なぜ冥婚が危険なのか? プロの霊能者が出会った事件とは

なぜ冥婚が危険なのか

冥婚という言葉は最近になってから広がった部分はありますが、古くから映画や漫画などのテーマとして愛されてきた文化の一つになります。
冥婚だけではなく人と人以外の恋愛なども同じですが実際には多くの危険を持っていることはあまり知られてはいません。

目次

憧れる前に知るべき、冥婚の怖い点

冥婚にあこがれる人って一定数ですがいますねえ
恵子さん
命知らずねえ
まあ、関わってみると危ないってわかりますけどもそうじゃないとなんか、かっこいい幽霊と結ばれない恋って素敵!!みたいなそうはいますから。擬人化とかも流行ってますし、獣化とかのアニメもヒットしましたからね。人外との恋愛に対する変な境界線の消え方をしてるのとか怖いなあと思います。ましてコロナでSNSにどっぷりの人らなんかはそういう霊的なものやオカルト的なものに突っ込んで行くわけですし
恵子さん
そうなのよねえ。ネットで知り合った人からもらったとかで呪いの代替わりさせられることかもいるからねえ……まれに本当に大事故みたいな子もいるからねえ……
どうしても自分なんかは恵子さんの影響で冥婚の相手は基本的に話が通じない化け物だっていうのがしみ込んでしまってますけども
恵子さん
それで大体間違ってないわよ。死んでるというのはもう、それだけで住んでいる所も考え方も変わってくる。同じところで暮らしたいってなればあちらに合わせれば死ぬしかないわけだし。こちらにあわせれば亡者は厳しい環境になる。簡単に冥婚はしちゃいけないものなのよ。だから人形や絵馬を使ったり、写真を使う場合は必ず亡者同士の婚姻であることを徹底してというのが冥婚のルールなのよね。冥婚という言葉にはなってしまうけども要は契約だから
ですよねえ……たまたま霊的な存在同士でうまくくっついてくれればいいですがそれは本当にまれの中のまれですしねえ
恵子さん
そうなのよ。あと最近は色々とコロナ関係からも解除されてきてるから海外から持ってきて置いていく人とかも出てきてるからねえ。ちょっと前だけど面倒だったわ
やっぱり伴侶ってほしいもんなんでしょうねえ
恵子さん
個人差はあるけれどもねえ。それまで恋愛感情なんかはなくても、優しくされたり、自分がいることに気付いてくれたりで、冥婚相手に狙われるとかもあるから、ああいうものには優しくせずにまず殴り飛ばした方がいいのよ
肉体言語の素晴らしさですね

