占いは古くから存在しており、歴史上の出来事や政治にも大きくかかわってきたほどの存在でもあります。
占いとしての霊視や預言的なものもですが、現在における気象予報士的なものや自然災害の対応なども占い師の役割だったといわれています。
現在では技術の発展で占い師に天候などを予想してもらう人はほとんどいません。
占いも多岐にわたるようになり対面式の占いだけではなく電話占いやラインのようなチャット形式を使ったチャット占いなどもあり、より身近に気軽に占いを楽しめるようになりました。
今回はM県で対面の占い師を長年やっている方に占いブームへの考えをインタビューさせていただきました。
今回は便宜上占い師さんをAさんとさせていただきます。
こんにちは、お久しぶりです~
Aさん
お久しぶりになるのかしらね?
今回は対面占いをずっとやっているAさんから見ての占いブームなどをどのように見ているのかをできるだけ本音でお聞きできればと思ってます
Aさん
間違いなくメジャーにしたのは細木数子さんだとは思うけども、メディア展開でバラエティーに占いを定着させたのはゲッダーズ飯田さんじゃないかしらね。細木数子さんは占いというよりも日々をどのように過ごすかが中心だったけども、ゲッダーズ飯田さんは鑑定結果からどのように現段階でできている未来を変えていくかとかの占い師の部分を強く出しているとは思うわね
ゲッダーズ飯田さんは確か、占い師の方から芸人よりも占い師になった方がいいといわれて転向したからゲッダーズというコンビ名をそのまま使っているんですよね
Aさん
占い師って生まれ持ってる霊感や霊能力が必要だと思われていたところに後天的に霊感とかではない独自の占いを展開しているのもあるのかちょっと困ったお客さんは表でやってるといるわね(Aさんはテナントの前や商店街などで不定期に占い場を展開しています)
酔っぱらいの辛味とかですか?占い師がいる~的な
Aさん
それは昔から一定数いるわね。その場合には軽く透視するとみんなちゃんと見てほしいってなるから問題はないわよ(Aさんは霊能系の占い師でもあります)
だと、困った感じはどんな感じですか?
Aさん
自分もゲッダーズ飯田さんみたいな占い師になりたいから占いを教えてくれとかいう人が多いのよね
簡単になれると思ってるんですかねえ……
Aさん
ゲッダーズ飯田さんが結構短期間で占い師になったように見えるから簡単になれるって考えてる人と、占いができる自分はみんなと違うって感じの人が多いわねえ。その中に本当に霊感や霊能力があるなら私も勧めるんだけども基本的に霊能力のある人って占い師になりたいって思わないもの
たしかに普通に暮らしたいって方が多い気はしますね
Aさん
私は普通の仕事ができないレベルだったから占い師に落ち着いたけども占い師が向いているのか霊媒や除霊が向いているのか、降霊が向いているのかとか違ってくるからねえ
向いてないジャンルをやるのは大変な気がしますねえ
Aさん
まして対面でこうして対話と霊視を同時にするのは慣れもすごく必要なのよね。判断する能力も必要だし過去の事例との照らし合わせをどこまで瞬時にできるのかとかもある。対面で私みたいに個人でやるのか、占い系の会社に所属するのかでも違ってくる。そのあたりを考えてもあんまりお勧めでもないのもあるけれども
ゲッダーズ飯田さんはお弟子さんも霊感とかではなく元モデルさんとかの方ですよね
Aさん
それもあるのよね。今の人たちってみんなスマホである程度調べてるのもあるのよね。ただ、ある程度だからいい所しか見えないっていうのが実情なのよっ
確かに表面の情報ってつかみやすいですけども、もっと深い部分となるとなかなかたどり着けないのはありますね。簡単にわかる部分だけではなく大変な部分とかはちょっと検索を深くしないと出てきませんし
Aさん
だから割と簡単に占い師になれるかも!!みたいに話をする人がいるんだけどもそういう人はほかの人と違う自分になりたいのが中心ねえ
最近だとSNSとかで個人の霊感占いをやってる人も多いですね
Aさん
占いってやりとりなのよね。なので3000円なら3000円分の結果を出すことが求められる。私なんかはこの先は追加料金がかかりますがどうしますか?と聞いているけども、大体の方はこちらの指定する額での鑑定になるわね。その分必ずプラスの結果が生まれるようになる人がほとんどだし、離婚とかにしても相手の有責をおさえるためにはどこで何をしたらいいのかを予知と未来視で見ればいい。でもそういうものは私の疲労や疲弊にもつながる。最終的には私もいただいた金額で自分のケアをすることが中心になってしまうからね。でもそれが占いの基本なのよ。自分の中の何かを削って相手の未来を見ていく。見えない人には見える部分だけだとこれくらいの追加になりますと話もするし金額のほうが多いときには他に聞きたいものや知りたいものがないのかを聞いて金額に対しての過不足をゼロにしてるわ
