神様が仮にも入ってたものだから今度は息災につなげてくれるものになるし。大事にすればそのかんざし自体が今度は神様になりやすいっていうかね
付喪神ですかね?
恵子さん
そうなるわね。ただ、一本は破損してしまって、処分するのも怖いって言われて私が処分することになったのよ
でも、その時点だとまだ神様は生きてるんですよね?
恵子さん
捕縛して箱に入れた状態だったからね。持ち帰って処理しようかと考えてたんだけども
はい
恵子さん
天気もいいから○○山(山の祭神は男性)に持って行こうかと思ったのよ。午前中に事も終わったし
麓に酒蔵というか工房があるほうの○○山でいいですか?
恵子さん
そう。で、いいお水で作ったお酒だからうちの神様にもささげたいのもあったから先に工房によって、山を目指したのよ。途中まで車で行けるからね
再び神様になった日…霊能者が頼った日本の山
○○山は霊山としても有名であり、名前にちなんだお酒などは全国で販売されています。登山道なども整備されており、一見すると霊山という部分は忘れてしまうことがあるくらいに気軽に途中までは登れるほどです。
山で何をしたんですか?
恵子さん
大本の山の祭神には触れられないけども、あれだけの神様にはいろんな神様が従事してるのよ。だったら一人くらいお嫁さんが欲しい神様がいないかなって単純に思ったのよ
なるほど。需要と供給ですね
恵子さん
そういうこと。元々が神様なんだからむやみに消すよりも自然に還してもいいかなってのもあったし。ここまで弱らせてれば山の中で悪さもできないし、のんびりと穢れを落として過ごしてもらってもいいかと思ったのよ。男性神の多い山だし
どうなったんですか?
恵子さん
捕縛していたものを外して、お酒でお清めしてから咲いていた花の横に箱ごと置いてきたわよ。何かあれば箱に入れば少しは色んなものをしのげるし。サンゴのかんざしの破片も一緒に置いてきたからね。神具のかけらと考えればそこそこ何かになるだろうし。私はそこまででいいかと思ってあとは帰ってきたのよ。○○山自体そこまで近いものでもないし
めったに行く感じでもないですね
恵子さん
どうなったとしても、それなりになるだろうと思ってね。なんというか……神様だったもので、ましてや女性を簡単に消滅させるのもね
珍しく優しい恵子さんだ
恵子さん
全部が全部にはできないわよ。ただねえ、一回でいいから幸せになりたいって思念が残っていてね。だと、山に帰してもいいかと思ったというかね
自由になれるというのは、神様に愛される人にとってはすごく大事だと聞いてます
恵子さん
そうね。自由って神様や神様に関連する人には少ないものだからね。山の中で好きに過ごすのもいいじゃない。うちの神様だって元々は山にいた神様だし
だいぶカスタムされてるというか、魔改造されてるというか
恵子さん
で、忘れかけてた頃に、やけに山に来い山に来いってやけに聞こえるのよ。でも、○○山じゃなくて違うほうでね。あまり頻繁になってきたから山に行ったのよ
あらららら
恵子さん
誘導されたからそのまま従って山道、といってもある程度道があったから歩きやすかったんだけども歩いて行って。中腹にぽっかりと空間というか広場というか、そんな場所があったのよ。その真ん中に箱があってね
完全に呼ばれてますよね?
恵子さん
そうなるわね。それで箱の中にもう一度、お酒を注いできたのね。なんとなくこの場所には二回目は来れない気もしたし
ええ
恵子さん
それから少しして、その神様っぽい人が夢に出たのよね。山での暮らしやそこの神様が自分をもとの神格に戻してくれた事とかを伝えてくれたというか
人助けというか、神様助けをした恵子さんになってますね
恵子さん
神様はそう簡単に消し飛ばしたくないものよ。こういう生業をしてると余計にね。どんな姿でも有様でも敬意を持つべき相手だもの
どうなったんですか?
恵子さん
ずいぶんと若くなっていたというか、子供に戻っていたというか。まあ、神様って若い娘とか子供を生贄に求めることが多いからそういう趣味なんでしょう、って私は終わらせたけども
その辺はあまり触れてはいけない奴ですね
恵子さん
それで、お礼を頂いたのよ。お礼というか、まあ山に持って行った対価というかね
何をもらったんですか?
恵子さん
これよ(左腕のパワーストーンのブレスレットの石の一つを触る)
組みなおしていれたんですか?
恵子さん
組んでくれた人も、すごいもの持ってきましたねって言ってたけどもね。あのサンゴの破片がしっかりとした球体になっているってだけでもすごい力の神様だわねえ
身に着けてて良いものなんですか?
恵子さん
逆に身に着けるのが礼儀かしらね。仮にも神仏からの対価なんだもの。めったなことでは受け取れないからね
ほへえ……しかし、山に持って行ってよかったですねえ……
恵子さん
あとは私の関与することでもないからね
そういえば、依頼主の娘さんはどうなったんですか?
恵子さん
痣は一週間くらいかけてゆっくりと消えて行ったみたいね。あれくらいの神様の残滓があると、どうしても時間はかかってしまうけども。きれいに消えて、結婚式は日を改めて行うことにしたみたいね。前撮りの際にはあのかんざしを使って撮影するって言ってたわ
無事に痣も消えてよかったです。ちょっと気になってたので
恵子さん
毎回は無理だけども、できる範囲でこういうのもやれるようにしておきたいわね
いい神様もいればそうじゃない神様もいる。行い次第でいつでもその神様は反転するって聞いてから考えることも多くなりましたね
恵子さん
災厄の元をただせば好転する。誰かのせいにするよりもできる所を変えていくことも大事なのよ
耳が痛いです(笑)
恵子さん
まあ、今回はうまくいったけども毎回はそうはいかないしね。せっかくの婚礼用に使えるものを無碍に壊すのもいやだったから私としては満足できたわ
ですね。お話を聞いていてなんか私もほっこりしたというか
恵子さん
でもまあしばらく山にはいきたくないわ。水を汲みにはいくけども
?
恵子さん
虫にさされまくったのよね。ささやかな仕返しだったのかしら。私、虫にさされないのに
そうかもしれないですね(笑)ちょっとは痛い目にあってますし(笑)また、お話お伺いに来ますね
恵子さん
またいらっしゃいね