執筆者:ゆい
現役イタコの恵子さんに今回は「鑑定中に急に聞きたいことを変えない方がいい理由」をインタビューしてきました。
電話占いなどでもつい、色んなことを聞いてしまいますが、鑑定する側の意見一つとして読んでいただければ嬉しく思います。
目次
本物の霊能者に聞いた、相談の注意点~鑑定中は聞くことを変えないほうがいい?
今回は鑑定中に聞きたいことを変えない方がいい理由を聞きたいのですが
変えてもいいんだけれども、関連性のあるものにしてほしいというのがあるのよね。例えばだけども家系のことを聞いてる最中に仕事の相談とかされると切り替えるのが少し大変になるのよね。家系の事を聞きながらこの原因には他の親類がいるかどうかとから見えやすいんだけれどもね。まったく関連の無いことをいきなりだとうまく鑑定できないことも出てくるのよね
仕事のことを聞いた際に、仕事場の人の家族関係や人間関係とかはOKな感じですか?
それだとOK。仕事の事とかを聞きながら仕事場に好きな人がいるからその人とを見てほしいとか、その好きな人の事を見てほしいとかは問題ないわよ
仕事場のこと聞きながら仕事場ではない好きな人のことを聞くなどがNGな感じですか?
同時に見れないときがあるから、仕事関連の鑑定を終わってから今好きな人を見ていく、という形になることが多いから二つの目の鑑定に移動するのに少し時間がかかる感じになるわね
※恵子さんは基本的に対面鑑定が中心のイタコですが、遠方の方などは電話での鑑定などを行っています。対面鑑定よりも電話での鑑定のほうが結果を見るまでに時間が少しかかるということは常に仰っています。
対面でも急な切り替えだと少し時間がかかるわね。鑑定方法にもよるけれども透視とかなら切り替えも早いけども、降霊とかの場合には完全切り替えはちょっと時間がかかる。これはつかってる鑑定方法が複数の人の場合には当てはまりやすいんじゃないかと思う。でも、透視オンリーでも急に全く違う鑑定とかを思いつきで依頼されたら大変だとは思うわね
依頼を変えることは悪くはないけども、変更したい場合には一つの鑑定が終わってから追加で、ってやってもらえるといいかもしれないわね
対面だと、このひと多分聞きたいことがたくさんあるんだろうなっていうのはわかるんだけれども、電話だと少し時間がかかることがあるからね。もしも電話占いとかで聞きたいことがいっぱいあるけどどうしたらいいかわからないって人はジャンルごとに纏めておくか、紙とかにメモを作っておくといいかもしれないわね
※恵子さんは電話の鑑定も行っていますが、対面鑑定よりは少し時間がかかるとのことでした。ですが、極端な時間のかかり方ではなく対面鑑定で30分かかる場合であれば電話などでの鑑定ならば40分程度になるようなことがあるということでした。1時間以上鑑定するのに時間がかかっているのに何も答えが出ていないと感じる場合にはあまりよくない占い師に担当してもらっている可能性もあるということでした。
霊能者への相談、鑑定、お祓い…状況別必要な情報とは
メモとかはどのようにつくったらいいとかありますか?
まず、仕事、人間関係、恋愛のことを聞きたい人が多いと思うの。それで、仕事なら【仕事場の人間関係】【仕事場で自分がどう思われているか】【仕事を変えたいけれどもどうしたらいいのか】【転職が決まっているならいつ職場に伝えるべきか】【新しい仕事場に行く際に準備すべきことは何か】とかが仕事のくくりになる感じかしらね。だと、ほかの相談事なんかも多くて5つまでをかき出してみると答えを貰いやすいかなって思うわね。あまりにも多く聞きたいことを出し過ぎても予算オーバーになっちゃうでしょ(笑)
そうですね。あまり長時間だと電話占いだと金額も気になっちゃいますよね(笑)
できれば2つくらいにしておくとより答えがしぼりやすくなるわね
依頼された答えが見えにくいときとかはどんな感じになってるんですか?
どのイタコや占い師でも同じだとは思うんだけども、相談者の事を透視や霊視するときってまず意識を集中させるのね。相談事が霊的なものだと他の相談事ってあまり言われたりもしないんだけれどもね。相談が仕事とか身の回りの異変や人間観関係なんかだと、相談者の中でこの答えでいいやって物を見つけると全く違うことを聞いてくるとかもあるのよね。だと、そこまではっきり見えていたものが一瞬途切れてしまってもう一回繋ぎなおす感覚というと、いいのかしらね。見えていたものが薄くなったり、細切れになってしまったりという感じになるからもう一度霊視をし直しになってくるのよ
円形で見えているとそれが上だけ消えたり、線がはいっている感じに見える様な感じですか?
そんな感じね。赤いものだったらそれが急に周りの風景や色と同化して見えなくなったり、赤色が黒になってしまうとかもあるからね。こちら……鑑定する側が一区切りまで伝えるのを待ってほしい部分がちょっとあるわね
スピード鑑定を求める人とかだとありがちな気もしますね
スピード鑑定を求める人だと最初にこれとこれとこれを!って言ってくることが多いから特に気にならないわね。逆に普段おとなしい感じの人ほどあれこれと聞きたがる感じは多いわね。私が見てる感じだけれども
出来るだけお金を掛けたくないって人だとどうなってきますか?