私もAさんにそれを聞いてから雑誌の占いが当たったり当たらなかったりの理由にすごく納得しましたもの
Aさん
占い師も最終的にはそういう形になってくるのね。大部分に対するものではなく一対一になってくる。大きな災厄とかも見えるだろって言われるけどもわかるのは私にはせいぜい数時間前ね。それも何かしらの対価があればいえるけどもそうじゃないこともある。地震なんかも霊視や未来視ができるならわかるだろうって言われるけども、数日間の漠然とした不安と当日に“今日はここにいてはいけない”という確信になることの方が多いのよね。ほかの人がどうかはわからないけどもあの日も(東日本大震災当日)自分が伝えられる人には伝えてその人から聞いた人はその場を離れることができた。全員にどうこうというものはできるとしたらそれこそ神の子とかそういう存在になるわよ
何度かそれは私も拝見してますね。ここまでならいえるけどもここからは結構な額になるのでこれだけ守ってって
Aさん
ここまでなら大丈夫かなという線引きもやっていくうちに覚えていくものなのよね。それを間違えると自分にダメージが来るようにできている。だから未来なんて見えないほうが生きていくのはいいと思うのよ。でも見えることで未来を変えることができる。それに対する対価は必要というだけなのよね
こういった目に見えないものが与える恐怖が起きるときやいわゆる世紀末周辺というのは占いや霊的なものがすごく取り上げられますよね。オカルトブームというか。最近もまた新興宗教やカルト宗教の解説とか増えてますし
Aさん
そういったものに対する訂正とかも必要になるから、みんながみんなゲッダーズ飯田さんにはなれないのよね。ゲッダーズ飯田さんも四柱推命に生命学とか命数とかを組み合わせてそこに従来の星占いや姓名判断も加えてる。十分な勉強と努力よね。メディア展開をしていないときは対面での鑑定もしてる。常に占いや鑑定、人と接するという環境を作りながら過ごしているから情報が常にアップデートされてるのよね
分析型の占いは時代によっても答えは変わってくる気はしますね
Aさん
私たちはあくまで見えているものを伝えて、その人がその未来を変えたいならばどうしたらいいのかを一種特殊な眼鏡でみてるようなものなのよね。だからこの眼鏡がない人や眼鏡が不要だという人には占いは必要がない。でも、いつ何時眼鏡が必要になるかもしれないってところからしら
Aさんは割と軒先というか路面店式で鑑定してますよね。厄介ない人に遭遇す率が多い気はするんですが……
Aさん
面と向かってこいつは絶対に当たらない。俺の方が当たるとか言ってくる人はいるわね(笑)
(笑)
Aさん
でもそういうときはねあえてその人しか知らないことをさらというだけでいいのよ。それだけで酔いはさめるわよ。そのままきちんとした正規料金で見てくれって人がほとんどね
ですよねえ……霊感とか霊視の人に何どか会ってますがAさんは本当に当ててくるので
Aさん
昔は私も少しの間だけど占いの館みたいな所にいたことはあるのよ。でもああいった所って人探し、なくしもの、生き死に、ギャンブルは答えてはいけないのね。でも聞きに来る人のほとんどがその中のどれかの答えを求めてることが多い。子供さんを連れ去った元奥さんの行方とかね
ほしい答えですよねえ。禁止事項が
Aさん
的中率もだけどもどこまで見えるとかも個人差があるからね。それがあるから禁止事項をつくってるのもるわねえ。対面の占いって基本的にいかさまができない部分が多いから。だからと言って全員が霊感で見てるわけじゃないし、すごくリーディングが上手で指名を多くとってる人もいたもの。ああいった場所で仕事ができるだけでもだいぶ特殊だと思うわよ。面と向かって嘘をつけるかってなればそれはもう自分との戦いになってくるでしょ
ですねえ。対面でまったく不信がられずに嘘がつけるかってなれば難しいですし
Aさん
なのであの場所にいるだけでもある程度の平均値はクリアしてると思うのよね。路面とかもっと実力主義になるし。生き残っていけるというのは何らかの特殊スキルがあると思っていいんじゃないかしらね
一対一でも確かにそうですよね。一対一の場合って結構しっかりとした会話と視線も合わせることが多いと思うんです
Aさん
一対一の仕事ってその仕事を長くしてる人は基本的にスキルが高いことが多いでしょ。対面の占いって接客業として考えてもいいんじゃないかしら
近いものはあるかもしれないですね
Aさん
でも接客とかって誰もができるわけではない。その部分を知らないで”占い師になりたいです!!“って人には難しいのよね。ゲッダーズ飯田さんはもともとお笑い芸人さんだから接客や会話スキルが高いのよね。基礎がもう違ってくるというか
