海外に飛んだ偽物霊能者、「見える人」が巻き込まれるトラブルとは?

偽占い師のTさんが現在海外で受けているトラブルとは?

以前取り上げた偽霊能者として活動していたTさんが海外にいるということ聞き、今回はその続編になります。
Tさんはもともと見えない人であり偽霊能者として偽の占い師の活動を長期に行っていました。
結果的には見える人、聞こえる人になりましたがそこから祓う等は身に着ける事がなかったことや、国内ではなく現在海外にいるということでしたが今回は少しそのお話を恵子さんから伺う事ができました。

目次

海外で重宝される霊視能力、事件の引き金にも……

恵子さん
Tさんのこと覚えてるでしょ?
海外逃亡したあのTさんですか
恵子さん
まあ、海外逃亡よね
すごく気になっていたんですがどうなったんですか?東南アジアのどっかにいるとかまでは教えていただけた気がするんですが
恵子さん
そうなのよ。国外に行った所で見えるものは見えるし何も変わらないんだけどもね。むしろ言葉もわからないし、言葉を使わないでの意思疎通を霊的なものとするのとかはすごく大変なのよ。だから基本的に私は海外からもってきたものとかの案件は引き受けてないのよ
確かに、恵子さんの受けるお仕事は全部日本語で対応してますね。映画や漫画みたいに会話はできないってやつですね
恵子さん
そうなるわね。よほど高い霊能力もってるなら大丈夫かもしれないけども、私達みたいのはその域には入れないわねえ
恵子さんでその域じゃないと言うとどれだけハイクラスなのかもわかりますね
恵子さん
ほかの言語とかはセンスとかそういうのになるんじゃないかしらねえ。すくなくともTさんが海外であの時よりもいい環境になるということはないと断言できるけども
言葉が通じないのは厳しいですよね
恵子さん
私は国内にいた方が誰かに助けを求めることができてよかったと思うんだけどもね
今はお元気なんですかね?
恵子さん
お元気というか、お元気な状態を作ってもらってるというか
お元気な状態
恵子さん
なんというか、今のTさんて霊能者としての価値とかは置いておいて、見えないとか聞こえないとかではないから普通の人とも違うわけでしょ?
ですね
恵子さん
そうなると、一部の人にはものすごく需要があるのよ。人間性とかは一切関係なく
どの層に需要があるのか、分かりませんがあまりいいものではない気がしますね
恵子さん
まあそれはね、国内でも同じなのよ。新興宗教とか、神おろしとかそういうのね。まだこっちは言語が伝わるからお互いに合意にしろ合意じゃないにしろお互いに意思は伝えられるのよ。最悪死ぬかもしれない状態とかは回避できるわけじゃない?
ですねえ
恵子さん
国内なら命くらいは無事か、いい思いをして短命かなくらいなんだけどもね。そういう儀式をする人らには非常に需要があるのよ。そういう存在としてそれを生業にしている家系とか血筋とかもあるくらいだもの
都市伝説って言葉が出る前に聞いたことがある感じの話ですね。あまり言えない仕事の人らが神様を呼んで未来を見てもらう。その時の依り代にする。その代わりに存命中はいい思いができるし、家族にも十分が対価が支払われるってやつですよね
恵子さん
脚色はされてるけどもそれに近いわね。神様もいい神様もいればそうじゃない神様もいる。でも一律に神様には変わらないし、むしろ普段阻害されている神様のほうが力を持っていることも珍しくはない。そういう所にはすごく需要があるのよ、ああいう体質は。もちろん一番求められるのは幼少から三十代くらいまでなんだけども、神様っていうのは雑食だからねえ
うわぁあ、うわあ
恵子さん
もちろん、そういう場合にも報酬はたっぷりとあるわよ。日本ていうのはそういう所がすごく手厚いからね。でも海外はそうはいかない
想像するのも怖いですねえ
恵子さん
それも私は知ってたから海外に行くのは悪手だわねえって思ったのよね。日本っていうのは自然神であろうと禍神であろうと、まったくこっちの意思を無視することは少ないのよ。それが神様としての気概であり矜持みたいなものなのよね。この国ならではっていったらそれまでなのかもしれないけどもそれがあるからこそ私たちみたいな存在も神様に対しての敬意を忘れてはいけないという部分もあるのよ
確かに西洋の神様とか神話読んでると日本の神様はなんというか、途中の評価とか結果がうまくいかなくても努力を認めてくれる部分が多い気はします。熱血属性というか
恵子さん
そんな感じね。一部には人間の生贄を求める神様もいるけれども、その場合にも無作為ではなく決まった神職とか家とかだし、生贄を出した家には多くの褒賞があったのよ。でもそれは海外ではどうなるかって言ったらそうじゃないのよね
と、いいますと?
恵子さん
文化圏が違うからこちらの倫理観とは違うわね。とくにTさんが今関与してるというか保護されてるっぽいのが宗教施設らしくて
うあわああああ
恵子さん
まあ、なんの伝手もないわけじゃなかったんだろうけども、よくない伝手だった感じよねえ。うまいこと日本に帰ってこれるといいんだけども。それで無くとも向こうってまだ普通に人身売買とかあるって聞くからねえ……どうなのかは私もわからないけれども
あるとは聞きますね。でないとドナーの数と希望する患者の数の臓器が合わないとかなんとかそんな話もありますし……でも、うーん、私もあちらの文化や風俗にくわしいわけではないんであれなんですけども、やばそうな神様とかやばそうな妖怪とか、鬼的な話は割と多い気がします
恵子さん
新興宗教っていくつかに分かれると思うのよ。自分が教祖になるパターンとか、偶像をご神体にするパターンとか。偶像も作り方次第というか、人工の神様よねえって最近ちょっと考えていて
都市伝説の両面宿儺に恵子さんも興味ありましたもんね
恵子さん
あれ自体は作り話だとは思うんだけれども、もとになった話はあると思うのよね。そうやって人工的な神様を作って祭り上げることで災厄や飢饉のときの心を一つにしたり神様にささげるという名目で間引きをしたりね……同じ偶像でも人をベースにした方がそういう信仰は集まりやすいと思わない?
仏像もありがたいですけども即身仏と聞くと”あんな大変な思いをして!!“とか確かに思いますね。生きたまま誰かのためにみんなのためにというか
恵子さん
いい方向だとそうなるわね。悪い方向で作られた人工の神様とかもあるわね。人にほかの人の腕を縫い付けてある程度の処理をしたものとか。あの両面宿儺のもとの話は人工的に作られた神様の一種なんじゃないかしらね
あのあたりの怖い話は創作でもOKっていうのがありますからね。でも、全くのゼロから話を作るのって大変だから何かしら元ネタはある気がするんですよ。もしかしたら本当の話も混ざってるかもしれないですし
恵子さん
そういうものを作ろうとする人はどの時代にもいるしどの国にもいるのよ。っ都市伝説や作り話でもよくあるでしょ?人の命や人の内臓とかを使ったものの効果は高いとかいう話が
あー……ですねえ、ゲームなんかでもそうですけどもそういう素材を使った武器とかは自分にもダメージやマイナス効果があるけども強力なものができますね
恵子さん
海外は割とそういう信仰がまだ根強いところが多いのよね。中でもある程度の霊能力があるならば価値はそれなりに高くなると思わない?

