テレビで起こった心霊体験から本物の霊能者が鑑定したこと

霊現象が消えてから。物語の結末

恵子さんが新しいお札を持っていくというので再び運転手としてOさんの旅館に向かいました。
旅館につけてからは最初にお札の交換を終わらせてからOさんのお話を聞くことになりました。

目次

夢が伝える心霊現象からの解放とテレビ番組のつながり

Oさん
実はあの後、不思議なことがありまして
恵子さん
何かありましたか?
Oさん
なんというか、あの後はお客さんの入りも時期があれなのに結構よかったんですね。それから少しして不思議な親子が宿に泊に来てくれたんです。なんというか、そこにいるのにいなというか。ただこんな古いところに来てくださるのでそれだけでもありがたいと思ってお部屋に案内させていただいたんですよ。そのお部屋がたまたま撮影に使われたお部屋だったんですけども。お部屋はこちらで割り振りさせていただいてるので選ぶことはできないんです。なので。本当に偶然だったんですが
恵子さん
ええ
Oさん
どのお客様にも私たちは同じように心を込めておもてなしさせていただくだけなんです。その方たちも食事や温泉なども楽しんでくださったらしく、すごく満足してくださってたんですよね
恵子さん
ご両親と女の子ですか?
Oさん
ですね。それでお布団の支度もさせていただいて、サービスでお酒を一本置かせていただいたんです。シーズンオフでもあるのでこちらからの気持ちとしてなんですけども
恵子さん
ええ
Oさん
で、私たちも就寝させていただいて翌朝はお見送りもさせていただいたんです。その日もほかのお客様のご予約もいただいていたので。で、それからしばらくしてその親子が夢の中に出てきたんですよ。とてもよくしてもらった、ほかの宿も同じ様に回っているものがいる。外から持ち込まれたよくないものは全部消すことができた。こちらもこれ以上もうあの人間たちに何かをすることはしない
恵子さん
あなたがあの人間たちに対して悪い感情を持っていない。それを我々も尊重しよう、ですか?
Oさん
そうです。恵子さんは先読みしますからね
恵子さん
山童の家族ですね。撮影に来た人たちがOさんの所もですがあちこちにちょっと失礼なことしていったので見に来たんでしょうね。山童だけでの話では見えない部分などもありますから
Oさん
女の子も、こんなにおいしいの食べたの久しぶりでとっても楽しかったって言ってくれて
恵子さん
幸を呼ぶ春先の山の精霊としての仕事をしにきたんでしょうね。Oさんのことはもちろんですがここは旅館街ですからほかも見に行った精霊たちがいたんでしょうね。山童たちはOさんが悲しんでいない、怒ってなということを確認して自分たちの怒りも収めることにしたんでしょうね
Oさん
そうだったんですね。ここは山間なのでたまにそういった不思議な方はとまりに来るんですけども、先代からもそういうものは同じように接していくことが大事だと教わっていたので……
恵子さん
それも嬉しかったみたいですね。ここはすぐ山ですからより近い存在としてそいう言った山の人や山童もきやすいんでしょう
Oさん
先代もたまにですが、テラス席にお茶とお菓子をおいてましたね。ここ数年封鎖してたんですけどもそろそろ開放してもいいかもしれませんね
恵子さん
山童は子供のようなものですからね。育ては山の人になりますが家族である間はまだまだ子供といわれています
Oさん
お父さんもお酒を楽しんでくださったみたいで
恵子さん
山の人がお酒を受け取ってくれたのなら今年は実りある年になりますよ。時々気にかけてお膳などを置いてもらえればそれにこたえてくれる豪胆な性質が多いですから
Oさん
私はそういったものと無縁だったんですけども、こんなこともあるんですねえ
恵子さん
けがの功名とも違うとは思いますが、そうやってそれぞれに宿の守り手が出てきたことで気脈なども活性化されたのもありますね。今年は忙しくなるかもしれませんよ
Oさん
ありがたいですねえ
恵子さん
もしその中にまたその親子が来たら温かくもてなしてあげてください
Oさん
ですねえ。また来たいって娘さんがお父さんにずっと言ってたので
恵子さん
家族でやってきたので本当に見に来たんでしょうね。ほかの旅館にもそういった不思議なお客さんが来てると思いますよ