たしかに会話やどうやって関係を作っていくかは最初からはなかなかできないですね。話好きだからと言って接客ができるというわけではないですし。接客となると相手を中心とした対話関係を作らなきゃいけないですからね。慣れとかはすごく大事ですし相手の気持ちをどこまで瞬間的に察して理解していくかとかも大事にですし
Aさん
あなたは接客がながかったからね。そういう接客と霊視や分析をやっていくのは対面でもなかなか大変なのよ
その場その場での機転が利かないと厳しそうですよね
Aさん
対面の占いはそれをすべての相談者でやらなきゃいけないのよね。ゲッダーズ飯田さんができるからと言って霊感がなくても誰もできるということはないのよね。私はまだそういった適任の方には出会って無いけれども、野生の占い師みたいな存在になれる人は確実にいるのよ。何かのきっかけで急に霊感に目覚める方もいる。相談してみて自分に合っていると思える人であればその人は的中率に関係なくその人にとっていい占い師だと思うもの。どれだけ霊視がしっかりできても自分にとって苦手だと思う人には相談できないいこともでてくるもの。そういったものが対面であれば初見のときに感じるならほかの占い師に行くべきだと思うわね。相性ってすごく大事なものだから。その言葉を受け止められるかどうかってその相性が大きいもの。最初から苦手だと思ったけどもあとからすごくよく思ったということも多々あるけども、何かしらの不安を感じる。怖い、とかだったら避けてもいいと思う。それで数日置いてみてまだ気になるなら今度はもう少し気持ちが変わっていたらその占い師に相談したらいいのよ。数日たっても恐怖や不安があるならほかの人のほうがいい。またその人と縁があるならばタイミングが合うときがでてくるから
その辺は電話占いだと最初の1分で声が合わない、話し方が合わないとかだと切っていいとか料金が初回10分無料とかで確認してくださいとかになりますね
Aさん
それで即時に判断できればいいけれどもできない人にとってはなかなかね。そういった部分も含めて一度は対面の占いを受けてみるのもいいのよ。だと、その時の対面がみにつきやすくなるもの
たしかに。まったく占いを受けたことのない人とりは一度体験すると全然違いますよね
Aさん
実際に受けてみて自分がやるならばどうなのかとかをその占い師に聞いてみてもいいと思うのよね。私はそうやって何人かから“簡単じゃないですねえ”って言われたわね。
テレビとかで占いがメジャーにまた返り咲いて、ましてその時期にコロナが重なったでしょ。お手軽に副業でできそう、霊感なんかなくてもできそう、自宅でも簡単にできそうという部分でやりたいって人も多いのはわかるのよね。在宅で生活できるようにするのが大変なのはあなたも知ってるところよね
テレビとかで占いがメジャーにまた返り咲いて、ましてその時期にコロナが重なったでしょ。お手軽に副業でできそう、霊感なんかなくてもできそう、自宅でも簡単にできそうという部分でやりたいって人も多いのはわかるのよね。在宅で生活できるようにするのが大変なのはあなたも知ってるところよね
ですね。ありがたいことに何とかなってることが多いですがそれは本当に環境とか仕事先の方のおかげなので
Aさん
その気持ちはすごく大事ね。簡単に在宅で稼げますって仕事はなかなかないし、それは対面の占いも同じなんだけれどもね。あきらめずに地固めしていくことでゲッダーズ飯田さんとは違った占い師になれる人もいると思うのよね
ゲッダーズ飯田さんって本当に特殊ですよね。お弟子さんも特殊ですし。ああいったパターンってほとんどないと思うんですよね
Aさん
特殊パターンで成功してしまった人がゲッダーズ飯田さんのほかにも島田秀平さんとかもそうでしょ?
最近は吉本が芸人の占い師を多く作る活動をしてるみたいですしね
Aさん
そういう特殊パターンが当たり前だと思える人がまだまだ多いのよね。スマホがあるから余計にいい条件やいい仕事だけがあるように見える。でも実際には吉本ならば分母が大きいから分子である成功者も多くなっていく。これが誰でもなれるになってしまうのは人間としての成長期を逃したり未熟なまま大人になってしまう可能性もあるのよ
たしかにそれはありますね。SNSとかで事件を起こすかなってこう、いい方はわるいんですけども幼いというか……
Aさん
幼いままに占い師にはなれないからね。占い師って若い人でも悟りを開いてる感じの人が多いのも納得できるでしょ
ですね。言葉の選び方すごいですよね
Aさん
占いはすべての人に必要なものはないっていうのは頭に入れててほしいわね。まずは一度対面を体験してほしいというのが現場の人間の考えになるわね。あとは何でもかんでもSNSに乗せるのは占い師とのトラブルにもなるのでやめてほしいわね(笑)
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