海外では日本よりも異形を信仰することが多く、神様の造形なども体は人間でも頭部が動物というものも多く存在します。
Tさんの滞在している東南アジアでもそれは同じであり、カルト的な教団も存在しています。
訳アリの外国人を匿ってくれたり保護したりしてくれる所には何かしらの見返りを求める部分が多いとも聞きます。
それがもしもそういった施設であれば大きな事故につながる可能性も高いということです。

寺院に保護された偽物霊能者、海外の神様は頼りにできる?

恵子さん
あくまで私も伝聞なのよ。Tさんが無事であればそれでいいし、できれば帰国した方が安全だと思うわよ。ただ、あそこまで自尊心が肥大化した人がいまさら普通の生活ができると思えないし、帰ってこない理由をいろいろと考えてみてるんだけども
はい
恵子さん
まあ、一番よくない予想としてだけどもね。ある程度見えないようにしてもらえる環境の中にいて、それなりに保護されてるなら帰ってこないとも思うのよ
ですねえ。見えない聞こえないに近くなれば日常生活も過ごしやすいでしょうし
恵子さん
でもそんな所に外国人をただで善意だけで匿ってくれると思う?
全く思いません。一部ではまだ普通に窃盗や追いはぎが起きてますし強奪とかも普通にあると思いますよ。特に日本人ってばれるとよくないってまだ結構聞きますよね
恵子さん
そうなのよ。そういったところで大事にされるというのはよほど価値がある、商品価値があるといった場合だと思うのよ
…………………
恵子さん
神様っていうのはその土地の人の気質もあるからね。それに案外雑食なのよ。肉であればなんでもいいって神様も多いわよ。日本の神様は割と食べるものにこだわりがあることが多いけども、世界的に見れば珍しいと思うわよ
そうなんですか?
恵子さん
選り好みして食べていればそれだけ瀕死になる確率が上がるからね。まして神様にとっては信仰も大事だから信仰と供物の両方が必要になる。だから日本にはいわゆる八百万の神様がいるという表現もあるし、神様だって寿命や信仰心がまったくなくなった場所ではなくなってしまう。そうやってある意味の新旧の交代もしているのよ
なるほど
恵子さん
でも、そうじゃない神様もいる。そういう神様は長く生きてるし知恵もついてくる。その知恵がいいものでも悪いものでもね。それは人間には関係のないものになるわね
あまり触れてはいけない部分になってきますね
恵子さん
ね。だから自国の神様にすがった方が私はいいと思うわよ
Tさん、無事に帰国できるといいですね……
恵子さん
自業自得はいえ、帰国できるすべがあるうちに帰国すべきだと私も思うわねえ……まあ、私がどう思ってもTさんには伝わらないし、それに
恵子さん
Tさんも相当恨みを買ってるからねえ……本当に、何がどうなるかってねえ怖いわよねえ……人の恨みって一番怖いのよ。霊的な存在よりも自然界の脅威よりも、生きてる人の気持ちが一番怖いわよ
無事に帰ってこれるといいですねえ
恵子さん
まあ、無事に帰ってこれるといいわねえ。私は手助けはしないけども
しないんですね(笑)
恵子さん
そこまで善人じゃないわよ。誰だってね。もしもKちゃんが何かしら困ってるなら私だって手を尽くすけどもそうじゃないような相手よ?まして面倒ごとをこっちによこそうとした存在を助けるほど私も人間ができてないからねえ

