このページでは、魂が入った人形、について以下の内容をお話していきます。
- 「入れ替わり」を簡単にやってはいけない理由
- 人形を処分したいときは?
- 人形は必ず魂が入るものではない
入れ替わりを簡単にやってはいけない理由
人形などの中に入ったものを別の依り代に入れ、再度、元の人形に戻す作業のことを入れ替わりということがあります。
この際に入れ替わりのもとが人形、依り代が紙雛として紙雛に移っている間でも人形の中が完全にカラになることはありません。
人形の中には元の魂などの残骸を残していくことで、依り代からスムーズに移動が可能になるからであり、再度入った際の定着をよくするための接着剤的なものになると考えてもいいかもしれません。
ですが、人形などに入った魂などは基本的に強いものです。
強いもので匂いなどをたどってくる霊的なものがいる場合は、器が開いていると考えて先に入る場合も考えられます。
これらの状態を防ぐために入れ替わりは霊能者やイタコなどの存在が大事になり、一任することになります。
雛人形などもですが、アンティークの洋式人形などもまれに入魂されているものがあるので購入時に不安を感じたりする場合には無理に購入しないのも一つの方法になります。
ですが、この場合に考えられるのは入魂している霊的なものが自分を持ち出すことのできる相手と認定していると購入などをさせ、自分にとっていい環境を得ようとしていることになります。
理由はないけれども無性にほしいという気持ちの際には、一度購入を保留しに、帰宅してまず入浴やシャワーなどで全身を洗い落としてから、一口清酒を飲むことで絡んできている気持を落としやすくなります。
(この際には毛髪も含まれますのでシャンプーもして、全身を洗うことになります)
一晩明けてなぜほしいのかが明確になっているかどうかで判断してもいいでしょう。
球体関節人形など
球体関節人形などは形状が持ち主の好みに作られており、愛情という名前の情が非常に入りやすいものになります。
かつ、人と同じような動きもできるので、リペアメントがされていても中古のものを全身セットで購入する場合には注意が必要です。
パーツごとの購入の際にはここまでの危険はありませんが、全身そのままでの引き渡しやお譲りの際に、少しでも不安を感じる場合には購入を見送っていいでしょう。
人形という文字は「ひとのかたち」とかきます。
仮の人の体として考えるとこのような球体関節人形に入ってしまったものは非常に強い力を持つことになります。
昨今ではオークションやフリマアプリなどでの取引なども活発になっていますが、全身丸ごとの購入は最初は新品で購入したほうが安全になります。
最初のお迎えの場合に新品であれば、オーナーの情を受けてカスタム用のパーツでの危ないものなども遠ざけてくれることもあるので、人形という存在は扱い方で大きく変わるものになります。
人形を処分したい
この場合にはお焚き上げや人形供養を行ってくれる寺院などにもちこむことがおすすめになります。
自分で処理するよりも安全度は非常に高いです。
この際に大事なこととして「おまえは人形であり人ではない」と伝えることになります。
人形であることを理解できるとお焚き上げや人形供養で問題ない状態になります。
雛人形などは販売店などでの処分なども可能なので、事故処理の前に相談するのがおすすめになります。
人形は必ず魂が入るものではない
霊的な存在が必ず人形に入るとは限りません。
相性の良いものに入ることが多く、茶器などに入った事案などもあります。
人形は人の形を模しているので入りやすいという条件はありますが、その中で最も大事なのは「どこまでその人形を大事にしていたか」「思いを込めているか」になってくるのでコレクションドールなど数が多い場合は入魂などは少ないとも言えます。