Oさんと恵子さんが談笑してる間に風景を眺めていました。
いい景色を見ながらのコーヒーはとてもおいしく、川のせせらぎの音が本当に心をにしみていきます。

川の両端に旅館が並び、非日常的な空間を作り出してくれる・
この不思議な風景がずっと続いてくれればと考えてしまいます。

Oさん
ちょっと失礼しますね

Oさんが席を外し、訪ねてきた誰かと話している声が聞こえました。
Oさんの旅館だけではなくすべての旅館の背後はすぐ山壁になっており、自然の香りや自然音がしっかりとしているのも特徴です。

Oさん
失礼しました。ほかの旅館の方だったんですが聞いてみたらやはり同じようにいらした不思議な方がいたらしくて
恵子さん
今年はここ自体にいいことがありそうですね
Oさん
ずっと売り上げが時世で落ち込んでしまっているのでそうであればありがたいですねえ

霊能者がテレビで気になっていた有名人と掛け軸

恵子さん
掛け軸には何か不具合はありませんでしたか?
Oさん
いえ、何かおかしなことはなかったですが……なんというか、前よりも紙の状態がよくなったような気がするんですよ
恵子さん
そういったこともあるかもしれませんね。でも、いい方向に向かうみたいですね
Oさん
私もあれからあの人たちの出ている番組をみるようになったんですけども、本当に飾らなでうちに来てくださったんだなあって
恵子さん
ここでいろんなもの浄化されて、本当に気持ちよく過ごせたんでしょう。大事な仲間と一つの部屋で寝るまで話して、かけがえのない時間を共有できた。それはOさんの旅館の持つ力ですよ
Oさん
ありがとうございます
恵子さん
また何かあったら連絡いただければ
Oさん
はい、ありがとうございます。よろしかったらお土産にうちのお菓子ですけどももっていっていただければ
恵子さん
Kちゃんよかったじゃない。たまにここの喫茶が解放されてたら来てるみたいなのよ。よかったわねえ
ありがとうございます。遠慮なくいただかせていただきます~
Oさん
喫茶はいつでも入って大丈夫ですよ
お気持ちはありがたいんですが自分だけ、入るのは他のここに来てるコーヒーが好きな人に失礼なので解放されるときにお邪魔させていただきます。自分のほかにも入りたい人は結構いるので時々開放してもらえるとうれしいっす
Oさん
そうですねえ、じゃあできるだけはいれる日をつくりましょうね
恵子さん
この子はそういうところにこだわりがあるんですよ。じぶんだけそういった特別を受けたらほかの人が楽しめない。ここに来るまでが楽しいって人たちがここにきてお茶やコーヒーを楽しんでるのをこの子自身が体験してますからね
とてもいいお菓子をいただいてしまった
恵子さん
では私たちはこれで失礼いたしますね