そういう人は大体すぐわかるから結論だけ伝える鑑定士や占い師が多いんじゃないかしら。やりとりとしてAについての答えはこうです。というと、じゃあ後はいいです!ってひともいないわけじゃないからね
実際にできるだけ短時間で終わらせたい人っていうのは悩みもシンプルだったりはするのよ。“仕事場の人間関係がつらいですがどれくらいまで続きますか?“といった感じに具体的な相談なのよ。だと、その一点に集中して鑑定していくから短時間で終わることにもつながるの。まず一つの悩みをしっかりと解決して少し時間を追ってから次の悩みを相談したほうが自分でどう動いたらいいのかも考える時間ができるので私はまず一つの悩みを相談する方がおすすめだわね
透視や霊視ができる場合はあいまいな悩みであっても実はそんなに問題はないのよ
霊能者へのあいまいな相談…プロの霊能力が生きない状況
※相談内容がはっきりと決まらないのでつい飛び飛び相談をしてしまうという人は多いかと思います。そのような場合はどのようになるのかを少しだけ聞いてみました。
相談内容がはっきりと決まってない人とかどうですか?
はっきりしてる人っていうのはそれだけはっきりと困った状態を感じてる人なのよ。なので、どうやったらここから抜け出せるのかをいち早く欲しい人なの。そこまで追い詰められてる人の相談っていうのは多分霊能者とかイタコ、祓い師とかに集中すると思うの。逆に漠然としたものや【彼氏が欲しいけどもいつくらいにできるのか?】【どんなひとなのか?】とかだと霊視や未来視のできる占い師とかに相談する方が多いんじゃないのかしら。私はあまりそういうものよりも霊的なものや異変的な物の相談のほうが多いのだけれどもね
霊的なもので曖昧なものやはっきりしないものってありますか?
だってはっきりと自分が呪われているとかわかるほうが稀なのよ
なんとなく嫌な感じが続いている。なんとなく誰かが自分を見ている気がする。そういうなんとなくの時点で相談してもらえると双方にいい形にもなりやすいのだけれどもね
例えばだけれどもね、恨みとか呪いって大きな形になるまでは時間がかかるし段階を経ていくものなのよ。最初は“うらやましい”とか“私のほうがあの人を好きなのに”とかそういう小さな気持ちなのよね。その小さなものが積み重なっていくことで大きな霊障になってしまうこともある。最初のうちはその思う側が無意識に行っているものが霊障になったり、相談者が気のせいかもくらいですんでることがほとんどだからね。その些細なうちに解決しておくと良いのよ
そう。大事になってからこっち(イタコ)に来ることがほとんどだけども、大事で返してしまうと呪い元にもそれなりのダメージがでちゃうのよ。だと呪い元もだけども呪われた方も誰が自分に対してそういう気持ちをもってるのかを知ってしまう。悲しみが増えてしまうのよね。だからこそ、気のせいかなってくらいで相談してもらえれば人間関係も壊れにくいのよね
そうなるのよね。そういう場合はどう相談したらいいかわからないとかは全然問題ないの。むしろその段階できてもらったほうが方々にいい結果になるってのは間違いなのよ。気のせいかな、なんとなく不安を感じるな、その程度でいいの。そういういろんなものを相談したい、であれば霊能力があれば原因の特定もできる。特定して気のせいであればそれでいいわけだしね。霊的な物でなければすぐに次の相談を出してもらって大丈夫よ
相談中、霊能者の霊能力が覚醒する瞬間
多いわよ。霊的な物でないってわかるとそれだけでもほっとするのがわかるわよ。実際に勘違いであったり、初期の軽い僻み程度の物だったらひがんでいる相手のほうを透視してから解決できるように力技でやっちゃう
※恵子さんはイタコの中でもお祓いなどもできるタイプになります。力技の除霊を今回は少しだけ聞かせてもらいました。
軽度の場合の力技ってどんな感じですか?その恵子さんのおっしゃる小さなうちの霊障というか
本当に初期であれば相手が何かをした瞬間に警告を出してるわね。相談者に対する僻みとかがでそうなときにそれとなく警告を出したりね
僻みって一人だけに発してるものじゃないことがほとんどなのよ。その中で効果が強く出てしまう人っているのね。相性だったりもあるし、逆に相手が霊的に強い力をもっていたり強い守護霊が居たりすると弾き返してしまうことも多いの。だから、僻みそうなときに少しだけ頭痛を感じるようにしたり、意識を他に向けるように波動を向けたりすると僻みが小さなものであれば大体おさまってくるのよね
本当に些細なうちだったら意識をそらすだけでも変わってくるし、なんだか頭痛が起きやすいから考えないようにしよう、ってなるからね。それに、相談してくる人って大体が優しいのよ。そういう人は身近な人が体調不良とかだと心配してくれるでしょ。だと、僻みとかもそんなふうにやさしくされると出てこなくなるのと、相手に対する気持ちだって変ってくるからね
そうねえ。でも、しないよりはしたほうが良い事は私はしたいのよ。霊能者とか占い師って人と違う能力があるわけで。その能力があるから普通の生活ができなうことに悩んでることも多いのよね。だからこそ不可解なことで悩んでいる人や霊的なことで悩んでいる人をどうにかして助けてあげたい。そういう気持ちの人も多いのよ
だからこそ、早目に相談してほしいのよね。集中して鑑定するからこそ、相談内容は一区切りつくまで次の雑念を入れたくない人も多いと思う
一瞬だけ“えっ?”ってなったときに集中力がきれちゃうのよね。特に初めての相手だともう一回同じ状態にするのに少しだけ時間をもらっちゃうことがあるから。多分電話占いとかも同じなんじゃないかと思うわ
あーでも、普通に会話していても急に違う話題にされるとそれまでの話を一瞬忘れちゃいますよね
それと近いわね。特に霊視とかしてるときだと一瞬元の状態に戻るだけでもマイナスというかね。聞きたいことは少しだけ絞っておくとより短時間での解決になるんだけども
恵子さんからみて、電話での鑑定の際に他にこれはやらないでほしいとかありますか?