現役霊能者が出会った、冥婚トラブルとは

恵子さん
まあねえ、映画とかの影響でどうしても相手が意思疎通のできる人間でイケメンだと思うのはあるかもしれないけども、実際には話が通じないとか普通だからねえ。それでいて人ではないとかも普通だし。元人であっても原型をとどめてないとかもよくあるし。それでも、相手のことを思いあえるかという部分にはなるわね。本当にレアケースだけども冥婚でうまくいってるとかもあることにはあるのよ
あるんですか
恵子さん
男の子でね。その子が生まれて間もなく大病になった時に冥婚を引き換えに治してもらったというのがあってね。家の人たちはどうにか破棄させたかったんだけどもその男の子が育ってから”自分にはもう結婚相手がいるから“と覚悟を決めたというかねえ……こう、確かに他の人の目には見えないかもしれない。でも私にはとても幸せな二人が見えたのよね。奥さんにあたる霊的な存在も無理をさせない、彼を守りながら過ごしている。普段の生活も普通にできる。間に子供を持つことはできないけれども、それは彼があの世に来てからでいい。それくらい待てる。今まで一人でいた時間よりもずっと短いっていうのよねえ
それはもうベストカップルですね
恵子さん
でもそこまで行きつくというのはないし、男の子が霊的なものに対する拒絶がなく自分の命を救ってくれたという事をしっかりと受け止めてるのよね。でもほとんどの人はそうはなれないもの
ですねえ。基本的に話は通じませんし、こちらの希望に沿うことがないですからね
恵子さん
そうなのよねえ。こう、あこがれだけで安請け合いで冥婚してしまってやっぱり嫌だとなっても、あちらからすれば契約違反だということになるわけだし
ですねえ
恵子さん
一方的に好かれるというのは珍しくもないけれども、冥婚となると契約になるから何かしら双方でのコンタクトはあるはずなのよ。何も知らないでっていうのもある場合もあるけれども、ほとんどが霊的な存在からのコンタクトがあるのよ。自分だけでどうというのはない。ただ、霊的なものって狡猾なことが多いから上手に誘導とかはあると思うわよ。特にまだ知識の少ない子供のうちに冥婚の契約をしてしまうとかもね
まあそういうのもいますよねえ
恵子さん
台湾なんかだともう霊的な存在の方も狙ってくることが多いからね。今だと好奇心で冥婚してしまって日本にきてからどうしたらいいかとなってしまうことも少なくはないのよ。ほかに波長が合ってしまって連れてきてしまって同棲状態になってしまって困ってしまうとかも
気づいてくれただけでもついてくるとか聞くととんでもないなって思いますよね
恵子さん
それが珍しくないからねえ。最近も少しずつ冥婚関連のトラブルは出てきてるのよ。ゲームとかそういったものの影響なのかしらね
最近の漫画とかって異世界にいって別人みたいに活躍できるものから始まって二足歩行で人語を使う獣とかとの恋愛とかそういったものをSNSとかのCMにガンガン流しますからね。そういう異世界ファンタジー恋愛の中には亡霊とかとの恋愛とかもあるのでそういうのを読んでるとなんとなく敷居が低くなるんですかね
恵子さん
どうあっても人と人ではないものって隔たりがあるんだけどもその辺の理解とかはあまり追いつかないのよねえ……そもそも、だまし討ちするようなやつを信用するのが問題あるというか
人間同士の結婚ですら問題が起きるのに人間以外とだともっと問題が起きるとか考えないもんですかね?
恵子さん
この間、他県の友人から聞いた話だと、こう自分から霊的な存在に冥婚を持ち掛けた女の子がいたらしくて
あらー
恵子さん
でもその霊的な存在は別に冥婚を望んでいたわけでもないから断ったらしいのよ
そのパターンもあるんですね
恵子さん
誰でもいいってわけでもないのよ。だから一度向こうから狙われたら注意が必要になってくる。そうやって断られることも珍しくはないのよ
はあ
恵子さん
それでその女の子はお参りに行った際に不思議な存在と結婚したいって願いを出してしまったのよ
あちゃー……
恵子さん
で、それをそのお社の神様が聞いてしまったのよ。ならば自分の所に嫁げばいいと
そうなっちゃいますよねえ
恵子さん
まして本当に十代前半の女の子だったら神様からしても好物件になるからねえ……全部が全部じゃないけどもできるだけ汚れの少ないものを好むのはあるから
冥婚よりもたちが悪いっすね
恵子さん
まだ終わってない状態みたいなんだけども神様との縁を切るっていうのはすごく難しいのと、縁を切ってしまうことで負ってしまうリスクとかもでてくる。その子の守護霊もだいぶ削られてしまって色んなバランスが崩れてしまってるのよね。どうなるか私もちょっとわからないけれども神様に嫁ぐというか、神様に愛されるというのはそれだけで寿命が減っていくこともある。特に寂しがるタイプの神様だと本当に大変なのよね