前回剥がされていた千社札などもはりなおされ、川原石なども戻されていたのを確認して宿町をあとにしました。

本物の霊能者が感じ取った嘘のない空間

いい方向に向かってるみたいですねえ
恵子さん
山の人……山童の親にあたる存在ね。もともとOさんもOさんの前のお上さんも同じように営業してきてるんだけどもそこを踏み荒らしたと山童からいわれて心配しておりてきたんでしょうね。ほかの旅館も同じ感じだからどこもみんな心配してきたのね。家を守る家神と山の人たちが兼任してるというか……それだけこの空間は自然と密接なのよね。あの地震の時にもここはほとんど被害がなかったのよ
そういえば少ししてから来ましたけども普通にいつも通りの風景でしたね
恵子さん
山と隣接してるのにね。そういう守りを受けてるのよ
でもそれは今すぐにできたものではなく、ここに鉱山ができて旅館ができた時からの長い時間をかけてできたものなんですね
恵子さん
本当にどこも無事でよかったわ
本当に、日常の中にあるああいう不思議な空間って無くならないでほしいですね。私も気分転換やドライブで行くのが大好きなので。さすがに冬場はいけないですけども一回だけものすごい雪の時に行ったんですよ
恵子さん
珍しい
遠方から友人が来ていて。公衆浴場もまだ使えた時ですね。すごく寒くてここに来た時に、雪で不思議と暖かいんですよね。明かり雪に落ちてすごくきれいで湯冷めしないうちに帰ったんですよね。ただもう流石に雪の中来るのは怖いのであれですけどもバスとかでここまで来るなら雪を見なら一泊したらすごくよさそうですよねえ
恵子さん
もともとは地元の人の湯治場でもあるのよね。でもレトロな空間っていうものが好きな人ならばここはやっぱり楽しめる場所よね
ですねえ。また旅館の人たちが穏やかに接客できるといいですね
恵子さん
今度は大丈夫よ。しかし、山童だけが来るのは想定してたんだけども、家族で来るというのは本当に心配して降りてきたんでしょうね
普段は家族ではないんですか?
恵子さん
来ても母親の山の人と一緒なのよね。それを長である山の人もおりてきてる。そしてOさんもシーズンオフの時に来てくれと感謝の気持ちでお酒をだして、それを受け取っている。断ることのほうが多いんだけどもね。山の人自体はお酒がすごく好きだから、その気持ちを受け取って飲んでいったんでしょう。おそらく“ああ、うまいうまい”って
想像しやすいですね
恵子さん
今年はきっと忙しくなるわね、Oさんのところも他も
なんかいろんな気持ちがあったんですが、いい方向に行くならよかったなって
恵子さん
山の人たちのご加護っていうのはすごく温かいものなのよね。うちの神様も山の存在であるけれども、誠意と敬意をもって接するという事を忘れてはいけない部分を守るとこちらに対しての優しさも大きくしてくださるのよね
今度実家に行ったらお仏壇に手を合わせておきます。私には山のどうこうと言うのはないのでと言うか、どういたらいいのかも分かりませんからね
恵子さん
今回は本当に珍しいくらいにいい方向に行ってくれたわねえ。まあしばらくは山童たちが騒がしいかもしれないけれども

霊能者が受けた心霊体験相談が残した教訓とは

でももし、Oさんが違った選択をしてたらどうなったんですか?
恵子さん
ここまでの効果ではなかったかと思うわね。Oさんはどちらにしても被害者だったから。でもどんな相手にも同じように心を尽くしてくれるという部分を見たことで山童の意見もだけどもOさんたちのもっと多くの人に来てほしい、くつろいでほしいという願いを聞く方を選んだのね。山童も満足できる食事、山の人の奥さんも満足できる寝室と温泉。本当に親子でこんな風にしてもらえるとは思わなかったでしょう。山の人たち山童は人型であっても、人になりきれない部分があるのよ。でもOさんは外見がどうであれお客様としてもてなした。山の人にとっては何よりも嬉しいでしょう
恵子さんも除霊道具とかをそろえるときに山に入ると必ずお供えを置いてきますもんね
恵子さん
Oさんの出してくれたものはすべて山では自然にないものばかりだったのも嬉しかったんでしょうね。特に山童はお菓子がうれしくてテレビ局スタッフへの怒りも薄れたんでしょう。山童は長期間に怒りや毒素を抱えることでよくない精霊になってしまう。そうならなかったことも山の人として嬉しかったんでしょうね
普通の家族のようなこともするんですね
恵子さん
人ではないだけで同じように家庭を持つ存在っていうのは自分の家族を大事にしてもらえると嬉しいものでしょう
ですねえ
恵子さん
本当に時々だけどもこういう体験ができるのは、見える側にいてよかったと思うわね。山の人の気持ちを代わりにOさんに伝えることができたもの
同行させてもらってますけども、本当に時々こんな気持ちになれるってとてもうれしいですね
恵子さん
どうしてもあまりよくない感情の依頼が多いからね。本当にいい方向に向かってくれてよかったわ
ですねえ。今日は本当に同行させてくださってありがとうございます。お菓子もいただいてしまって。帰ったらゆっくりと食べさせていただきますね

この記事を書いた人

小さいころから占いに興味があって、色々と勉強しているうちにどんどん好きになり、皆さんにも占いの良さを知ってほしくて記事を書いています。

知り合いに占い師や霊能力者、お寺の住職がたくさんいるので、その方たちにインタビューして記事を書いています。

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