Tさんの海外での状況は表から見える分と実情は大きな差がありました。
実際に土着信仰や文化などで海外では今でも人間を使った儀式などが多く存在しています。
特に途上国では新興宗教での人間の供物なども珍しくはなく、行方不明の原因などになることも珍しくありません。
国内であればまだ言葉も通じますが海外であればそういった状態も少ないことから痛ましい事故などにもつながってしまうこともあります。

嘘の霊視で荒稼ぎした偽物霊能者、一番怖いものは

Tさん、どうなるんでしょうねえ
恵子さん
まあなんにしても栄養状態をよくするにはまだ時間がかかるんじゃない?こっちでの食事のなんだかんだの汚れを抜いてからあちらの食事であちらの味にするまではまだ時間もかかるだろうし。その間に何とか出国できるといいと思うんだけども。日本人のパスポートってすごくいい値段になるってきくからねえ
ですねえ……
恵子さん
今後もまあ、わかる部分は多分今度も聞かせてもらえるとは思うよね。どの世界にも一度かかわった人や一度恨んだ人を追いかけていく人っているから
……………………………
恵子さん
だからね、一番怖いのは人間なのよ。私も相談者さんとのトラブルは極力起こさないようにしてるもの
しみじみと怖いですねえ
恵子さん
Tさんも結構派手にやらかしてる部分があったみたいだからねえ。私に話が回ってくるまでに他県でも色々とやってきてるみたいだったし
遠征で稼ぐデリヘルみたいですね
恵子さん
よそで荒稼ぎして、よそでよくないものを起こしてしまって逃げてとか繰り返したらそれは確かに問題が出てくるのよ。霊的なものっていうのは自分でどうにかできないのは仕方ないけども、その際にも心配りをするべきだから
仮説ですけども、独自の新興宗教を立ち上げてその儀式に人を使ってより信仰を集めるとかですかね。ちょっと前にこれに似た事件を見てたんですけども。その時はアフリカの新興宗教でイギリスやドイツを巻き込んでまだ解決してない状態ってのを見てて
恵子さん
人を使った儀式って人の心をつかみやすいのよ。自分たちの神様はこんなにもすごい、こんなにもささげられる、たとえ贄が人間であってもっていう洗脳状態を作っていくのよ
国内でも人を使った儀式で摘発されたりしましたよね
恵子さん
そうなのよねえ。そうじゃないことでも神様との対話や心を通わせるというのはできないことはないと思うんだけどもパフォーマンスでそういうことして一気に信者を増やしていくとかは珍しくないからね。それは霊的な仕事をしてる人も同じ部分があるわよ。派手に展開していけばそれだけお金になる。でも自分のキャパ以上のものが来た際にも断れなくなる。私は表にあまり出さないのはこの部分よ。すべてをなんとかできることはないし、私ではないほうが適任だと思えばその人に案件を持ってもらうことも多いわ。代わりに同じように私に回ってくることもある。そういう部分ができなくなって大きなものに取り込まれたり自分が大変な状態になってしまうのよ
恵子さんも何回か断ってますもんね。私もその場にいたこともありますし
恵子さん
特に今はスマホとかでいろんな所に出ていけるからねえ。まあ、無事に帰ってこれるといいわねえ
またTさんの続報を聞けるといいんですが
恵子さん
生きてれば聞けると思うわよ。まあそれに関しては私がどうこうできる部分ではないから。見守りましょ、一緒に
ですねえ……私もまったく知らない人ではなくなってしまったので今後もTさんが無事であってくれることを願いますが、非常に厳しい状況な気はしますね
恵子さん
神様に嫌われたら帰ってこれるんじゃないかしらね
今回も貴重なお話をありがとうございました。続報の際にもよろしくお願いします

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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