ごく少数だけども、こちらが答えを出した時に“それはいいんで”“それはもうしってるんで”とかいう人かな。確認を兼ねて伝えることも多いのでわかっていても少しだけ一緒に確認してほしい部分になってくる。あとは常に鑑定するイタコやそれに準じるポジションよりも上で会話をしたい人もいるわね。私みたいなはぐれイタコならいいけども本職のひとなら見えていても教えてもらえないことも出てくるかもしれないっては思う
霊能者も人間だからね。あまり中断が多いと必要最低限の事しか言わないとかも普通にあると思うわよ。まして電話だけで顔も見えないならね。もちろん、お仕事としてやってる人なら必要なことは伝えてくれると思う。でもほかの、知っておくと便利なこととかは教えてくれない可能性も出てくる。その辺をひっくるめて相性って表現にしてる人も多いかもしれないわね
相性というよりも聞く姿勢なのかもしれない。こっちもせっぱつまってる人とかはすぐにわかるし、何とかしたいって気持ちはあるからね。霊能力ある人って基本的に人をほっておけないってのが多いと思うのよ
聞きたいことがいっぱいある場合にはまず一番聞きたいことと、2,3くらいに絞っておくこととある程度の区切りまでしっかり聞くことが一番時間短縮にもなるのよね
不倫してる相手と結婚したい。できるのかできないのか。できる場合はどうすればいいのか、出来ない場合には別れるべきなのか。別れる場合にはどうしたらいいのか。こんな感じでストックして聞いていくといいかも。特に電話だとアナログ式で紙とか手帳とかに書いておくといいと思うわよ
霊能者の相談の受け方は様々~種類によって霊能力の生き方も違う
恵子さん的にメール鑑定とかメール占いってどうですか?
さっきいったみたいに箇条書きでも出来ればいいと思うのよ。だと、メールは手元に残して何度も読み返せるって強みがあると思う。私はメールのはやってないけどもね
恵子さんがメールでの鑑定をしない理由って聞いてもいいですか?
時間が取れないのよね。あとは文章だったら私は直筆のほうが見えるっていうのもあるの。メールで鑑定できる人ってすごいと思うわよ。あれこれ迷ってしまう場合にはメールで聞いてみるのもいいともう
電話だと声でとらえやすいっておっしゃってますものね
声ってね、双子でもちがうものなの。その人そのものが見えるから電話占いで声を重視するんだと思うのよ。もちろん対面であれば他に守護霊や波動とかもみれるからより詳細な鑑定結果につながる。電話だとそこの鑑定結果につながるまでの時間が気になる人が多いと思うの、多分
ポイントをあげるならば①聞くことを決める。②聞くことに関連した質問を3~5までに決めておく。③何時までに終わらせてほしい、何分で終らせてほしい。があれば私だとありがたいわね。特に忙しい人なんかだと今これだけでいいので!ってひともいるからね
今すぐ何とかしてほしいとかは時間指定で良いと思うわよ
今回は鑑定中に相談内容を変更しないほうが良い理由と、変更した際のデメリットなどをインタビューできたかと思います。
聞きたいことが電話占いでは沢山で出てしまう人は少なくありません。
ですが、いたずらに時間だけを消費せずにしっかりとした鑑定をうけるにはどのようにしたらいいのかなどを鑑定する側からの意見としては貴重な物なのではないかと思います。
電話占い身近になった要因にスマートフォンがあります。
スマートフォンの中にメモをしておいていざ鑑定の際には確認ができないということも出てきやすいのではないでしょうか?
鑑定を受ける前に準備したいものとしても、今回のインタビューは有用なものだと思います。
電話占いをよりよく体験するためにも必要な物の確認はしっかりとしておきたい部分としてもですが、質問を纏めることで自分の悩みが明確になりやすいメリットもあります。
すこしでもこのインタビューがお役にたてれば嬉しいです。