重い意味持っていた冥婚 SNS時代は安易な憧れに

ですよねえ……恵子さんについて言って何度かそういうのも見させてもらってますけども……なんかこう、特別な存在とか自分はみんなと違うのにあこがれる子がたしかにSNSにすごく多いなあって思います
恵子さん
みんなスマホを当たり前に持ってるからねえ。その表面だけの知識での冥婚と、自分はもしかしたら冥婚しても大丈夫な選ばれた存在かのかもとか言う子もいるらしく頭抱えてたわよ
わあ。中二病が令和盤にグレードアップされてるというかダウングレードというか……私の時代も前世がネフェルティティだとか言ってる子はいましたけど
恵子さん
それくらいで止まってくれるといいんだけども大体の子は大怪我をしてから気づくからね。しかたないのはあるけれども……どうにかならないものかしらねえ
冥婚ってあちらに連れていかれる他に危険性っていうとやっぱり寿命が一気に短くなるとかになりますか?
恵子さん
そこはまちまちなのよね。でも冥婚することで見えないものが見えてしまうようになってくるのは出てきやすくなる。同時に人間との恋愛はできなくなるし、冥婚していることを忘れて恋人を作った場合には恋人の方が死んでしまうことが多いわね
最悪ですね
恵子さん
恋人を死なせるのは冥婚相手に対して自分を忘れさせない、契約を思い出させることもあるのよね。知らないで親や祖父母が冥婚させてしまっていてという場合だと目も当てられないわよ
ですねえ……
恵子さん
昔だとね、自分から志願して冥婚する場合には覚悟が決まってる子ばかりだったのよ。何世代もに渡って荒ぶって来た存在を鎮めるために冥婚を選び、その結果平穏をもらうとかね。命と引き換えに平和を作りに行くような感じで
壮絶ですよねえ……でも死別とかで新しい恋人を作らないとか再婚しないとかもありますからねえ
恵子さん
そういった場合だとね、霊的な方から相手に伝えてほしいというのを言づけられることが多いわよ。忘れてくれとは思わない。忘れないでいてくれたらいい。でも自分はもう何もすることができないから支えあえる相手が出てきたら一緒になってほしい。ただ、忘れないでほしいって言われることが多いわね
切ない話だ
恵子さん
中にはね、今世での婚姻解消をまだしてないから、たとえ亡くなっていても夫婦のままですよねって言ってくる人もいるわよ。そういった人はその人の中でもう冥婚してるようなものなのよね。誰とも再婚もしない。そこに体はないけれども伴侶はいる。そう思うことで生きることができる人もいるから私には何とも言えないわね
死別の方ってあまり再婚しないって気はしますね
恵子さん
奥さんの妊娠中に亡くなった旦那さんが、出産の際に部屋の隅っこで震えてるのが見えたらしくてね。奥さんが。で、旦那さんは血とかだめだった人だったらしくて“そっちじゃなくて頭側に回れ!!”って奥さんが叫んで周りの看護師さんたちに”亡くなった夫が来てるみたいなんです。でも血がだめなんです”って痛みと戦いながら言ったらしくてね。看護師さんや先生もその言葉を信じて“お父さんになるんですから安全な所から見ていてください”とか旦那さんがそこにいるように声をかけてくれたんですって。産声を上げた瞬間に旦那さんの声が聞こえたらしくて“うわあ俺にそっくりだ(笑)ごめんねえ、俺に似ちゃったからぶさいくかもしれん”って。看護師さんたちにも
なんと……
恵子さん
で、奥さんが“お前の子供だ!似てて当たり前だろうバカ―!”っていったそうなのよ。旦那さんはそこに確かにいて今も家の中にふとした時にいるのがわかるって奥さんは言うわねえ。それも冥婚の一つの形というか冥婚ではないけれども、生者と亡者の婚姻の形ではあるわよね
心残りもあったんでしょうけども、旦那さんも奥さんと子供さんが大事で仕方ないんでしょうね
恵子さん
それに近い感じで伴侶の気配があるとかで再婚しないって方は少なくないわね。指輪もそういう方はそのままつけてることが多いし
冥婚という言葉ではないんでしょうけども夫婦の形の新しいものなのかもしれませんね
恵子さん
日本人は割とそういう傾向が強いのよね。心霊というよりも神仏に根差して生きてきてる部分なのかもしれない。それがすべていいとは言わないけれども悪いわけでもないのよね
もともと夫婦だというのと生きてる側と生きてない側での結婚というのは、違いますねえ
恵子さん
そうなのよねえ。元が人であっても言葉が通じないとかもう人の形持っていないとか、そういうことの方がはるかに多いのよ。だからこそ人形や絵馬、花人形なんかを使った冥婚とがあるわけで。その辺はねえ……
アメリカとかああいった所でもあるですかね?
恵子さん
世界中にあるわねえ。それで同じようにトラブルは起きちゃうのよね
やはりおきるんですねえ……
恵子さん
そのあたりは仕方ないのよ。まだ言語が同じであればいいけれどもね
恵子さんもよくそんな都合よく海外の霊の言葉なんてわからないって言いますもんね
恵子さん
日本語が通じるならいいけどもそうじゃない場合には私はお断りさせてもらうわね。霊的な側にも自分は一切関与しないことを伝えるわよ。だとあちらもそれ以上こちらに対しての危害も加えないからね。その辺は結構しっかりしてるというかドライではあるわね
無駄な消耗をしないようにという感じですかね
恵子さん
そうなるわね
海外のそういうものって根性入ってそうですよね
恵子さん
そうねえ。半分鬼みたいのもいるし、日本人の霊的なものよりもこう、精霊や山の何かとか神様とかを取り入れてるとかも珍しくないわね。その辺は文化の違いだとは思うけれども
危ないところにはいかないようにするのが一番ですよね
恵子さん
海外で霊的なものを連れて帰ってしまう人って昔から居るからねえ。それがついてきた人に惚れてしまったとかだとちょっと大変になる

ネットで知名度得た冥婚 危険性も広めるべき

冥婚って言葉の響きがなんかいいって人もいますね
恵子さん
本当にネットの弊害よねえ。本来だったらそこまで広がるような言葉ではないはずだったと思うけれども
ここ数年でなんか広まりましたねえ。シャレにならない怖い話とか、都市伝説まとめサイトとかが人気になったのもあるとは思いますけども心霊的な話に対して怖いというよりも自分は大丈夫という感じになって罰当たり行為してるのも多々見ますし
恵子さん
その時は何もでなくてもしばらくしてから罰が下るとかもあるんだけどもねえ。神様っていうのはその人の一番つらいときに返してくることもあるから失礼なことはしちゃいけないのよ
最近でもユーチューバーとかが心霊スポットを荒らしたり神社でこうよくない行為をしたりとか見てると嫌な気分になりますね
恵子さん
そういうのだと最悪望まぬ冥婚に神様から指名されて私らじゃどうにもできなくなることもあるわよ
怖いですね
恵子さん
ね。だからこそ簡単に冥婚はしちゃいけないっていうのをもっと知ってほしいわね
ですね。そのあたりのことを広めていけたらとは思いますねえ。貴重なお話ありがとうございました

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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